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お茶会 -新たな未来を求めて 第二章前半部-

周「そういうわけで、オレ達は姉弟妹きょうだい間の絆を深めたってわけだ。あの後は色々と大変だったよな」


音姫「そうだね。三人仲良く風邪を引いて、三人仲良く布団に入って笑いあっていたよね」


周「その中でこっぴどくしかられたよな」


音姫「そうそう。真剣をダメにしたのもそうだけど、姉弟妹きょうだい喧嘩についてたくさんしかられたよね」


冬華「真剣をダメにしたのよりも姉弟妹きょうだい喧嘩の方になるのね」


琴美「考えられないことじゃないわね。音姫の親はある意味すごいから」


音姫「うっ、それを言われるとちょっとね」


周「おかしな人選手権に出たらいい順位に食い込むくらいにな」


音姫「弟くんの親でもあるんだよ! まあ、変な人ってのは否定出来ないから頷くしかないかな」


都「一度会ってみたいものですね。そのおかしな人に」


琴美「あなたもおかしな人に入ってるわよ」


アリエ「ベリエちゃん、前のお菓子を取って」


ベリエ「いいけど、太るわよ」


アリエ「周お兄ちゃんってぽっちゃりした人が好きだよね?」


周「ちょっと待て。そんな情報はどこからやってきた?」


アリエ「周お兄ちゃんの口から」


ベリエ「やっぱり大きい方がいいんだ」


七葉「でもさ、周兄に好意を寄せているのって基本的に貧乳だよね」


琴美「人のことは言えないくせに」


リース「第76移動隊は残念な人が多い」


七葉「残念な人筆頭に言われたくないよ!!」


周「お前ら何の話をしているんだ」


音姫「私達の話はどこに消えたのかな?」


光「うちはちゃんと聞いてたで。まあ、海道が立ち直ったのはそういう理由やってんな」


周「立ち直ったというか、由姫や音姉がいたからだよ。由姫がいたからオレと同じ立場の人を見つけられた。由姫が構ってくれたから由姫を守ろうと思った。音姉が守ろうとしてくれたから強くなろうとした。本当に、二人のおかげだな」


冬華「一つ気になったんだけど、音姫はどうして周に恋しないの?」


音姫「うーん。初恋は弟くんなんだけどね、弟くんって恋人というよりも可愛い弟だったから」


光「近くにいたら恋は芽生えにくいって言うしな。いとことか幼なじみとか」


孝治「光は昔、し」


光「チェストーッ!!」


七葉「うわ、天井と床を五回バウンドしたよ」


冬華「天井が壊れないことが驚きね」


琴美「孝治のことは心配しないのね。まあ、違和感ないけど」


孝治「そこまで言われたくないか。まあ、いいけど」


音姫「孝治君、スルメ食べながら酒瓶に入った水を飲むのは止めようね」


孝治「大丈夫だ。日本酒だ」


周「余計にアウトだバカ野郎。酒を飲むなら外国で飲めって言っているだろ」


メグ「ここって日本ですよね?」


都「日本ですよ?」


琴美「都、そういう疑問じゃないから」


エレノア「お酒くらい、いつも浴びるほどのんでいるけど?」


孝治「俺には負けるさ」


メグ「ここって日本ですよね?」


都「日本ですよ?」


琴美「都は天然だから気にしないでいいわ。まあ、ここにいる大半は合法的にお酒を飲んだことがあるから。私や都、音姫にエレノアはよく飲みに行くし」


音姫「そうそう。誰が一番飲めるかって勝負はよくやったよね。これから飲みに行かない? 訓練はもう無いし」


琴美「いいわね。軽く飲みましょう。都やエレノアはどうする?」


都「行きます」


エレノア「うーん。今日はパスで。また、今度飲みに行こう」


周「お前らな、一応はここにいる面々をわかって会話しているよな?」


鈴「あはは。楽しそうだからいいと思います」


リリーナ「楽しければいいってものじゃないけどね。みんなで仲良くお酒を飲みに行きたいな」


周「後三年か四年待てば全員で行けるさ。その時に盛大に騒げばいい」


メグ「あの、話を戻すんですけど、悪魔憑きの祓い方ってどうするんですか? 周からの話だったら詳しくわからなかったというか」


音姫「それは簡単だよ。悪魔憑きの原因を払うだけ。私の場合は私だけ訓練なのに由姫ちゃんだけズルいってことだったから。結局、みんな大変だったってわかって勝手にね」


冬華「まあ、原因がわかっていれば簡単に祓えるってわけよ。あら、由姫達が戻ってきたわね」


周「ボロボロだな。まあ、何かあったかは大体わかるけど」


音姫「ふふっ、そうだね。弟くん」


周「ん? 何だ?」


音姫「ありがとね」


周「何が何だかわからないんだか」


音姫「ともかく、ありがとう!」

これで一区切りです。次の予定はthe originの主人公である京夜について書くつもりです。

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