お茶会 -新たな未来を求めて 第二章前半部-
またまたセリフのみのパートです。話と話の間にこういうのがあるのではなく、ただ単に気まぐれで書いているだけです。
音姫「ストップ。由姫ちゃん」
由姫「何ですか?」
音姫「そんな話、聞いてないよ」
光「うちは白百合家に言ってから放心というか何というか。ともかく、死にかけって感じって聞いていたけど」
音姫「私ってその前に出会っていたの?」
ベリエ「そっちなんだ」
琴美「子供の頃だから記憶力がザルだとは言えないわね」
アリエ「言っちゃダメだよ」
亜紗『確かに私もその頃は曖昧』
楓「周君との記憶は?」
亜紗『忘れるわけがない』
由姫「姉さん。あの時の私が見ず知らずの男の子に懐くわけがないじゃないですか」
アル・アジフ「そういうものかの?」
鈴「アル・アジフさんは少し違うから」
リリーナ「私だって最初は悠人の事が怖かったし」
音姫「言われてみれば。でも、一方的に由姫ちゃんが関わっていなかった?」
由姫「確かに兄さんは家では私との関わりすらも拒絶していましたよ。でも、私は優しい兄さんを知っていましたから」
都「そう考えると話は合ってきますよね。それにしても、周様はその頃から大人びた言葉だったんですね」
由姫「正しいかはわかりませんけど海道家だから以外に何かある気がします」
ベリエ「昔からあいつはそうだったけど」
都「それが天才というものでしょうか」
琴美「あなたも天才の一人ってのを自覚しましょうね」
七葉「天才で天然ってこんなにも厄介なんだね」
リリーナ「気にしたら負けじゃないかな?」
鈴「気にしようよ」
由姫「まあ、そんなこんなで兄さんが家に来たんですけど、それからの話は皆さんも知っていると思います」
冬華「死にかけって光が言っていたじゃない。まあ、『赤のクリスマス』最大の地獄だったニューヨークにいてよく精神が壊れなかったわね」
光「私も壊れていないけど」
楓「光は感覚が狂っているだけ」
七葉「そういう楓さんも狂ってないよね」
楓「私はただ単に気絶していただけ」
メグ「そんなに酷かったんですか? 同時の事は全く記憶になくて」
鈴「私も、かな」
アル・アジフ「そもそも、ここにいる面々の大半は覚えておらんじゃろ。音姫、都、琴美はどうじゃ?」
琴美「家にテレビが無かったから」
音姫「訓練ばかりで」
アル・アジフ「お主らに聞いた我がバカじゃった。都はどうじゃ?」
都「私ですか? えっと、瓦礫の街の映像しか覚えていません。いくら箱入り娘に育てられていても、同時のことはかなり忘れていますから」
メグ「瓦礫の街か。教科書に乗っているような?」
アル・アジフ「あれはまだマシじゃな。我も救出作業のためにニューヨークには入ったが、悲惨では表せないほどの状況じゃったからな。まともな状況でも無かった」
音姫「そういう話はよく聞くよね。ニューヨークに入った救出部隊の半分は朝に食べたものを吐き、残り半分は気絶したって」
アル・アジフ「そうじゃな。かく言う我も吐いた一人じゃ。戦場よりも遥かに酷い光景に思わずの。あんな光景の中で最も長くいた周はよく精神が崩壊しなかったものじゃ」
リース「お茶、おかわり」
都「はい、どうぞ」
リース「ありがとう」
リリーナ「若干、空気を読まない人がいるんだけど」
七葉「気にしたら負けだよね」
由姫「負けという次元じゃありませんから。でも、私はその時はそんなことを知らずに兄さんにべったりでしたから」
音姫「そうだよね。今もべったりだけど今まで以上にべったりだったよね」
亜紗『今まで以上? 布団の中に潜り込む以上にすごいことが?』
音姫「トイレの中まで一緒だったよね?」
由姫「姉さん! それば誤解を招きます!」
都「つまり、事実なのですね。断章」
琴美「神剣を取り出さないの。まあ、無気力っぽいみたいだし世話をしたと考えれば」
音姫「弟くんはそういうのは出来たよ」
亜紗『変態』
都「変態ですね」
アル・アジフ「変態じゃな」
由姫「そういうことじゃなくて!」
琴美「三人の反応が凄く早かったわね」
冬華「息も合ってたし」
鈴「ちょっと羨ましいな」
リリーナ「さすがにそれはどん引きだけど」
鈴「そそそ、そういう意味じゃなくて、仲が良さそうでいいなって」
七葉「本音は?」
鈴「言えるわけないよ~」
リース「落ち着いて」
鈴「あ、ありがとうございます、リースさん」
リース「ん、自白剤入りだから」
鈴「そんなもの飲めません!」
冬華「自白剤ってあったかしら」
アル・アジフ「竜言語魔法によって作られた特性のものがの」
冬華「佐野専用ということね」
リース「浮気が一発でわかる」
七葉「浮気するような人じゃないよね?」
リリーナ「どうせ会話をしただけで一発アウトなんだよ」
メグ「これがDV」
楓「間違ってはいないよね」
光「DV? DVD?」
楓「理解してないんだ」
リリーナ「ドメスティックアニマルだっけ?」
鈴「AじゃなくてVだよ!」
アル・アジフ「確かにあやつに対するリースの扱いは家畜じゃが」
冬華「間違っていないのが怖いわね」
琴美「家畜というより岩が正しくない?」
メグ「ところで、由姫はどうして周のトイレに」
由姫「忘れ去られたと思っていたのに。えっと、兄さんに連れられて」
音姫「異議あり!」
由姫「事実です! そもそも姉さんの行動が理由なんですから!」
音姫「そうだっけ!」
由姫「姉さんが兄さんを威嚇するから?」
亜紗『威嚇?』
音姫「そう言えばそうだったね。ごめんごめん」
都「どういうことですか?」
音姫「うん。あれはね、弟くんが家に来てから一週間後くらいだったかな」
次は音姫が周を弟として見るのかの理由です。