事 故 の 原 因
(岡田茂吉師の論文です)
事 故 の 原 因(岡田茂吉師の論文です)
近来交通事故を始め色々の事故が多く、当局に於ても絶えず注意を与えているがそれに頓着なく年々増
える一方であるから厄介である。ではどうすればいいかといっても今の処其の原因が全然不明であるか
ら、注意以外どうしようもないのである。そこで真の原因は何処にあるかという事を吾々の解釈から書い
てみるが、それは近代人の神経の問題である。つまり神経が鋭敏に働かない事に起因する。危険に直面し
ても其の瞬間避けるべき行動の敏速を欠く事で、一の何分の一のズレも災害の直接原因となる以上それの
矯正より外に手段はないのである。これに就て私がいつも思う事は近頃の青年の敏捷性のない事である。
彼等は今年七十歳になる私よりも行動遅鈍の者が多い。私としては普通の行動と思っているのに、彼等は
私を素早いと常にいっている。では其の様に頭脳遅鈍の原因は何処にあるかというと、全く現代人はヤレ
注射、ヤレ何の薬などといって矢鱈に薬を用いたがる、又酒類にしても防腐剤や何や彼やと薬が入ってい
るし、農作物にしても化学肥料や殺虫剤などを用いるから、それを吸収した作物は長い間には相当量人体
内に薬毒として溜るのである。右のように今日の人間は薬浸りといってもいい位である処へ生活が益々複
雑となるので頭の使用も加重となるから、自然薬毒が頭に集中凝結する。それに対し不断に微弱な浄化作
用が起るから大抵な人は頭が熱く逆上的であり頭重、頭痛が常に起りボーッとしたりする。というように
今日の人間で恐らく頭のスッキリしている人は殆んどないといってよかろう。之が事故ばかりではない近
頃よく新聞に出ている殺傷沙汰なども其の原因となる。
斯う考えてくると、事故の根本原因は全く薬であるから此の社会から薬を無くさない限り事故は増えるとも減る筈はないのである。嗚呼恐るべきは薬剤なる哉である。(岡田茂吉師の論文です)




