WsTs ドラゴンハグ 第一話 第七部
感想を書いてくれると幸いです
「……おいこの空気どうしてくれるんだよ」
テキトウ、ただそれだけで犯人を当てた。
「まぁいい、私の目的だけは君たちに残しておこう。その後はどうしてくれてもいい」
「何故だ。ここまでしておいてどうしてそんなに諦めがいいのだ? 」
ただそれだけが疑問だ。被害者が沢山いるのに。
「今から突拍子のないことを言う。私は未来を見ることができる。それで今後来るであろう厄災を予知した」
「は……はぁ! どこまでふざけているのか?! 」
みんなを閉じ込めて、こんな姿にしているのに、訳の分からないことが言えるのか。
「なるほどね。通りで流行病が起きる前に、特効薬があるわけだ」
?!
「それについて今から言おうと思っていたのだがな」
そう言うことなのか!? 確かにミトルクは予測不能な事を予知し準備してきた。納得のいくようないかないような。しかし、
「だとしたら……何故その事をギルドなどに報告しなかった」
そのような未来がわかっていたなら報告してくれたら、一回目は通らなくても二回目以降は話しが通るかもしれないのに。
「それはだな、未来の出来事を言った私、そして聞いた者の全員が……、死んでしまうからだ。具体的な方法はわからない。ただ話そうとすると……、背中が凍りつくような悪寒に襲われるのだ……」
どこまでぶっ飛んでいるんだ。わからない。
「証拠は……」
「では実際に聞いてみるか? 」
「どうやらマジっぽいね」
ケルラムが話しに割ってはいる。
「後の話しはギルドに帰ってからでいいかな? まずはこいつらを出してあげたいからさ」
「わかった。ではまず中の栄養剤の水を出しておこう」
そう言うとミトルクはボタンを押して緑色に怪しく光る水を抜いた。
「すまない、ライザムを探してくる」
ウィルは急足で離れる。
「こいつら全員、グレイバーのようにドラゴンと人間の特徴が合わさっているようだが」
「そうするしかなかった。溶液を抜いたから、ここで理由を話せば死ぬ者もいるかもしれん」
少しの間、沈黙が流れる。
「ライザムを見つけたぞ! ……でもこれは……、」
「とりあえず移動するぞ」
〜洞窟前にて〜
「あっ! 気が付きましたか! 」
どうやらフェイフルさんとダーメイションさんがおきたようだ。
「まずは……、襲っていた理由を教えてください」
まずそこだ。理由を説明してほしい。
フェイフルさんは押し黙っていたが、
「貴様らの勝手な行動で……、ウィルがこれ以上に傷つけないためだったりする〜」
ダーメイションさんが話し始めた。
さっきまでの口調とは違う。
「おい! ダーメイション! 何勝手に言っているんだ! 」
「負けたのは私達だよ。勝者の言うことを聞くのは当たり前〜〜。それに迷惑をかけてしまったのは私達だからね〜」
鎧の無いダーメイションさんの姿は基本的なドラゴンの体格より小さく緑色の鱗で、オーレイツさんとは、似て比なる見た目だ。
具体的にはオーレイツさんより三十センチぐらい低くて、ひとまわり小さい。
「……、クソ! わかったよダーメイション、全て話してくれ」
そう言うとフェイフルさんはふて寝してしまった。
「……変わらないな〜、フェイフルはさぁ〜。まあそうゆうこと〜。ウィルやライザムは種族的に弱いとされているドラゴンや……仕事の無い人間をたすけるためにね、毎日頑張ってるんだ〜。それにね、あんたへの報酬ももっと豪華にしたいてのがライザムの口癖なんだよ〜」
そうだったのか? でもそれぐらい日に日にライザムの様子は悪くなっている気がする。
「いいえ、僕みたいなのが優しくしてもらっているだけで嬉しいですから」
「優しいね……君は」
「あと……、口調は、どうしたんですか? 」
「ギルマスのパーティーメンバーとしてね〜、舐められないため〜。こっちの方が私らしいて感じ〜」
のほほんとした笑顔で答えてくれた。
両指をピースにして曲げたり伸ばしたりしている。
ドンッ、ドンッ、ドンッ、
崩落で塞がった壁から何かを砕く音がする。
ガラガラ……
「ハラグ待たせたな。任務完了てやつだ」
そこにはケルラムさんと、ウィルさん。そしてたくさんのクロールたちが何かを運んでいる。
「ケルラムさん……! これは! 」
「あーえっと、カクカクシカジカあってさ」
この後ケルラムさんは洞窟の奥であったことを話してくれた。
人と龍をの力を混合させる実験なんて許されることじゃない。
「じゃあ水龍のばあちゃんは! 」
「それはこちらに……」
そう言われた方を見ると、
そこには水龍のばあちゃんの面影を残した、半人半龍がいた。
そして……、
「ハラグくん! 心配かけてごめんねー」ニコッ!
とても若かった。
「???????」
僕は固まり、
「はわぁあああああ!!?!?!」
フェイフルさんは震えてる。
「私達は今! 世界の七不思議に遭遇しているッ! 」
ダーメイションさんは臨機応変が得意なのか、ボケているのか、ショックでこうなったのかは、わからない。
「とりあえず落ち着け」
ケルラムさんが話しを始めた。
「ミトルク曰く、ライザムの若返りとかの変化はよくあることだそうだ」
「そんなになのか! 」
「割とな。魔法かドラゴンのスキルどちらかのみしか使えなくなる他に、性別が変わっていたり、背丈が小さく、大きくなったり、記憶の変化、好みの変化等々などなど、」
そんな事ある?!
僕がどう反応したらいいか迷っていると、
「まぁ、そこの君は特例のようだかな……」
一呼吸置いてこう言った。
ケルラムさんに言われた方を見ると、
ダーメイションさんの明るい緑色とは違い、深緑の角や鱗で覆われた太い尻尾を持った人間がいた。今は拘束され眠っている。性別は男のようだ。
「ご本人曰く記憶を無くしているらしいし、それにスキルと魔法、両方使えるぽい」
「それって本当のことですか?! 」
「ウィッチ〜。それって本当っすカ? 」「ウィル……」
「本当だ。この目で見た」
ウィルさんもこう言っている。どうやらマジらしい。
「まずはレイクラ・スパイラルに帰ってから考えようか」




