プロットの役割
①プロットとは、起こる事柄を時系列順に並べた年表ではない。
作品を好きになってもらうための、したたかな工程表だ。
②まず、読者は作品の知識が0の状態からスタートする。
これを100に持っていく。この道のりが読了。
そして目的。
③この100は、世界の支配者たる作者にはどれも簡単で理解しやすいものに見えるけども、読者にとっては困難で全くもって理解不能なもの。
数字の若い順番にひとつづつ丁寧に、やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、ページをめくってもらえない。
④数字の小さい要素とは、読者の常識に近いもの。既に知ってるだろうもの。
数字の大きい要素は、逆に知らないだろう事柄やイレギュラー。
⑤それを要素ごとに“隣接”するように、並べると理解がはやくなる。
順番を間違えると、理解できなくなる。
⑥まず、足し算を教えてから掛け算を出す。掛け算を理解したことが確認できてはじめて累乗の話ができる。そうしたら対数までいける。
いきなり自然対数の美しさの話はしない。
⑦例として、「ゴブリンロード」ならば。
「人を襲う化け物がいる」「ゴブリンって名前らしい」「ゴブリンは頭が良くない」「罠や魔法を使えば簡単に倒せる」「罠が効かないゴブリンがいる」「統率のとれた動きをするゴブリンがいる」「巨大なゴブリンが指揮をとっているようだ」「あれはただのゴブリンではない、ゴブリンロードだ」
こう並べる。
ゴブリンのことを知らない奴を相手にしているんだから、基礎から始める。
一度学習させたら、グレムリンが出てきたとき「ゴブリンより小型の四足獣で、知能もさらにない」「ただし噛み付かれたら酷いことになるぞ」で、いけるようになる。
⑧習得が困難な要素ほど、何度も繰り返す必要。尺をかける必要。
似た要素があるなら、こんがらないように何度も区別させる。
前に出てきた要素があるなら、復習。一回でヒトが覚えられるものか。
⑨で、こんなことを書き終わるまで何ヶ月も覚えておくことはできないし、そもそも覚えることもできない
だからプロットは出力しましょう、書き出しておきましょうってことなんだと思う。
わけわかんない言葉を辛抱づよく、わかるようになるまで聞いてくれたひとたちに感謝




