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才能

今回が初の戦闘となります。

正直拙いとは思いますが、生暖かい目で頂ければ幸いです。

あの後、奥へと進んでいくとオークみたいな4〜5mの体躯のモンスターが現れる。

こちらを認識したらしく、近寄ってきたのだ。


「お?オークかな?」


呑気な声に対して相手は拳による返事が返ってきたのだ。

だが、俺は難なく回避する。

更に拳を振り切ったところに腕に拳による強烈な一撃を与える。


「グォ!?」


悲鳴だと思われる声を上げ、ミシッと腕が鳴っていた。

そして、相手は警戒し後ろに下がろうとした時に俺は近づき、足を引っ掛け地面へと倒す。


「んーお前、動き単調過ぎないか?読み易いぞ。」


オークはこの時、何かを感じとっていた。いやもうわかっていた。

見掛けはどこにでもいそうな村人ぐらいにしか見えない。

が、その中身は戦いに精通した人。

しかも、少しとかそんなレベルではなく明らかに強者が放つ雰囲気であった。

今の今まで気が付かなかった己を恨んだ。

弱いやつならサクッと殺して餌にしてしまおうと考え。

改めなければならない。

こいつを全力で殺す。

体勢を整え、相手を見据える。


「お?なんか殺意が彷彿としているな。」


全身全霊で1秒でも早く相手を殺す。

そんな気持ちが乗った攻撃はオークの中では今までで最速にして最強の一撃だった。


「でも、見えるんだよなぁ。もっと速いやつ見たことあるし、力ももっとあるやついたしな。」


当然の如く、避けられていた。

しかも、鳩尾みぞおちにカウンターを入れて。

息が苦しくなり、膝から崩れた。


「んー、弱いなお前。モンスターの中でも結構弱いのか?素手の俺に負けるなんてダメじゃないか。本気を出せよ、もっと。」


本気ならもう出している。

なのに、本気とすら捉えられていない。

オークにはただ、絶望であった。

目の前の人間は武器を持たず、特別に魔法を使えるわけでもなく、体格が特別いいとは思えない体格。

なのに、勝てる気がしない。


「グォォォォォ!!」


咆哮をし、己の不安を抑えてまた拳で攻めに行く。

負けると頭で分かっても逃げたら確実に追い詰められて殺される。

そんなイメージか頭から離れず、ひたすらに攻める。

しかし、殴っても殴っても当たらない。


「やけになったな、なら一撃で仕留めるか。もう様子を見る必要はないしな。あばよ、モンスター。」


オークは次の瞬間、パキリと首を折られた。

いつそんなことをされたかわからずに殺されたのだ。


「あっけなかったな。」


俺はそう思い、その場をあとにした。

すると、街が見えてきたのだ。

新たな出会いやこの世界の事象に期待しつつ、歩いていくのであった。




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