表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

プロローグ1 

今、俺は死んで真っ白な部屋に居ます。

テンプレ過ぎて、90%確信が有りますよ。

これはアレですよね?

異世界転生ですよね?

日本の中二病患者が望んで止まないアレですよね?

そんな事を考えながら、早くも小一時間が経つんだけどな~んの変化も神様の御言葉もいただけません…


まさか、テンプレではなく俺の頭が狂ったのかと考え出した頃にその声は聞いてきた。


「貴方は何故、こんなところにいるのですか?」

酷く機械的な女性の声は俺にサラッと、さも今気がついたと言わんばかりに聞いてきた。

「えっと?気がついたら此処に居たんで何でかと聞かれても…」

やっ!これは、焦る!喚ばれてきた訳じゃないのか?

「ふ…む。少し待ちなさい。調べてみますので…」

「はい、宜しくお願いします…」

どういう事だろうか? 神様の気紛れで~、異世界に危機が~、ってな感じでチート貰って大活躍を夢想してた俺は焦る。

まぁ、普通に考えたら神様が気紛れなんて早々起こすわけも無いよね?なんて考えてたらまた声が聞こえてきた。

「災難でしたね。どうやら貴方はもとの世界で亡くなって輪廻の輪から溢れてしまったもようですよ?」

何か淡々と他人事みたいに仰る声って当たり前か、他人事だもんね!でも、俺としたら焦るよね?どうしろって言うんだよ!

「困りましたね。私の担当の世界の魂では有りませんし、かといってこのまま放置も出来ませんしね」

「…あっ、連絡が来ましたよ。えっと、…私の裁量に任すですか?」

えっと?ナニソレ?厄介者を適当に擦り付けました~見たいな感じじゃないですか?

「…どうしましょう?どうして欲しいですか?」

「えっと、希望を言えば叶えてくれるんですか?」

恐る恐る聞いてみる。

「そうですね。内容にもよりますが…」

これは、チャンスなのか?

どうやら俺は死んだらしい。

ならば…

「じゃあ、生き返ったりとかは出来ますか?」

「そうですね。元の世界では無理ですが、私の管理世界になら生き返りも出来ますよ。」

おぉっ、じゃあ人生やり直し可能じゃないですか!

「じゃあ、生き返りたいんですがその管理世界ってどんな世界なんですか?」

「貴方に分かりやすく言うと中世ファンタジー世界?ですかね?但し、魔王なんかは居ません。其れなりに危険ですが、調和の取れた世界ですよ」

おぉっ、諦めていた異世界トリップ実現が! ちょっと興奮してきた!

「で、ではその管理世界に生き返りたいんですが…ちょっと不安も有りますし何か能力を頂けませんか?」

「能力ですか?私の管理世界のバランスを崩す様なものは却下しますよ?」

やっぱりですか?チートは無理かぁ、じゃあ生き残る為の能力だよね。

「じゃあ、管理世界のコミュニケーション力は勿論貰えますよね?」

「そうですね。管理世界の会話、読み書きや知識は貴方が元の世界で努力した度合いによって与えましょう。」

…この神様、甘くはない。やっぱりチートは良くないよね!

(泣)

「じゃあ、俺が俺のままで、管理世界に行けますか?」

「魂はそのままで肉体が管理世界の人間ということであれば可能です」

それって、その世界じゃ人としての姿形が違うって事だろうか?

 スライムとかグレイの様な宇宙人がその世界の人間ですなんて言われたらどうしよう?      

「そのような事はありません。貴方の前世の人族と基本的に同じ姿形です」

うおっ、変な想像してたら思考を読まれた。さすが神様、じゃあ問題もないな。

「そっ、それでは人族でお願いします」

焦りながら答えると、なにやら目の前で光の玉が現れウニョウニョと人型サイズまで膨らんで段々と色が付いてくる。

黒髪の少年から青年にかけての・・・生前の俺と同じ年ぐらいで良く俺に似ている男だ。

違いと言えば肌の色が白人系で顔の彫りが深くなっているぐらいか?生前の俺はクォーターだったからあんまり違和感は無い。でも前よりは男前だ。まぁ、人並みから人によっては男前って言って貰えるレベルになっただけだけど。

「こちらが貴方の身体です。さあ、融合しましょうか」

しげしげと見ていたら、いきなり意識を失った。

 







「ちょっ?えっ?」

 いきなり目が覚めた。びっくりして起き上がろうとしていきなり眩暈がしてしゃがんでしまった。

「ああ、いきなり動こうとしてはいけませんよ?まだ身体と魂が融合したばかりですからゆっくりと・・・そうゆっくりと身体を動かして下さい」

 言われるままに身体をゆっくりと動かしてみる。しばらくすると馴染んできたのか思い通りに今までと同じように違和感なく動かすことができてきた。

「ありがとうございます。これで生き返れたんですね?」

 身体を得て五感を実感できるようになった俺は神様にお礼を言った。


 さて、手にいれた身体をじっくり観察して見る。

五体満足ある! 以前の俺は事故で片足を無くしていたから、五体満足であるということがどれ程有難い事か身に染みて嬉しい!

最初から無いものなら諦めもつくけど、俺の場合は事故だった…

…と、いかんいかん昔の事より今からの事を考えてなきゃ…



「ありがとうございます。後は、能力ですけど……」


さて、何が良いだろう?さっきも考えていたけど…

1、生活能力

2、生存能力

3、魔法能力

なんだけど………


「成る程、生涯を全うする為に管理世界で必要な能力ですね?…では、私が許容出来る力を授けましょう」

おぉっ、話が早いですね。

「まず、一つ生活能力ですか?これについては、現状の能力で十分に生活していけますので、一般的な知識を与えましょう」

えっ………?

「二つ目、ふ…む? なかなか努力された様ですね。では、この力に加護と祝福を与えましょう」

よ、良かった~って!えっ?

「三つ目、魔法ですが……… 貴方に謝らなければなりません」

な?なんですと?サクサク決められて、ここでいきなりアクシデントっすか?






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ