マンゴー(俺)vs村人 その後 〇
村人が投降し始めた。
後方にいた連中も次々と前に出てきて武器を置いていく。
根も敵意が無いのを悟ったのか、大人しくなった。
、、、いや、させた。
というか、俺の時の様に
串刺ししようとしてたので無理やり抑え込んだのだった。
昨日もそうやって邪魔をしてたので
根も俺の行動に理解したのか
辛うじて大人しく受け入れていた。
素直な奴だなうむうむ。
、、、、って、そこ!!
またんかいっ!!( ゜д゜)ノ
枝が勝手に伸びて村人の1人をを襲おうとしていた。
制御して無理やり止める。
あと、数秒遅ければ村人は串刺しだっただろう。
同様に動こうとした枝も無理やり制御して止めさせる。
ふぅ、、、なんとかなったな。
じゃあ、こいつは用済みだな。
ポイッ。どさっ。
俺はリーダー格の人を返してあげた。
すでに半分、瀕死状態だったが、なんとか息はしている。
まあ、大丈夫だろう。
村人達はそれを見て、驚いていたが
オヤジがすぐさまリーダー格を助けに行っているのを確認して同様に助けに行っていた。
その後、リーダー格を担いで
後退しようとしてこちらを向いた。
「感謝する。だが、村人Da-23を殺した罪、
畑を荒らした罪を許した訳では無い。」
そう言って去って行った。
うーん、、、。
俺は死んでは無いんだけどな。
まあ、畑は、、、あ、謝るけど、、、、
って!荒らしたの俺じゃないし!!
このマンゴーだし!!
、、、、まあ、育てたのは俺なんだけどな。
(´-ω-`)
まあ、自問自答をした所で解決しないためこの事を考えるのをやめにした。
そう考えてた間も村人達は、武器を置いて行っていた。
そして、だいぶ人数が減ってきていた。
さて、、、今後はどうするかね。
とりあえず俺は根を操り、
投降した武器を回収する。
川に入れると錆びそうなので砂利の岸にまとめることにした。
他の根は不思議そうに盾や剣などの武器を見ている。
そして、盾の1つに絡みついたかと思うと
ガジっ!! ガジガジ!!
っと、変な音を立て始めた。
そして、盾を村人にほおり投げる。
村人はその盾を見て驚愕な顔になった。
ん??これはなんだ??
なんの音だ??、、、
、、、って、えっ!、、歯型!?
鉄製の盾はキレイな歯型がついていた。
そして、
「ギ、、ギ、ギ、ぎゃぉぁーーーー!!
ギャォーー!!!!」
っと、根は叫び始めた。
よく見ると口的な何があり、そして歯的な何かが数本見えていた。
ほかの根はそれを見て真似して他の武器やらに絡みついていた。
その後同じように噛みつきはじめ、
村人の方に投げつけて叫び始める。
「ギャォれ!!」
「ギャオ、ギャオ!」
中には剣先に絡みつき、自傷している根もいた。
当然、俺にも痛みは走る。
痛てっ!!
って、なんだよ急に、、、
、、、って、お前らうるせーー!!
「ギャーーーー!!」
「ギギギギャォ!」
「ゴゴゴゴギャ!!」
「オギャア!」
「キギギギャーー!!」
気がつくとカエルの集団みないな感じになっていた。
というか、ビジュアルも鳴き声もかなり怖いな。
まあ、そのせいでここら一帯は、かなりうるさかった。
俺はとりあえず、だまらせるため制御して川につける。
シーン、、、。
よし!!
静かになったな。これで、、、
ザバーッン!!
っと大きな音がして根が現れた。
なんと、口には魚が入っていた。
そして、美味しそうに食べはじめた。
ガリガリ、、ボリボリ、、ゴックン。
、、、、、、、、、、、、、、
「ギア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ャーーーー!!!!!」
うるせぇーーーーー!!!(゜Д゜)
バンッ!!!
俺は反射的に根を砂利に叩きつけた。
ピクピク、、、、ピクピク。
根は叩きつけられた反動でけいれんしてた。
が!なんか、くねくね動き始めた。
ガリガリ、、、ガリガリ
、、、、こ、こいつ!、、、
石を食べ始めてやがる!!
、、、いや、噛んでるだけか。
その後、他も根も同様に動き、
魚を取って食べたり、石をガリガリしてる。
「ギャーーーー!!」
「ぎゃんぎゃん。」
「ゴゴゴゴギャ!!」
「ガリガリガリガリ、ガリガリガリガリ」
「ガリガリ、、ぺっ!ガリガリ、ガリガリ」
「ガリガリボリボリ、ゴックン。」
「ぎ、ぎ、オギャアーー!!」
、、、って、マジでうるせー!!!!(゜Д゜)
なんだよこいつらは!
全部が全部、自由すぎるだろ!!
ってかもう知らん!!
その後、それでもうるさかったので
口のある根は全部砂利場にやり、俺はガリガリ音で我慢するのであった。
だが!その時、「枝」は見ていた!!
そして、枝は根と同じ様に武器に絡みついて、、、
あとは、ご想像通り、、、(以下略)
根の行動と同じであった。
それにしても謎すぎるなこの樹は。
日に日に怪物化が進んでないか?
今後どうなるのか、かなり心配だな。
この根や枝が進化した一部始終を見ていた村人達は
何を思ったのか、大量の食べ物(主に何かの肉)を持ってきたのであった。
「ガリガリ♪モグモグ♪ゴックン!」
それを喜んで食べる根と枝。
そのあとは大人しくその場でくねくねしているだけであった。
なるほど、餌付けか!!
参考になるな!
その後、昼と夕方も食べ物が届いた。
しかもデザートつき。
気の利いた事で。
ちなみに枝の根元などの届かない口の所が
食べれなかったらしく、うるさかったので
枝を操作して食べ物を持ち運び、
食わせて黙らせた。
かくして、今日の朝一から戦い勝利し
新しい謎な進化?も遂げ、一日が終わろうとしていた。
、、、明日は、頼むから、何もなければいいな。
そう思っていると
俺はだんだん意識が遠くなり
そして、深い眠りに落ちたのであった。