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付き合いました?-登校日編- (短編)

作者: 岡田公明

短編ラブコメです。

★★★

悟は、家から学校へ向かう道を歩いている

ここを、進んでいけば、叶に会うことになると、知っていはいるが、心の準備が...


「おはよー!サトル!」

「わっぅ お、おはよう カナウさん」


突然の後ろからの、腕抱き着きに悟は少しドギマギする


「あ、あのぅ...カナウさん...」


腕に、当たる、ほのかな温かみに恥じらいを感じた悟は、さりげなく、当たっているぞ

と、視線を腕に向けるが


「うん?どうかした?」と、明るい笑顔を、こちらに向けられたら

どうすることもできない。


「あのぉ、胸が当たって..」

「彼女だから、これくらい普通じゃない?」


伝えきる前に、カナウさんは返事をしてきた、普通の概念は、カナウさんによるものなのだろう


「で、でもぉ...僕は、少し恥ずかしいですぅ」

悟は、周りの視線もあるからか、顔にも熱が回っている気がしている


「そうかなぁ、私は全然だよ~」

と平然とカナウさんは言う、

悟は 自分がおかしいのか?と思うが、違うはずだと、首を横に振る


「お、お?どうした~サトル、顔が赤いぞぉ~」

こんどは、カナウさんはニマニマした顔で、悟の顔を覗き込む


「あ、もしかしてぇ、カナウみたいな~可愛い女の子が横にいるからかなぁ?」

これが、小悪魔の顔というのだろうか?悪戯を仕掛けた子供のように見える


「そ、そうですよ、カナウさんが可愛いから、照れてるんですぅ...」

悟は、観念して、素直に言うが...



よくよく考えると、これが一番恥ずかしいのでは????



ということに、気が付いてしまった

まぁ、カナウさんは動じていないだろう と思い、横を向くと


僕よりも、少し低い高さで、顔を覆いもじもじしていた

いつの間にか、腕からは離れていたが、その姿を見て余計に顔に熱が回るのを感じた


そして、顔を覆っている、カナウさんが、何かを言っていることに気が付き

耳を澄ませる

『サトルゥ...いきなり可愛いっていうのは、ずるいよぉ...』


(うぅぅ...カナウさんかわいい)


と悟は心の中で、思っていた、が

これは、反撃のチャンスだと思い、小さい声に返事を返す


「そ、そんなの、カナウさんが可愛いのが、ずるいんでしょ」

「エッ...聞こえてたのぉぉぉ?」


カナウさんは、覆っていた手を、顔から離して、真っ赤な顔でこちらを向き

目を丸くしていた


「僕は、こう見えても耳がいいんですよ」


サトルは、自慢する


「うぅ...そういうのって聞こえないんじゃないの...恥ずかしいよぉ...」


カナウさんはそう言うと


「もう先に行くぅ...」


と、残して目の前の学校へ走って行った

目の前と言っても、まだ数十メートルはあるだろう

この場所は、稲川高校に最も近い住宅街だ 住宅街から見ても、大きな学校が目立って見えている。


悟は、周りを見渡す

すると、なんだか、周りの同じ高校制服を、こちらをニヤニヤしながら見ている


(見られていた!)


そんなことに気付き、カナウさん同様に、走って高校に向かうことになったのであった

理由は、もちろん、顔が真っ赤になっていることで察していただけるとありがたい。

面白かったら、感想や、下の★を押して、評価してもらえると、嬉しいです。

また、誤字を発見した場合は、誤字報告をしていただけると、ありがたいです。

最後に、読んでくれてありがとう!

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