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異世界マンゴーの育ち方  作者: 日高マンゴー
13/17

マンゴーと謎の少女

村人との戦いからはや、2週間が経とうとしてた。


あれからずっと、村人は毎日3食、きちんと食べ物を持ってきてくれる。


大丈夫か??食糧的に。


なんせ、かなりの量だ。

自給自足ができるとはいえ、

この村はそんなに裕福なご飯は決して食べれるわけではなかった。


俺も過去に3ヶ月も村人生活していたからその辺は分かる。

この村はそんなに贅沢は出来ないのだ。

その贅沢の出来ない中、これだけの量のご飯を貰うとなると少し胸が痛くなる。、、、少しな。


でも、最近は、日に日にご飯がちょっとずつ少くなっていってるような気がするんだが、、、。

、、、、まあ、気の所為だろう!!(´-ω-)ウム


まあ、ぶっちゃけ、根と枝は他に食べるものが無ければそこらの魚や近い所の畑からなんか、食べてくるから問題は無かった。

あとは、手当たり次第に土とか水とか草とか石とか食ってるし。


そして、最近は何故か毎日のように動物か魔物が川岸まで来るので

そいつをよろこんで食べたりしていた。

まあ、大方、マンゴーの匂いにでもよってきたのだろう。


そして、前ほど急激な成長はしなくなっていた。

多分、川の中にいるからかもしれない。


「、、、、、、。」

「、、、、、、。」


ん?根や枝が何か言いたげでこっちを見ている?

、、、気の所為だろう!



そして、ある日、事件は起こったのである。



「ギャー!!!」

「ギギギ、ぎぉーーん!」

「ギャー!!!」

「ガリガリ。ガリガリガリガリ。」

「ぐぉー。ぐぉー。Zzz」

「ガリガリ、モグモグ、ゴックン♪」

「パオぉーーーーーン!!!」

「キギギギギギ!!!」

「ガオー!ガオー!」


って、うるーせーー!!!(゜Д゜)

という、一声で俺は目を覚ました。

ったく!毎日毎日!

朝ぐらい静かにせんかい!!


根や枝は朝になると毎日の様に叫びまくる。

朝の弱い俺からすると、全くいい迷惑だった。

というか、前世はニワトリかお前らは。


、、、、、って、ん???、、、、

、、、ここは何処だ?


俺はここが何処だわからなかった。

同じ川だが景色が全然違う。


というか、なんか、、、、流されてない??


すいーすぃー。

バシャバシャ


なんか、根と枝はくねくねと動き、器用に泳いでいる。


って、えっ!!

お前ら泳げるの!!

スペック高すぎやろ!!


なんか、このうちコイツら

空も飛びそうな気がするな、など思っていると

向こうにへんな集落が見えてきた。


ってか、ほんと、何処だよここは!!


確認するが、こんな所には来たことがない。

しばらくすると樹は泳ぐのをやめて

その場で根を張り、留まった。


そして、花が花粉を撒き散らしはじめた。


そして、周りの動物や魔物達がよってくる。

普段の倍以上の数だ。


「ギー♪」


グサッグサッグサッ!!


そして、無下に殺されていく。

というか、食べられていった。

なるほどな。

いつもの量じゃ足りなかったわけね。

だから、移動して狩場を変えたのか。


そう思っている間にもどんどん動物や魔物が増えていく。

見たことない魔物とかも混じっていた。

そして、同じ様に食べられていく、、、。


コイツらなんでも食うなー。

というか、移動するなら一言は欲しいもんだな。

、、、まあ、言葉喋れんし無理か。


まあ、ココ最近、俺も同じ風景に飽きてたし、

まあ、これは、これでいいか!



などと思っていると

いつも食料を持ってくる小柄な可愛い村人が走ってやってきていた。


たっ、たったった


(;//́Д/̀/)ハァハァ可愛い♡


食料を持ってくる人はたまに入れ替わる。(3日に1回ぐらい)

その中でもこの子は幼く、(見た目小学生ぐらい。)

超絶可愛いのである。


それで、あの大量の食糧を運ぶんだからな。

オマケに強い。

初め、模擬戦をしませんかとか言ってきた時にはかなり驚いたぞ。


、、、人は見かけにって、この事だな。


雑談だが、

前に1度、模擬戦で負けたこの子を(物理的に)食べようとした根がいたが、

その後、夜まで飯抜きで、容赦なく痛めつけた事があった。

それ以降、手は出さなくなったが、この子を見ると怯えるようになった。

そして、今も震えている。


ガクガク、、、、。



まあ、それにしてもこれで今どこにいるかわかるな!

小学生のような村人は近くに来ると、指を指して叫んだ。


「怪物様!!あちらから先はCの村です!!

どうか、どうか、お引き返しをお願いします!!」


ん?、あちらというとあの近くの橋かな?

ん?、、でも、村人からしたら

俺は、厄介者だし、いない方が良いのでは??



、、、、( ゜∀ ゜)ハッ!!まさか!俺のがいないと寂しいのか!!

そうか、そうか、じゃあ、帰るとするかね。


っと思っていると

橋の上に誰かきた。

そして、そいつは橋から飛び降りた。


ドボンっ!!


、、、、えっ!!Σ(゜д゜;)

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