熊蛇
新章スタート!
「しらないあおぞらだ。」
天井すら存在し無かったよ!!
、、、何でこんなところにいるんだっけ?
訓練の体験をして、お風呂入って、部屋へと移動 してから、、、ッ!!
「あしは!?」
、、、あれ?有る?
う~ん?どうなってんの?、、、こっちの世界の人って寝たら切られた手足生えてくるの?、、、うん、無いな。となると、、、誰かが回復魔法をかけてった?これも無い。メリットが存在し無いもん。
とりあえず自分の状況を理解するために、周りを見回す。そこには鬱蒼とした森が広がっていた。
気持ちのよい木漏れ日が降り注ぎ、どこかから小鳥のさえずりが聞こえる。鼻をくすぐる鉄の匂い。そして、森の一角を真っ赤に染め上げるおびただしい量の死体が、ほどよい死を感じさせる。
、、、マジで何なの?これ?あっ歯形が残ってる。、、、私の歯形にぴったり!昨日の寝相、悪かったかなぁ~どんな寝相だよ!!
ヤバい心の中での独り言が増えてる!!確か独り言は心の危険信号だって何かで言ってた気がする!
、、、はぁ。誤魔化すのはやめにしよう。正直今すごく落ち込んでる。姿が変わり、性格が変わり、すっかり別人になっても、なお仲間になれなかった。
何が悪かった?
何がいけなかった?
いくら考えても答えの出ない問を繰り返す。何度も何度も
どれ位たっただろうか?いつまでもこうしてボーッとしているわけにはいかない。喉が乾いた。お腹が空いた。食べ物は、選り好みさえしなければそこら辺の死体で数日は持つだろう。問題は水だ。
確か、人間は食べ物を食べなかったら7日、水を飲まなかったら3日で死ぬはず。試したこと無いけど。気絶した時は真夜中で、今は太陽が真上にあるから少なくとも12時間はたっているはず。タイムリミットまで最長で後60時間。それまでに水場を確保するか雨水溜めるかして水を確保しなければならない。
、、、私、人間じゃない!
あれれ?私に人間の常識って当てはまるの?寝ながら生肉ハムハムしたみたいだけどお腹壊してないよ?っと言うか戦闘しても起きなかったよ?あれれ?
、、、うん!考えないようにしよう!
ネコミミ(正確にはトラミミ)を出し、耳を澄ます。
ふむふむ。こっちから水の音がする!私は音に向かって駆け出した!
ある~ひ もりのなか くまさ~んに であぁた かわぁの~なかぁで~ くまさ~んにであぁた~
(グガァァァァァ)
キャァァァァァっと心の中で絶叫しながら反対方向へと走る。
ギョ!着いてくるし!逃げろーーー!!
(ドン)
キャッ!ほどなくして何かにぶつかった。
、、、
ヘビさんヘビさんこんにちは!
(シャァァァァァ)
キャァァァァァっと心の中で絶叫しながら反対方向へと走、、、れない!!クマさんが居る!!
前に全長10メートルはありそうなほど巨大な大蛇。後ろに体長5メートルは優に越しているであろう大熊。積んだね!これ!
実に短い人生、いや、トラ生だった、、、
、、、お~い。何で私無視して見つめ合ってんの?何で私放置されてんの?ん?黙ってろ?いや、ここまで追いかけておいてその扱いは酷くないですか?、、、はい!黙ってます!サー!
私を放置してヘビVSクマの戦いが始まった。
、、、私帰るよ?いいの?あっはい誰も私に興味無いのね?んじゃお先に帰らせていただきま~す。さようなら。グスン、、、
無事にピンチをのりきったのになぜか釈然としない気持ちになりましたとさ。チャンチャン。




