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会敵

久しぶりの投稿です

夜が明けた後、俺達は森を進んでいく。

道中モンスターがちょこちょこ現れたが、俺達の相手にはならず、見敵瞬殺(敵を見つけ次第、瞬殺)と言ったことを繰り返しながら歩いていた。


しかし、他の雑魚共とは違う気配がよってきていた。


「なんだこの気配は?さっきから出てくる雑魚共とは違うな。」


「この気配は…まさか!?」


姿を表したのは明らかにオーガと言っても差し支えないほど、角を持った鬼の姿であった。


「ほう、この前見たオークよりは強そうだな。」


「オレをオークとイッショニスルナ。」


「こいつも喋るのか。」


「気を付けろ神田!こいつはハイオーガと言って、オーガの上位種だ!そして何より我を追い詰めた奴だ…」


シルバーウルフは顔を歪めながら言う。


「ソウダナ。シルバーウルフをヨコセバイノチハタスケテヤロウ。」


「んー?なんでだ?」


ハイオーガは不快そうな表情を浮かべる。


「キサマ、バカナノカ?ソコラヘンノボウケンシャデハ、カテナイノガコノオレダ。シルバーウルフナンテオマエニトッテモカバッタカラトイってメリットがアルアイテでもアルマイ。」


「それを決めるの俺だし、何よりテメーみたいな格下相手の言うことを何故言うことを聞かなきゃならんのだ?」


気付けばハイオーガは手を出していた。

自分よりも弱い人間にバカにされたからだ。

その巨駆から放たれる拳は並みの人間では受けたらただではすまない威力を有している。

しかし、悲しくも片手で受け止められていた。


「は…?」


「安心しろ。パワーで止めているわけではない。俺の持つ体術を駆使して止めているにすぎない。」


敵はそれでも理解出来ない。


涼しそうな顔で簡単に止められるものではないからだ。一体どんなことをすればできるのか。


「キ、キサマ」


「じゃあ俺の番だな。そらよ!!」


放心状態のまま攻撃を受けても致命傷にはならないと本能でハイオーガは察していた。

しかし、その予想は裏切られ血反吐を吐くほどの打撃を受ける。


「グハァ!!」


「これはな、体の内部へ直接ダメージを与える体術だ。だから、筋肉で受けても関係はない。振動でダメージを与えるからな。」


冷や汗が出始める。

この時、とんでもない相手と戦っているのではないかとハイオーガは悟る。


そしてシルバーウルフにとっても信じられない光景であった。

人間が武器を持たず、更には筋肉がありそうな感じでもない一般人っぽい神田が押している姿に。

ハイオーガといえば冒険者のランクで言えば高ランクの部類に入る化け物だ。それを真正面から渡りあっているのだ。驚かずにはいられなかった。

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