WsTs ドラゴンハグ 第一話 第一部
1の1て、めでたいですよね
僕はハラグ……。目の前に触ると、もふもふしてそうなドラゴン……? いやドラゴンではない。なんとなくだけどわかる……。そんなニ本足の狼のようなのがいる。ファイズの妹より背が低い僕より小さくて、寝るときに抱きしめたらとってもいい夢をみれそうなそんな見た目で、ここらあたりじゃ見ない服装をしている。とっても涼しそうだ。
「こんばんわ。この世界の始めてのドラゴンさん。ぼくの名前は、ケルラム」
「えっと……、僕の名前はハラグです……。えっと……あなたは?じゃなくて、どうして助けたんですか……? 僕はバブルドラゴンですよ……? 」
(助けてもらって最初に思ったこと。なぜバブルドラゴンの僕を助けたのか。バブルドラゴンは、他のドラゴンの種族と比べて、ほとんどの点で劣っている。それなのに、彼は助けてくれた)
「ん?バブルドラゴンだから……?この世界では、バブルドラゴンは、差別されているのか?」
「あの……どうしましたか……?」
「おっとすまない。……えっと……とりあえずぼくの船に来るかい? 」
(わけがわけがわからない)
「あ……はい……せっかくなので……」
そんなこんなで二匹はハラグの船へ向かった。
「なっ……! なんなんだあれは……? 」
楕円型の風船に噂に聞いた船がごちゃごちゃと、くっついている。
「どうだい。とってもメカメカしい見た目だろう? 」
「なんて言っているかわからない……けど……凄いことだけは、分かりました……」
「ふふん。さあ、入った入った。まだ紹介したいやつらがいるからな」
(紹介したいやつら? )
ガチャ 水龍のおばあちゃんの家のとは違い、しっかりと手入れされたドアが開いた。
「おかえりー! 」
ドガガッ!勢いよく大きい影が迫ってきた。避けようとしたが、一瞬のことで対応できずあたってしまった。衝撃で飛ばされかけたが、ケルラムが襟元を掴んでくれたらしく、なんとか命拾いした。
「シャルバリナ! 前に危険だから、やめろといっただろ」
「あはは、ごめんごめん。ん? 後ろにいるかわい子ちゃんは? 」
「この世界の第一ドラゴンさんだ」
「あのう……、さっきから話がよくわからないですけど?えっと彼女は? 」
「ああ、彼はシャルバリナ」
シャルバリナさんは、とっても大きく、百九十センチ以上ある、狐よような見た目で……、あれ今「彼」ていった?!
「ふふん、少年よろしくね。君の名前は? 」
「ふぇ……?あ、はい! 僕はハラグといいます……。えっと……貴方は男性ですか……?! 」
「あ! 驚いたね?そのとおりさ! なんなら確認する? 」
「いえいえ! 結構です!!! 」
「間違えられると、い う こ と は、前の世界で知ったこの、和服は、百パーセント、似合っているということか」
妖艶な雰囲気とは、裏腹に男性?! こんなことってあるの?! と、驚きのあまり思考が固まっているとき、
ぐぎゅぅぎゅぅ…… 情けなく僕のお腹が鳴った。
「とりあえずさ、オーレイツも呼んでご飯にしない? 」
ケルラムがそう提案してくれた事でとりあえず考えがおちついた。どうやら他にも船員がいるらしい。
〜食堂〜
「オカエリナサイ、ケルラム……ト、コンバンワ、オキャクサン」
食堂と札のかかってあった部屋に入ると目の中に飛び込んできたのは人型の鉄の人形のようなものだった。
……鉄の人形?! ぱっと見でこの船と同じ素材で、できているのように見える。
「あれ……というより、彼らなどは……、このぼくが作ったクロールのうちの一つ、クロール・シュガルツさ」
「ということは、他にもその……、クロールがいるんですね」
「よく分かったね。ほかにも沢山の形があるけど心配しないでね。みんな気の良い奴らさ」
「は……はい」
そんな中何かしらの料理がテーブルに運ばれてきた。見た目は、白い粒々とした塊と、茶色のドロドロとしてそうな、スープに野菜を入れた物。だけど、自然と美味しそうにみえた。
「今日はカレーか! とっても美味しそう! そういえば、ハラグは辛いのたべれるかい? 」
カレー?辛いのかこれ? 日頃、やっとこさ手に入れたパンと獣肉、山や森に生えている雑草が主食で毒いりのも生で食べる時もあるから、苦いのは、慣れてはいるが……。
「いただきまーす! 」
イタダキマス?そのようなことを言って、ケルラムは食べ始めた。
「いただきます……」
とりあえず真似をして食べることにした。
「………………!! 」
日頃食べない味……、食感……、すっごく美味しい……! そんなことに感動していると、シャルバリナさんが入ってきた。
「ふっふふーん、カレーカレー。いただきます! 」
[いただきます]は、食べる前にのルールなのかな?
「すみません。実験で遅れてしまいました! 」
そんな声が急に、部屋のなかにひびいた。
「だっだれですか……?! そこのモフモフなドラゴンは?! 」
金髪のトカゲのような……今度こそ女性のようなかたがきた。水龍のおばあちゃんと同じ白衣という物と、簡単なパンツと胸もとを布で巻きつけたような服装であるてー度しか隠していない。とってもスレンダーだった。あと、なぜだかとても、キラキラした眼差しを僕に向けている気がする……。と、考えた次の瞬間、彼女は僕の頭に顎を乗せていた? …………え?なんで……だ……? 顎を乗せられた事より、彼女が入ってきたドアと僕との間には、長机があった。なのに彼女は、いつのまにか僕の後ろにいた。怖いとは、思わないが……、でもやっぱ怖い。
「モフ……モフ……」
彼女は、ご満悦そうだ。
「オーレイツ、早く食べないと、さめちゃうよ? 」
「は……! ……すいません! 」
ドガッ
「いただきます! 」
また瞬間的にいどうした!
「まったく。ハラグ、紹介するよ、彼女がオーレイツさ。次はしっかり女の子だよ」
「こんにちは、モグモグ…今紹介してもらった、モグモグ……オーレイツ……モグモグ……です……モグモグ……」
「あのさ、食べるか喋るかどっちかにして下さいよ」
ケルラム、オーレイツ、シャルバリナ、そして……
「イツモドウリデスネ」
クロール・シュガルツ……さんの順番で、言葉を紡いでいく。誰もオーレイツさんの移動の速さについてはなさない……。すごく気になる。あの移動技術。もし……、ものにできたら……、きっと水龍のおばあちゃんに心配をかけなくてすむ。
「すみまけん……! 皆さんて……、とってもお強いですか! 」
思い切って聞いてしまった。興味が行動を促した。
「ん……? ああ、自分たちで言うのもなんだけど、相当強いよ」
「……無理を承知でお願いします。僕を強くして下さい! 」
「うん、いいよ」
「ふぇ? 」
「ケルラムらしいね。THE・二つ返事だっよ」
とシャルバリナさん
「ハラグ君だっけ? モグモグ……なにぼさっとしてるの?モグモグ……君が頼んだんでしょ。……ご馳走様でした」
とオーレイツさんが食べ終わりながら答える。
「あ……はい……そうですけど……。でも、バブルドラゴンの僕なんかに、稽古をつけてメリットがあるのか……」
「後ろめたいのか? なら、この世界の常識を教えてくれたらいいよ。ずっとその、バブルドラゴンだから、て理由が気になっていたんだ。ぼくたちは、ついさっきこの世界に、きたばかりだからね」
そんな事でいいのか……? て、今なかなか聞き捨てならない言葉が聞こえたような?
「え……、ちなみにみなさん……? 何処からきたんですか……? 」
「ふふん、きずいちったか、そう、ぼくたちは、こことわまったく違う世界からきたのさ! 」
…………ここは普通、なーーんだってーー!! と、驚くのが当たり前だろうが、今日は、驚き疲れてまともに反応できなかった。よって僕は、
「は……はぁ……」
まるで花がしおれたような反応しか出来なかった。
「あれ? 割と反応が薄いぞ、まあそれはさておき、交渉成立て事で、早速この世界の常識を教えてプリーズ」




