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愛してる。これまでは。

作者: 愛兎

おはようって呟いた先に彼女は居ない。

昨日のことがやけに曖昧で、悲しみの感情が僕に着いてこれていないのだろう。このまま置き去りにしたかったがそう言う訳にもいかず、そいつは僕に追いついてきた。

何か悪いことしたかなぁって考えるけど、そういえば最近冷たかったなとか、あまり遠出してないなとか、理由と後悔がごっちゃになって、そしてそれは目の下にまで現れて頬を下っていく。


これが悲しいという感情か。もっと深く泣き叫ぶものかと思ったがそういう訳でもないらしい。自然と目は赤くなり、何も考えていなくても涙が溢れる。制御の効かなくなった身体は自分で無くなっていくようだった。


好きだよ。いや、好きだった。今までありがとう。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 短い文章の中で深い情感が伝わって来ました。
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