第23話 魔術ランク
鑑定で自分のステータスを確認する。
魔法使い Lv1
HP 122/122
MP ∞/∞
筋力 48
防御 33
魔防 63
敏捷 40
器用 81
知力 105
幸運 56
【職業スキル】
魔術 Rank C
「よしっ!思った通りだ!!」
ステータスと魔術ランクはそのままで、レベルだけが1になっている。
魔法使いの職業ボードは、まだ9枚も残っている。ガンガン使ってレベルを上げていけるぞ!!
俺は青黒い地面から這い出してくる魔物を狩りまくっていった!
魔物が複数で向かってきても“土魔法”で相手の足を地面に引きずり込み、動けなくなったところに“火魔法”で止めを刺した。
以前とは違い力のコントロールができているので、他の物は燃やさずに魔物だけを焼き尽くした。
“水魔法”もイメージすると、拳大の氷の礫にすることができ、相手にぶつけると当たった箇所が凍り始め、動きを阻害していた。‥‥‥これは、かなり使えるんじゃないか?
思いのほか近づいてきた魔物には、おもいっきり裏拳を叩き込んだ。予想以上に魔物が吹っ飛んでいく。
職業が“魔法使い”なので力のステータスは高くないが【スキル】の補正で半端じゃなく強くなっている。
‥‥‥‥それにしてもゾンビを直接触るのは、なんか嫌だな。
そんなことをしていると思ったより、レベルの上がり方が早いことに気付いた。前回の倍くらいの早さだ。ひょっとして一度、カンストすると2度目以降は成長が早くなるのかな?
3日ほどでカンストできた。職業ランク変化はこうなる。
魔法使い Lv99
【職業スキル】
魔術 Rank C → Rank B
獲得“魔法” 風魔法(Ⅰ)×2 土魔法(Ⅰ)
魔術ランクは“B”までいった。ひょっとしたら3回目はもっと成長が早くなるかもしれないと思い3度目の“魔法使い”に挑戦した‥‥‥しかし。
「成長速度は前回と同じくらいだな‥‥‥たぶん、これ以上は早くならないんだろう」
4日ほどでカンストした。魔術ランクは――
魔法使い Lv99
【職業スキル】
魔術 Rank B → Rank A
獲得“魔法” 火魔法(Ⅰ)水魔法(Ⅰ)風魔法(Ⅰ)
土魔法(Ⅰ)
魔術ランクは“A”になった。ここまで来ると魔法はかなり扱いやすくなり、狙った所に撃って思い通りにコントロールできる。
今までは大きな力の塊を相手にぶつける感覚だったが今は当てる力の強弱や形などを自由自在に扱える感じだ。
“魔法使い”はとりあえずこれぐらいでいいかな。
亜空間から職業ボードを取り出し、中から一枚を選ぶ。
「次はコレだな!」
表面をタップし、ステータスを確認した。




