第十章 嘉苗合流
今ターミネーター3見てます。TVで・・・
すごいですね、ターミネーター。最強じゃないですか。
・・・でもあれが敵として戦わなきゃいけないとなったら最悪ですね...
次の日。朝食を済ませて修理の続きをしようとして外に出た時・・・。
ごおごおと風を切る音とともに赤い空から黒い影が下りて来る。
「何だ・・・あれ?」
「あ、あれは・・・!」
「龍輝さんあれ知ってるんですか?」
「知ってるも何も、あれは宇宙研究所の機体、SR122-senkohⅡ(エスアールイチニイニイ―閃光ツー)だ」
「ええっ!?」
「どうしてここに?」
「わからない・・・でもこれは助かるぞ。いろいろな意味で」
閃光Ⅱは閃光のすぐ近くに着陸した。閃光Ⅱの扉が開く。誰が乗ってるんだ?人が降りてくる。
「おぉ、生きてたか」
「幸志(こうじ)?」
「正解!あぁあと、もう一人いるよ。波留希くんと蹴夜くんが一番よく知ってる人」
幸志と呼ばれた男が言う。え?・・・俺たちが一番よく知ってる人?
「おはよう、波留希、蹴夜」
え、・・・まさか・・・
「嘉・・苗・・・?」
そう言うと、こくりとうなずく。なんでここにいいるんだ?もといた過去に帰ったんじゃ・・・?
「ごめん、あの別れた後すごい不安になっちゃって・・・。研究所の所長に無理言って来ちゃった」
・・・別れた後のこと_
「じゃぁ、これから嘉苗さんを過去に帰すから。そこに立ってて」
「はい」
私はもうこれで帰るんだ・・・もうここに帰って来ることはないんだ...そう考えたら急に不安が過った。ここに帰って来れないってことはもしかしたらもう波留希達に会えないかもしれない。今までみたいにキャッチボールできなくなるかもしれない。・・・波留希と蹴夜に会いたい!そういう思いが湧いてきた。
「そろそろ始めるよ」
と瞬司さんが言う。
ダメ・・・!
「待ってください」
「え!?」
光り始めていた機械がゆっくりと停止する。
「どうしたの?忘れ物でもした?」
瞬司さんが驚いて訪ねてくる。
「いえ、そうじゃなくて・・・」
瞬司さんがどうしたの?という目で見てくる。今言わなきゃ!
「やっぱり波留希と蹴夜と一緒にUFOを追いたいです」
「ええ!?そんな、いまさら・・・もう二人とも出発してるとこだよ?」
「わがまま言ってるのは自分でもわかってます。でも、やっぱり・・・お願いします!」
「・・・・・・」
瞬司さんは少し考える顔をした後こう言った。
「わかった。できるかわかんないけど所長に相談してみよう。それで駄目だったらあきらめてね」
「はい、ありがとうございます」
そして、所長のいる部屋のドアを開ける。カチャリという音が室内に響く。
「すいません、お願いがあって来ました」
所長はうなずいた。
「波留希と蹴夜とUFOを追跡させて下さい!」
所長はその願いを分かっていたかのように聞いている。嘉苗は続けた。
「わがままを言ってるのはわかります。でもやっぱり、二人と別れて過去に帰るのが不安で・・・。お願いします!!」
嘉苗が言い終わると所長はこう始めた。
「そう言ってくると思ってたよ」
「!!」
その返事に驚き、嘉苗は、それに瞬司も顔をあげて目を見開いた。
「いいよ。まだ波留希君達が出発してから少ししかたってないから。それに戦闘機も操縦できるパイロットもいるし」
嘉苗の顔にみるみる笑顔がひろがっていく。
「ありがとうございます」
そう言って頭を下げた。
「でも、所長はなんで私がこう言ってくるのをわかってたんですか?」
「・・・これがわかってたから君たち三人を過去から連れてきたんだよ」
「え?・・・ここまでわかってて私たちを選んだんですか?」
「そうだよ。はい、話はここまで。急いで」
そして、機体が置いてある場所に急ぐ。所長は途中で幸志という人を呼び出した。機体が置かれてるとこにつくと波留希たちが貼られていたシールのようなものを腕に貼られる。これをつけていると機体の操縦の仕方が自然に頭に入るらしい。
向こうから男が急いで走ってくる。
「こんにちは、嘉苗さんだよね?」
「はい、幸志さんですか?」
「あ、もう名前しってるの?じゃぁ自己紹介はとばしていいね。この機体の名前はSR1220-senkohⅡ(エスアールイチニイニイ―閃光ツー)。訳して閃光Ⅱ。よし、波留希くん達が乗った機体を見失う前に行こうか」
「はい」
私と幸志さんは閃光Ⅱに乗り込む。コックピットにはいると幸志さんはどんどんスイッチを入れていった。すると機体はエンジン音をあげて光り始めた。
「よし、発進するぞ!!」
その瞬間、閃光Ⅱは目で見ることが出来ないくらい強く光りその場からシュッと消えた。
UFOがでた所にとぶとレーダーに波留希達が乗ってる閃光とUFOと思われる赤い点が光った。
「これから大気圏を突っ切るよ。揺れるから注意して」
ごおおおおお!と機体がなり視界が黒くなる。その中に点々と白い星が光る。
その時、急にレーダー上の閃光が軌道を変え、赤い点が消えた。
「え、閃光が消えた?」
「どうしたんだ?・・・とにかく急ごう」
閃光Ⅱが速度を上げる。レーダーの反応が消えた所につくと、そこには金属片散らばっていた。
「この破片の数だと爆発はしてないな。近くの星に着陸したかな」
「どうするんですか?」
「閃光が残した燃料の後をたどる。それに反応するセンサーが付いてるからその機械をONにする。反応してればぴぴぴって音がするから、ずっと音がなってればそのうち付く」
幸志さんがその機械をONにする。するといきなりぴぴぴっという音がなった。
そして慎重に進みながら15分、閃光が不時着したと思われる星に到着する。その星の空は真っ赤だった。そこについた時間は夜の7;00だった。
「ん~、空は赤いけどもう7時だ。みんなを探すのはまた明日にしよう」
そして次の日。
閃光を見つけて、今ここにいる
これ書くのにすごい時間かかりました。
でも2000文字突破!!二話分の文字数です