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プロローグ

作者の自己満足。

やりたい放題。

稚拙な文章、申し訳ありません。

続いたら奇跡。

「え?世界のバランスが崩れている?」

にわかに信じがたいその言葉に、私は半ばあきれ顔でこう返した。

「…で、私がその選抜メンバーに選ばれたのですか。」

校長からの話はこうだ。

今まで、一般市民に害がなかったため特に問題視されていなかっ悪名高き魔族『シャポスニコフ』に『神角(しんかく)持ち』の双子が生まれたそうだ。

そもそも、神角を持って生まれる確率は1%にも満たない。

それが双子となれば強大な魔力となり、世界に影響を及ぼしかねない、とのことだった。

「…でも、まだ赤ちゃんなのでしょう?…それを駆逐するだなんて…私には…。」

「駆逐、ではない。シャポスニコフ一族の殲滅(せんめつ)が今回の目標だ。」

「…!…私にそのような力など…。」

「今回選んだメンバーは5人。お前にはそれだけの力がある。…どうだ?」

校長からの任命となれば、あっさり断るというのもいかがなものだ。

「…承知致しました。その任務、引き受けます。」

「よく決意した。では、お前にこれを渡そう。」

それは、1枚の(ふだ)であった。

「…?…これは。」

見覚えがある。

…ああ、召喚術に使うものだ。魔力をこめると、その魔力量に準ずる武器に変わるもの。


--


「…ほう。投げナイフか。」

彼女の札は、8本の小型ナイフへと姿を変えた。

「…では、他のメンバーと顔合わせしてくるがいい。」

部屋を出ていく彼女の背を見つめなながら、ふーっと一息つく。

「…あの悲劇を繰り返さんことを…期待している、我が娘よ。」

部屋の半分以上を占める大きな本棚から一つ、分厚い書物を抜き出す。

『人魔大戦』ー。

それは、私がまだ10歳にもならないほど遠い昔に起こった。


この世界には様々な種類の生物が共生している。

70%ほどを我々亜人族が占めているが、ほかにも天人、地底人、龍人、妖精、そして魔族などがいる。

地底人を除く全ての生き物は魔力を生まれつきもっている。

そして、己の術を磨くことで(普通は学校へ通い、授業を通じて習得していく)魔法が使えるようになる。

…とはいっても、今の時代は昔のように敵が頻繁に攻めてくるわけでもないため、生まれ持っている魔力量などわずかなものだ。

しかし、稀に膨大な魔力を授かり、生まれてくる『変異体』と呼ばれる者がいる。

その者は、必ず見た目に何らかの印がある。

…例えば、翼。今回選んだメンバーの中にも、『翼持ち』が3人いる。

それから、左右異なる色の瞳を持つ者や何か動物の形をした痣を持つ者。

ーそして神角。

 圧倒的な魔力は、コントロールするのが難しいものだが、思うままに操れるようになれば攻撃手段として、非常に優秀なものとなる。

だからこそ、人魔大戦による数々の犠牲は人々にとってあまりにも大きすぎた。

 はるか昔、『翼持ち』が直接の引き金となった人魔大戦。

強大な力は街を破壊し、作物を枯らし、たくさんの命を奪った。

…そのせいで、今でも魔族に対する差別が至る所に存在する。

そして、その差別が残っているが故に、亜人族などに敵意を向けるシャポスニコフ族のような魔族が存在する。

「…歪んでいるこの世界を、正すために。」

グッと握ったその左手。

くっきりと蝶の痣が浮かび上がった。


--


「…失礼します。」

ドアを開けると、そこにはすでに4人がそろっていた。

「はじめまして!座って、座って!私は群雲むらくもいつきだよ!」

私の顔を見るや否や弾けたように目を輝かせる女の子。その髪の毛がエメラルド色だから…、龍人族?

「はじめまして。私は月影つきかげ心紀みのりよ。」

にこりと微笑みながら差しのべられた手。特徴的な尖った耳と透き通るようなピンクがかった髪の毛を眺めつつ、妖精族かなと思いながらしっかりと握手を交わす。

柚子野ゆずのそらですっ。よろしくね。」

明るく、フレンドリーな印象の彼女。なんとなく、天人族かな…。

「…八剱やつるぎ真夜まや。」

そう言ってふいと顔を背けた彼女は少し、いや、かなり無愛想。それよりも、その幼さに驚いた。せいぜい10歳前後、といったところだ。

「…真夜ちゃん、歳いくつ?」

「呼び捨てでいい。…数えてない。地底人だから…。」

…地底人ってたしか1000年は生きるよね。

しかし、女性というのは地底人にしては珍しい。

それにしても、整った顔立ちだな…。

ぼーっとその横顔を見つめていると、樹がこう切り出した。

「さて!どうやら私たち選抜メンバーはこれから同居するらしいよ!」

「ええ!?初耳…。」

その言葉に目を見開く。

「トレーニングルームや娯楽施設、いろいろな設備が整ってるんだよ!」

にこにこしながら、樹が説明する。

「それに、温泉まであるわ。ストレスをためないように、でも修行に専念させるためなのか森の中にあるのよね、その家。」

苦笑いしながら、心紀が続ける。

「…さて。そこまで飛んでいくよ!しっかり掴まって!」

そう言ったかと思うと、宙に後ろから抱きかかえられた。

あわてて、真夜をつかむ。

「っ…ちょっと…!」

「じゃあ宙、私は心紀をつれていくからね!競争だよ!」

勘弁してくれ、と思った瞬間。凄まじい速度で周りの景色が後ろに流れて行った。

真夜も、必死にしがみついてくる。

「まてーい!逃がさんぞお~!」

とか調子こいた声が後ろから聞こえてくる。

ああ、もう…あほか。

私は考えることをやめ、なすがままにされるのであった。



閲覧感謝。

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