4話
お掃除について
リーフシード家は、ある決まった時間から私を除いて無人になる。
長女と次女のイザベラ、カーミラの二人は花嫁修業と称して、この家の裕福ではない家計から無理矢理捻出したお金で、中級階層の適齢期の女の子が通う学校焚きに、ほぼ毎日出掛けている。
長男のジョージは、見習いの騎士として父親について領主様の館に行っているし、母親も家計の足しにと働きに出ている。
まぁ、私は本来は母親がやるべき全ての家事をやらされているのだが、ご存じの通り、ご近所の皆様に可愛がってもらえているので、痩せる暇もなく毎日こなせている。
他力本願? それがどうした、使えるものは使うだけだ、私が生きていく為には仕方ない。
私はそう割り切って、とりあえず箒でごみを掃いていく。気分はやっぱりシンデレラだが、シンデレラは太ってない。
まぁ、美少女(笑)なのは合っているので許してください。なんてね笑
「アツミちゃーん! 美味しいご飯持ってきたわよー! 冷めない内に食べちゃいなさい!」
「あ、はーい!」
ふんふん鼻唄を歌いながら陽気に掃除していれば、ご近所の方がいい匂いをさせてやってきた。
私が駆けつけると玄関にはニコニコ笑顔のご近所の奥様方がいて、私に山のようにご飯を押し付けると、私の代わりに掃除をし始めた。
私は奥様方に家から出された為、仕方なくご飯を持って近くのちょっとしたスペースに向かうと、満面の笑みを浮かべつつ、食べはじめた。
太っちゃうねー、けど、美味しいんだねー、と、ご飯をもひもひ食べつつ、内心で太ると焦る。
けど、美味しい。日本では出会うことのない食材だからこそ、食べるスピードは止まらない!
気がつけばご飯を食べ終わり、奥様方から掃除は終わったよ、と声をかけられてしまう。
全力で甘やかされて、自称シンデレラのアツミさんの脂肪は守られているのだ。
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かなり間隔空きましたが、次話の投稿できました
説明オンリーでごめんなさい
蛇神様はまだまだ先です




