表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
古民家カフェで紡ぐ恋〜歳上部下は犬系男子?〜  作者: 暦海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/43

自然の中のランチタイム

「……さて、この辺でいいっすかね。先輩はどう思います?」

「ええ、そうね。もちろん、私もここが良いと思っていたわ。それこそ、来る前から思っていたわ」

「そ、そうっすか。それは良かったっす」



 それから、十数分経て。

 軽く辺りを見渡した後そう問い掛ける戸波(となみ)くんに、力強く頷き答える私。うん、これで十分にキャンプ通をアピールできたはず。ええ、誰が見ても本物のキャンプ通よね。


 ともあれ、今いるのは透明な川の畔。柔らかな光を受け仄かに輝く綺麗な水の傍にて、少し遅めの昼食を取ろうという話になったわけで。




「…………美味しい」

「ですよね! いやーやっぱ自然の中で食べるといっそう美味いっす」



 それから、しばらくして。

 そう、感嘆を洩らす。そんな私の言葉に、満面の笑顔で同意を示す戸波くん。メニューはキャンプの定番とも言えるバーベキュー。言ってみれば、野菜や肉、魚などを網で焼いているだけなのだけど……これが、めっちゃ美味しい。彼の言うように、やはり普段とは違い豊かな自然に囲まれているのが大きな理由なのだろう。……でも、それ以上にきっと――


「ほら、どんどん食べてくださいね先輩!」

「……ええ、貴方もね」


 そっと視線を移すと、ニパッと太陽のような笑顔で告げる戸波くん。そんな彼を直視できず、さっと目を逸らしポツリと呟いた。




「いやーほんと美味かったっすね! つい食べ過ぎちゃいました」

「ええ、私も食べ過ぎてしまったわ。なので、調整のため明日から1週間216時間の断食を――」

「いやお願いなんで止めてください。めっちゃ心配になるんで。そもそも、そこまでは食べてないでしょう」



 それから、数十分経て。

 充実した食事を終え、ほのぼのとそんなやり取りを交わす私達。うん、改めてだけど本当に美味しかった。流石に1週間は言い過ぎたけど、明日はそれなりに抑えなければ――


「ところで、この後ですけど先輩はなにかしたいことあります? あっ、もちろんゆっくり休んでからでいいっすけど」


 すると、思考の最中そう問い掛ける戸波くん。……したいこと、か。うん、それならやはり――


「……そうね、だったら……鬼ごっこ、なんてどうかしら?」




 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ