妙に詳しい神様もいる
残酷な話ではあるのだが、
3組の内、1組がそーなると言われている。出会うのも運命だし、別れるのも運命。
一緒にいて良いこと、一緒にいて悪いこと。
これまでの出来事はなんだったのか?
頭がおかしくなりそうな、そんな人生。
◇ ◇
復讐してやる。
……復讐してやるんだ。
『先に言うけど、忘れてみるのも良いと思うよ。転職とか転校もそれだし……時間というのは、忘れるためにもある』
「ふざけるなぁーーー!!イジメられたという事実は変わらないんだよ!!さぁ!奴等を長い時間苦しめる力を僕にください!!」
『……なくはないけど。私は神様。仲間達からは”くだらない”・”迷惑”と言われていても、そのような能力はいくつも持ち合わせている……君のその復讐心を見て、強力なのがあるけど、……反動も大きいモノだよ?この地球上にいる人間達が、君は人として終わってると感じるくらいの奴で行こうか?』
「奴等の脳を破壊する!!NTRをするモノを!!」
『……………』
神様は言わなかった。
お前はいじめられてると思うけど、……確実に、お前に原因があるだろうと……。
優れた人間であることと、知識豊富な人間が必ずしも=ではない。人間というのは、得意不得意があるものだ。
『じゃ、じゃあ。そのご要望にお答えできる、強力な奴ね……真面目に性根が腐ってる能力だけど』
”履行紐生活”
『発動するためにも、君がこれから生き続けないといけないんだけどね』
◇ ◇
格差というのは仕方のない事である。
人間社会、そーやってできてないといけない。
「もー、ダーリン♡愛してるー♡」
「ははははは!甘え上手だなー」
あの時は良かった。あれは勢いだった……でも、必要なものである。
「ど、ど、どーいうことなんだ!?俺の子は!」
「う、う、五月蠅いわねー!別にあんたなんか!!」
それがカップルの誕生でもある。お互いの生活、年収を知らない方が、上手いことできていたかもしれない。そして、自分が虐められたというのに、虐めた奴等が幸せになる光景。
「くくくくく(奴等より、僕の年収が上回っている)」
対象者が子持ちとなり、マイホームを購入し、……さらにその対象者よりも自身の年収が上回った時、ようやくその復讐する能力の1つが発動する。
「まさか、お前が抱いている子が、……僕の子だったとは、知る由もなかろう。自分の知らない子供を3年間、養育していた気分はどうだ?」
『どっちかっていうと、君がそれをやられる立場じゃないかな?年収ある人がそーなりやすいよね?』
「うるせぇ、そんな現実的な事を言うんじゃない」
家族の運命が劇的に変わってしまう出来事!
〇〇!!
男は子供を持ち、家庭のためにと……マイホームまで買ったというのに、……別れる出来事を強制させる!心をズタズタにするような、こと。
「お前の子供は(俺の子)、生涯をかけて、養育費を支払うんだ。はーははははは」
ぐぬぬぬぬぬ
そーいう屈辱的な表情と感情を持って、これからを生きさせる。
『子供は君の今に関係ないのに……』
「うるさい!しかし、絶対に凄い力だな!!相手の好きになった子を、100%、NTRできるとか、凄い能力!しかも、相手の心をズタズタにできるタイミングで!……いや、確かに年収を上回る必要があるというのはあるが…………ふふふ、それくらいの向上心がなくては、復讐はできないというものだ!」
『ほとんどの人は、復讐に興味がないと思うけど……』
ここで話しが終わるというのなら、ハッピーエンド……なのだろうか?
復讐物としては、その続きは書かない方がいい。
こんな神様がいて、こんなことを望む奴がいれば……
『言い忘れたことが、3つほどあるんだ』
「なんだ?」
『この能力は、対象者が複数いても関係なく発動するんだよね。……君の年収が下がればいいんだけなんだけど、発動しなくなる』
「ふんふん…………ん?……え?」
復讐物の続きは描かない。できるんだったら、あんな綺麗な人達と自分は子供を持っている過程まで用意してくれると助かるのだが。
本人の誤算が3つ。
「ちょっとーーー!!私の夫よー!」
「いいや!私のです!!子供が2人もいます!」
「そんな!話しが違いますー!私にだって、子供が1人ー!」
そもそもとして、能力者自身も、サイテーのクズ男のように。複数の女性と関係を持つ人間となる。復讐したい人間の数が、複数いるのも自然である。子供達の養育費については問題ないのだが、女性達への
「「「とにかく、お金ください!!」」」
その生活については、能力者自身が支払う義務がある。……また、彼女達は、かなり高い生活レベルを要求してくる……まぁ、そーいう人達であるからね。金を支払える間は、彼女達との共同生活となる。
もう1つに
「結婚?興味ねぇーわ。独身で気楽に生きるぜ」
必ずしも、復讐が成立するとは限らない。
結婚とかに興味を持たない奴には、まったく、この力は活かせないのである。
そして、最後に……これもまた、大事な事であるのだが……
「「「ダーリン♡俺は君のことを愛しているんだーーー!!」」」
「ぎゃあああああああああああああああああああああ」
虐められた相手が……必ずしも、同性とは限らない。
故に、
「ど、ど、ど、どうして、こんな男達の生活も、僕が支払わなきゃいけないんだーーー!!」
仮に女性に虐められ、復讐心を持ったとしたら……男がやってくるということだ。
彼等の場合、支払う金額よりも友情を超えた何かを大事にしている節があるので、……まったくオススメしないのである。
彼は合計6人の大人達を養うために
「新会社を設立します!!みんなで新事業を開拓するぞーー!!」
社長となって、彼等を従業員として働き手にするのであった。……その経営は上手くいったらしい。
なんだかんだで彼は優秀だね。
ちゃんちゃん。




