表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/16

WsTs ドラゴンハグ 第一話 第二部

ケルラムさんの交渉によりとりあえず、僕の知っているだけの事を話すことにした。

「あっ……えっとまずは、この世界には、ドラゴンと人間の二種属が世界のいたるところで、生活しています……」

「ほうほう、なるほど……! 」

 ケルラムさんが素早くメモをとる。手元がまったく見えない……!

 ガッチャガッチャ

 キッチンからは、皿を洗う音が響いてくる。そこから、

「ケルラム。お菓子もらってきたよ」

「ヨクアウ、オチャモ、モッテキマシタヨ」

 シャルバリナさんとクロール・シュガルツさんの声が聞こえてくる。ちなみにオーレイツさんは、実験のため自室に、早々と戻ってしまった。とわいっても、ケルラムさんが教えてくれただけだけど。

「あっ! ありがとうございます! 」

「はやく二人も座りなよ」

 とてもいい風味を感じるお茶をいただく。少し苦いけど僕好みの味だ。

「えっと……次に、ドラゴンと人間の違いです。ドラゴンは、主に種属的なスキルで生活し、人間は、ドラゴンに無い魔力を使って、魔法というのもを使います。なので、ドラゴンは種属から大体の能力が割れてしまいますが、人間は、主な使用魔法がわかっても、すべては、わからないのです」

「ヘェ〜。あっ、これもーらい」

シャルバリナさんが、ぼりばりと、クッキー?というのを食べている。だが、別に汚く食べているのでわなく、逆に上品な風に見える、……その様子を見てヨダレが出そうになる。そんな邪念を振り払い説明を続ける。

「なので……種属的に弱いと自然と周りから下に見られることが多いです」

「それが君が、バブルドラゴンだからて、さっきから引っ込んでいる理由? 」

「はい……その通りです」

「なるほど、だから強くなりたいのか。今から少しいいかい」

「はい。家には、誰もいませんから……」

「…………そっか……。じゃあ善は急げだ。ついてきて。君の力量を計るから」

「えっ…ちょっと待ってくださいよ! 」

 僕は急いで立ち上がると、あとをおった。

「頑張ってねー」「ガンバッテクダサイ」

 二階に続く階段の横の廊下を進んでいく。

 「ここが練習場だよ」

 連れられ入った場所は、何だかだだっ広く殺風景な空間だった。

「今からそこに映しだされる赤の針が、一周するまでに、ぼくに攻撃をしてね。一発当たればOK。あと、もちのろんで、反撃が飛んでくるから注意してよ。準備はいい? 」

「……わかりました……。はじめください! 」

「それじゃあ……、三、二、一、スタート!! 」

「クゥッ! 」

 走りだしながらシャボン玉を広げる。どんな時でも光の利用方は、試してきたから上手く出た。あとは、分身したように見せるだけ……、だったのだが、視界に地面が映る。

「えっ?! 」

「スレッドマジック成功! 」

 なにが起きたか確認すると、糸が足に絡みついていた。糸を目で辿るとケルラムさんの手に収まっていた。仕掛けてあったのがわからなかった! 

「ほらほら! 早く立たないと、時間がなくなるよ! 」

 早く立とうにも、すぐに糸を引っ張るのですぐにまた、倒れてしまう。これじゃあいくらシャボン玉と光を使っても、場所がバレてしまう。

「きみは、防御にしかシャボン玉を使ってないね。もっともっと、攻撃に使ってきなよ! 」

「くっ! 」

 言われた通りシャボン玉をケルラムに向かって投げつけてみた。だが届かない。シャボン玉は、虚しくふわふわと漂っていた。

「それだけじゃなくてさ、弾ける力も使いなよ。……種属的な能力なら使えるでしょ」

 僕と比べてケルラムさんは、余裕であった。はっきり言って少しムカついた。……でも、やるべき事は……、わかった……! 

「だったら、これならどうです! 」

 手元からシャボン玉をくり出す。すぐにわれると、僕の体は、宙に舞い上がっていった。

 やった……! 成功した!たしかに今までただシャボン玉を出していたけど、性質を変えたことはなかった! 

「いいね……! でもすぐに叩き落とされよ! 」

「それはどうですかね!! 」

 更にシャボン玉を出す。弾き割りたいのだけを弾けさせ、地面に落ちずに近づいていく。

 あと少しで、あと少しで届く! 針が一周するまで、ギリギリまにあう! そう思いナイフを振るうが……ところが、出した覚えの無い模様の違うシャボン玉が目の前で弾けた。

 ポワポワポワ……パン! 

 次の瞬間、僕は……、体が動かなくなっていた。

「今、君の体は、糸に包まれた……。さあ! 歯ぁ食いしばりな!! 」

 ドガァッッア!! 

 ケルラムさんの拳が、見た事無い輝きをはなちながら僕のお腹に、吸い寄せられるように、綺麗に入りこむ。

 響く轟音、伝わる衝撃、体の浮遊感、すべての刺激がゆっくりにしか、感じれなかった。

「ああっ……!! やり過ぎた!!! 」

 薄れていく意識の中、ケルラムさんの驚く顔が目に映った。……結局何もできなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ