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WsTs ドラゴンハグ 第二話 第五部

コメント待ってます!

〜医務室〜

「……あぁ、」

 知らない天井、物語りの中のだけの出来事だと思ってた。

 周りを見渡してみると落ち着いた桃色のカーテンに囲まれている。

 体を起こしてみる。関節の動きも良好で外傷もほとんど見当たらないのだが、

 腹部がまだ痛い。どれだけ強く殴ったのだろうか。

 とりあえず立ち上がれはするからカーテンから出てみよう。

 軽くベットを整えてからカーテンを開けると、

 目の前に龍のような鱗を生やした人間の顔があった。

 そして私は……、


 〜王城 会議室〜

 

「何故、セイクを向かわせたのかだって? 」

 西の大地の問題だけでなく東のレイクラスパイラルにおける大規模な失踪事件。

 大至急対処しなければならない。

「ただ宗信闘法が飛び抜けているというわけではいきませんぞ! 」

 役員たちからの意見が飛び交う。

 宗信闘法、魔法でも龍のスキルでもない、この世界に伝わる抱擁龍への信仰によって得ることのできる不思議な力。

 だかそれだけでは危険なのは確かだ。

「……それだけではない。彼女にはしっかりあれができる……。まあ、あまり良いものとは言えんがな」


 〜医務室〜


 待っていて暇であろうグレイバーの為にお菓子を見繕ってきた。

 別に寝なくても大丈夫と言った彼はぼくが帰るまで彼女の様子をカーテン越しではあるが見てくれた。

 足早にドアを開けると同時に彼女を運んだカーテン開きそれに反応したグレイバーが近寄っていた。

 起きたことに安堵していると……、

 拳を突き出した!

 初激のジャブは肝臓あたりに吸い込まれグレイバーを怯ませる!

 その後に右に回転をかけながら跳び右足のかかとで顔を狙い打ちつける!

 最後に両手を祈りを捧げる時のようにつなぎ頭目掛けて打ち下ろす!

 一つ一つの技が身体全体を動かしており素人の技に見えない!

 ……それに宗信闘法を使っているように見えた。

 やはりホープグラウンド以外に問題をこの世界は抱えているようだ。

「いや違う違う! グレイバー、大丈夫? 」

 綺麗な三連撃をくらい放物線を描いた先にグレイバーが打ち付けられていた。

 そんじょそこらの壁だときっとヒビが深く入っていただろう。

 それでもよろけながらグレイバーはフラフラと起き上がった。

「平気です……。」

 本当か? そんな疑問が浮かび上がると、

「そこを動くな! 」

 構えをなおして彼女がぼくとグレイバーを交互に見る。

「落ち着いて、君に手を出さないから。とりあえずそこの椅子にでも座ってさ。ぼくらは決して君の敵じゃないよ」

「信じて良いのか……? 」

「うん、少なくとも今のところはね」

「……ここまで来たら君に従いましょう。一応あの二人の龍に助けられましたから」

 素直に承諾してくれた。

「それじゃあさっさと会話をすませよう。こっちにもやらなきゃいけないことがある」


 〜ギルド 時は少し遡る〜


 ケルラムが走り去っていってしまった後、

 ファイズの行動は速かった。

 まずギルドの受付に向かうと、

「今からギルドマスターと会うことはできませんか」

 受付のロックドラゴンにきこうとした時、

「その必要はない」

 ギルドの2階に続く階段からウィルが降りてきた。

「どうしたのだファイズ。珍しく慌てて。すまないが今2階はちょっと埋まっててね、カウンターの裏で話を聞こう」

 カウンターの裏の受付専用室

 彼女は他の受付員に席とテーブルを貸してもらいそこにお互いに席についた。

「実はフェイフルが一昨日から行方不明なんです」

 直球に話しを切り出す。

「……すまないが今すぐには対応できそうにない。理由としては二つある」

 しっかり覚えておけるように集中する。

「まず中央都市から今回のミトルクの件についての調査が来るということ。そして……、」

 一呼吸を置いて話し始める。

「彩龍の使徒がこのレイクラスパイラルにもうすぐ来るとのことだ」

 その団体の名を聞いた時、記憶の引き出しから思い出が蘇った。

「以前東の森の果ての調査で協力してくれた団体ですよね」

「あぁ、あの時にギルドは恩を作ってしまっている。それに[先導者]であるエルケルが直々に向かっているとのことだ」

「ギルドマスター。[彩龍の使徒]の方々が南門に到着したとのことです」

 噂をすればと言うやつだ。

「ファイズ。君は前の調査の時に気づいていたと思うが、あの者達は不可解な動きを見せていた。いざとなれば君やハラグとその友人達にも協力を仰ぐ事になるだろう」

「図々しいですね僕たち」

「ハハ、その通りだな。さっきの続きだがいざの時のため先んじて彼らに自称を伝えておいてくれ。ハラグと仲の良い君なら話しを聞いてくれるかもしれない」

 部屋の明かりが夜の時のものになる。

 定時なのに帰らない職員達。

 これからの事が悪い方向に向くことを示唆しているように。

 外の夕日は暗く落ちていった。

図書館の情報

基本はクロールが管理しており様々な資料が存在するが、資料は使われて二、三回。どちらかといえば文学作品の貸し出し数が天元突破している。

クロール内だけでも複数のオタサーがあるとか

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