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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

自然消滅したと思っていた

***BL*** 高校一年生の冬から付き合っていたのに、大学受験が本番間近になり疎遠になった二人。ハッピーエンドです。

 この駅に来ると、時間が逆戻りして、僕は高校生になる。



*****



 高校生の時に通っていた駅だった。

 駅前にある塾に1年生から大学受験までの間、ずっと通っていた。

 隣の高校に通っていた鷹宮と仲良くなったのはいつだったかな、、、。



 鷹宮はあっさりしていると言うか、素っ気無いと言うか、、、。SNSの返事は滅多にしないタイプだった。返事が有っても一言、二言。らしいと言えばらしいけど、本当は淋しかった。



 塾には毎日行っていた。授業が無くても自習室が自由に使えて、わからない事があれば、手の空いてる先生や友達に聞く事が出来るから、僕は平日の夜は毎日来ていた。

 鷹宮も同じだった。授業のコマ数が違うけど、毎日いたから、自然と帰りは一緒になった。

 塾は駅前にあるから、駅までの5分位の道だけど、毎日たわいも無い話をしていた。


 塾のある駅は、複数線の乗り換え駅で、構内は広く、お土産屋さんや小さな飲食店、雑貨屋さんもあった。



 高1の冬に、鷹宮から告白されて付き合った。

 鷹宮は、素っ気無いクセに優しい男だった。だから、僕も一緒にいて楽だった。話す事がそんなに得意では無い僕の、一体何処が好きかわからなかったけど、僕も鷹宮の事が好きだったから、嬉しかった。


 鷹宮に僕の気持ちを伝えた事は無い。

 付き合う時も、鷹宮が駅の改札で

「好きなんだ。付き合いたい」

って言ってくれて、僕は

「いいよ」

って言っただけだった。



 休日に会う事は無かった。毎日塾で会っていたから。

 本当は、水族館や動物園、映画館とか遊園地でデートしたかったけど、僕の少ないお小遣いでは誘う事も出来ないし、アルバイトをしたかったけど、学校も家もアルバイトは禁止だったから出来なかった。

 

 駅までのたった5分が、僕達の世界だった。家や学校の話、進路の話、色々話した。

 でも、受験間際で塾に行かなくなると、鷹宮と会う事は無くなった。お互い勉強の邪魔をしてはいけないと遠慮していたし。鷹宮は元々返事が少なかったから、僕が何かメッセージを送る回数もどんどん減って行った。

 最終的に大学受験が終わると、僕達の関係は自然消滅した。、、、多分。



 入学式が終わり、やっと大学に慣れた頃、僕はアルバイトを始めた。

 高校生の頃出来なかったアルバイト。僕は気が利かないから、慣れるまで苦労した。それでも夏までにはちゃんと仕事が出来る様になった。

 秋口に、バイト先が改装する事になった。僕は、新しくバイトを探すのも、わからない仕事をするのも不安だったから、他の店舗の手伝いに行く事にした。その店舗があるのが、僕が通っていた塾のある駅だった。

 改札を出て、塾とは反対側にある店舗だった。店長さんは、優しい女性で、見慣れたレジと商品、包装紙。緊張したのは最初の一週間ですぐ慣れた。



 でも、僕は、駅の改札を通る度にドキドキする。毎日、鷹宮と歩いた駅だ。改札口を見る時、通る瞬間、僕は高校時代に戻る。

 鷹宮がいる訳無いのに、、、。僕だけが高校生になる、、、。



 金曜日の夕方、バイトに行く為に改札を通った。僕は駅の中から外へ。

 隣の改札を鷹宮がすれ違った様に見えた。

「え?」

と思った瞬間、心臓がバクバクしてパニックになった。急いで振り向いたけど、顔が見えなかった。追い掛けたいけど、バイトの時間もある。僕は何度も振り返った。心臓は、ずっとバクバクしたままだった。



 バイトの帰り道、駅で鷹宮に会わないかとキョロキョロした。あれが鷹宮かはわからなかったけど、鷹宮もこの駅を利用していたから、会えるかも知れない。

 バイトが終わる時間は、塾が終わる時間と同じ夜9時だった。

 駅に向かう時間が同じだった所為か、夜の駅構内の雰囲気があの頃と同じで胸が騒つく。

 案の定、鷹宮に会う事も無く電車に乗った。



 それから、あの駅に来る度にドキドキしながら鷹宮を探した。でも、会える事は無かった。



 バイトが終わり、駅で交通系電子マネーにチャージをしようとチャージ機に立ち寄った。3000円だけチャージして改札に行くと、鷹宮がいた。思わず息を飲んで、鷹宮に近付く。緊張して、心臓が壊れそうだった。

 声を掛ける勇気が無くて、肩を指先でちょんちょんと触る。鷹宮が振り向いた。

「小堀!」

僕は、笑った。何を話したら良いかわからなくて、微笑むしか出来なかった。

「小堀!元気?」

僕が返事をしようとしたら

「大和!」

背の高い男が、鷹宮に近寄って来た。

「あっ!ごめん!ごめんね!」

僕は、急いで改札を通った。慌て過ぎて、改札が開く前に通り抜けようとしたお陰で、扉にぶつかった。あまりの恥ずかしさに、そこから逃げ出したかった僕は、ホームへの階段を走り降り、出発間際の電車に乗った。



 鷹宮に彼氏がいた、、、。



 僕はドア横に立ち、外を眺めた。すごく悲しい気持ちになって、流れていく夜の街を眺めた。



 大学に入学して半年以上経っていた。11月も終わり、明日から12月だった。鷹宮と疎遠になり始めたのも12月、、、。1年経てば新しい彼氏が出来ていても仕方が無いと思いながら、涙を我慢した。

 改札を出て、商店街を抜け、民家が密集する薄暗い道になると我慢も出来なくなり、僕は泣きながら歩いた。



*****



 鷹宮から連絡があった。

「元気だった?」

嘘でしょ?、、、でも、嬉しい、、、。

 だけど、彼氏がいるのに連絡してくるなんて、大丈夫かな、、。

 僕は

「彼氏がいるんでしょ?」

と返事をした。

 鷹宮からの返事は無い。



**********



 彼氏?

 どう言う事かわからない。

 俺はずっと小堀の事が忘れられなかった。

 受験が終わり、連絡をしたかったけど小堀から連絡が無かった。だから、悪い事を考えていた。大学受験が終わったからと言って、良い結果が出たとは限らない。俺は怖くて連絡が出来なかった。

 その内入学式を終え、今度は大学生活に慣れるのに大変かも知れないとか、新しい友達との付き合いで疲れているかもと考えて、、、もう少ししたら連絡しようと考えている内に時間ばかりが過ぎてしまった、、、。



 折角、小堀に会えたのに、小堀の様子が変だった。連絡を取りたかったのに、俺はいつもの癖で連絡が遅れた。

 そして、小堀からも連絡が無い。

 このままだと、また小堀が遠くに行ってしまう。そう思って、一言

「元気だった?」

と送信した。


 小堀の既読は、なかなか付かなかった。用事があったんだろう、俺もなかなか返事を出さないし、、、。そう思っていた夜

「彼氏がいるんでしょ?」

メッセージが来た。


、、、俺の視線が止まった。思考も動きも何もかもが止まった。

 彼氏?どう言う事かわからない。

 俺はまた返事が出せなかった、、、。



 何気なくカレンダーを見ていた。

 今日は金曜日か、、、金曜日?!

 小堀に会ったのは先週の金曜日の夜!俺は急いであの駅に行った。小堀に会いたかった。

 結局俺は小堀に返事が出来なかった。小堀と別れ話は出なかった。だから別れていない、と思っていた。でも、心の何処かで半分は自然消滅したのかも知れない、と考える事もあった。

 書けない返事に悩むよりも、兎に角会いに行きたかった。

 先週の俺は何をしていたか考える。弟が参考書を買いたいからと待ち合わせをした。部活が終わって、駅に着くのが7時半頃だと言われて待ち合わせをして、飯を食ってから本屋に行った。本屋で参考書を買い、ゲーセンをフラフラした。駅ビル閉店までいて、その後に小堀に会った。

 今日、小堀に会いたい。


 駅の改札に8時半過ぎに着いた、先週会った改札横のチャージ機を確認する。いない。

 そんなに簡単には会えないとわかっていながら、小堀を探す。探しながら、一言メッセージを送りたかった。

「彼氏いるんでしょ?」

に対する返事が難しい。いないと書けば、小堀と別れた事になる気がする。肯定するのも何だか変だ、、、。

 俺は散々悩んで

「会いたい、駅で待っている」

と送った。

 既読はなかなか付かない。小堀を見逃さない様に改札をチェックしながら、スマホも見る。



 9時過ぎに既読が付いた。小堀がメッセージを見たんだ!返事が来るかも知れない。スマホを見たり、辺りをキョロキョロと見ては小堀を探す。

「小堀!」 

小堀が俺に気付いた。少し、オドオドしながら近寄って来る。 

 小堀が真っ青な顔をしていた。

「小堀、どうした?」

「?」

ちょっと小首を傾げる。

「顔色が悪いみたいだ」 

「あ、、、。急に鷹宮から連絡があったから、、、その、、、」

俺から連絡があると、どうして顔色が悪くなるのか分からなかった。

「カラオケ行こう!」

嫌そうな顔をされた、、、。小堀はカラオケが嫌いだった、、、。

「時間気にしないで話せるから、、、その、、、」

小堀がちょっと安心した気がする。

 駅ビルを出て、塾に行く方向に向かう。長い階段を降りて、信号を渡るとすぐにカラオケ店があった。

 金曜のこの時間だから満室で、かなり待たされるのがわかった。

「ごめん、、、」

「大丈夫、、、。今日は帰ろうよ、、、」

俺はカラオケ店を出て、駅と反対に歩いて行く。まだ、帰りたくなかった。

 一つの看板に目が止まる。

「鷹宮?」

値段もカラオケとそんなに変わらない、、、。よしっ!

 俺は小堀と腕を組み、建物に入って行った。

 小堀は怖気付き、身体に力が入っていた。

 一瞬で財布の中身を頭で確認する。確か、万札が2枚入っていた筈だ。大丈夫、、、。

 特に考える事なく、一つしか点いていない部屋の休憩ボタンを押して、出て来た鍵を受け取る。



 小堀の身体が強張っているのが伝わる。

部屋に入ると、何とも言えない空気が流れた。

「鷹宮、慣れてるね、、、」

小堀が泣きそうな顔をした。

「慣れて無い、、、初めてで緊張した。小堀を引き止めたいから、俺も一杯一杯、、、」

「だって、、、彼氏がいるんでしょ?」

そうだった、、、。

「彼氏って?」

「背の高い、、、鷹宮の事、大和って呼んでた、、、」

はあぁぁぁ、、、、良かった、、、。

「それ、弟、、、」

「え?!弟?だって、背も高いし、私服だった、、、」

「バスケやってたから、背が高い。高校は制服の無い所だから、、、」

小堀は恥ずかしそうに、両手で顔を隠した。

「ごめん、完全に僕の勘違いだ」



 俺達はお互いに緊張していた。聞きたい事があるのに、なかなか聞けないでいる。

「元気だった?」

俺が聞くと、小堀が小さく笑う。

「うん、大学も慣れて、バイトも頑張ってる。鷹宮は?」

「俺も、バイトしてるよ」

二人掛けソファに座っているのが、何だか恥ずかしいけど、他に座れる所はベッド位だし、、、。

「冷蔵庫あるんだ、、、何か入ってるかな?」

「見てみる?」

俺が立ち上がると、小堀も着いて来た。

「昼から何も食べて無くて、お腹空いてるんだ」

二人で冷蔵庫を開けると、ジュースが入っていた。

「飲んでもいいのかな、、、」

「いいんじゃない?どれにする?」

「コーラが飲みたい」

俺はコーラを小堀に手渡し、自分のを選ぶ。

「へぇ、、、可愛い手錠がある」

小堀が冷蔵庫の隣にある自販機を眺めていた。それ、、、エッチな自販機だと思う。

 小堀はそれに気が付いたらしく、無言でソファに戻った。ちょっと早足だった。

 俺はジュースを選んで自販機を眺める。そーゆう自販機が置いてあるのは知っていたけど、何が入っているのか気になった。

 全部の商品を見てから小堀の横に座る。肩が当たると小堀は少しピクッと反応した。

「手錠、ピンクのフワフワが着いてて、可愛かったね」

「う、うん」

と言って、モジモジする小堀の反応が可愛い。

「着けてみたい?」

「え?!」

俺は鞄から財布を取り出し、自販機に向かった。お金を入れて手錠を買う。安いだけあって、ちゃちいオモチャだった。

「手、出して」

小堀が言われたままに手を差し出す。恥ずかしがってて良いな。

「逮捕しちゃうぞ」

フッと小堀の力が抜けた。

「鷹宮、何言ってるの?」

と笑う。カチカチカチと音を立てて手錠を嵌める。もう片方の手首にも掛ける。

「へぇ、可愛い」

「これ、女の子が着けたらやっぱりエッチに見えるのかな?」

「、、、小堀が着けても、エロ可愛いけど」

「鷹宮?」

「小堀、、、」

俺の瞳が興奮で熱く潤んで来るのがわかる。

「た、、、鷹宮?」

つい、キスをしてしまった。

小堀は俺の瞳を見ながら

「えっ、、、と、、、。あの、、、」

と言いながら混乱している。

「連絡しなくてごめん、、、」

「だ!大丈夫だよ!鷹宮がそう言うの苦手だって知ってたから!」

「小堀は平気だったの?俺の事、全然考えなかった?」

小堀は視線を落として、手錠を掛けた手を下げた。

「春頃から、自然消滅したのかな?って考えてた、、、」

ポツリと呟く様に言った。

 小堀が袖口で涙を拭いた。

 ごめん、、、。本当にごめん。大好きな小堀を泣かせている自分が嫌になった、、、。



**********



 鷹宮から、駅で待ってるってメッセージが入っていて、びっくりした。彼氏がいるから、曖昧な自然消滅にケリを付けたいのかと思った。

 ゆっくり話したいと言われた時は、早くその場を離れたかった。

 ホテルに入る時も、鷹宮は慣れているみたいだ。僕は、入り方もわからなくて、鷹宮の後を着いて行くしか無かったのに、、、。

 ホテルの部屋の写真が並ぶパネル、一つだけライトが点いていた。どう言う意味かわからずにいたら、宿泊と休憩のボタンの内、鷹宮は休憩のボタンを押した。パネルの一番下から、カタンと音を鳴らして鍵が出て来た。彼とホテルに来る事もあるのかな、、、と思ったら、辛かった。

 部屋に入る時も怖かった。

「付き合ってる人がいるから、ちゃん別れたい」

って言われるんじゃないかと思っていた。

「鷹宮、慣れてるね」

と言った時は、自分で自分の言葉に傷付いて、泣きそうになった。


 でも、実際は違った。僕が勘違いした人は、鷹宮の弟だったし、鷹宮はホテルに入る時も緊張していたらしい。 

 僕はホッとしたと同時に、嬉しかった。



*****



 僕は、鷹宮との関係が

「自然消滅したんじゃないか」

と不安だった気持ちを打ち明けた。

 大学生活とバイトの両立で、忙しかったのも事実だけど、鷹宮に連絡出来なかったのは

「俺達、もう終わってるだろ?」

と言われるのが怖かったからだ。去年の12月から会わない時間が続いて、僕達の関係がわからなかった。自然消滅なら自然消滅で仕方が無いと思っていたけど、その現実を受け止めるのには勇気がいた。


 鷹宮がキスした時、何が起きたか分からなかった。

「ごめん、、、。ずっと小堀の事気になってた。でも、小堀から連絡が無かったから、受験の結果を聞くのが怖くて連絡出来なかった、、、。もし、、、その、、、」

そっか、僕が連絡しないから、受験に失敗したかも知れないって考えたんだ。それは、鷹宮から連絡し辛いな。

「ちゃんと、第一志望に受かったよ」

「そっか、良かった」

「鷹宮は?」

「俺も、受かった」

「おめでとう」

鷹宮が僕の手を繋いでくれた。カチャ、、、と鎖が音を立てた。

「本当はもっと早く連絡すれば良かったんだけど、小堀、新しい生活で忙しかったり、疲れたりしてるかなって考えると連絡出来なかった。ごめんな」

僕は鷹宮の顔を見た。一年前と何も変わらない鷹宮がいた。

 また、キスをされた。

「来て、、、」

手を繋いで、立ち上がらせる。ベッドの前まで来ると

「こっちの方がゆっくり出来るから」

と言って、鷹宮はベッドに上がった。

「鷹宮、、、これ、、、」

僕は手錠が掛かった両手を見せる。

「ん、、、外して上げる、おいで」

僕は不自由な両手を使って、鷹宮の元に行く。

「テレビ付ける?」

「うん」

鷹宮がリモコンのスイッチを押すと、アダルトビデオが流れて来た。ボリュームがすごく大きくて、僕は目のやり場に困るし、鷹宮は固まってしまった。

「あ、、、ああ、、、」

と言って、テレビを消すと

「びっ、、、くりした、、、」

と俯いた。鷹宮が何だか可愛かった。

「鷹宮、、、」

僕は両手を差し出す。鷹宮は、僕の手首を触って考え事をしているみたいだった。

「鷹宮?」

手錠の小さな鍵を枕元の小物入れに置く。その横には、薄くて小さな四角い、、、。

「鷹宮、外して?」

何故か心臓がドキドキする。

「大和、、、」

鷹宮の名前。

「大和?手錠、、、」

「夏、、、俺達。まだ付き合ってる?」

「大和、、、」

「付き合ってるって言って」

「大和はそれでいいの?」

「夏と別れたく無い」

鷹宮が僕を抱き締めた。

「今も夏の事、好きなんだ。でも、もし夏がもう、、、」

「好きだよ!」

手錠を外して欲しかった。鷹宮を、大和を抱き締めたかった。

「僕だって、ずっとずっと好きだった!ずっと淋しかったよ!」

「夏、、、ごめん」

「大和ぉ、、、。会いたかった、、、。会いたかったよぉ、、、」

大和は僕をギュゥッと抱いた。涙を流しながら、3度目のキスをくれた。ただ、触れるだけのキスなのに、大和の気持ちが流れて来る気がした。

 泣きながら、少し唇が開いた時、大和の唇の厚みを感じてもっと触れたくなった。唇で唇を挟み、大和を感じる。

「大和、、、手錠、外して」

大和に押し倒された。

「大和、お願い、手錠を、、、」

大和が僕のシャツをズボンから引き出し、僕の肌を直に触り出した。

「大和!手錠を外して!」

「、、、ごめん」

本気の大声が出てしまった。大和は、僕を起こすと枕元の鍵を取り、手錠を外す。少し赤くなった、僕の手首を撫でる。

「大和、、、」

僕は、大和を抱き締めた。

「大和、大好き」

抱き締めながら、これから自分が言う言葉に恥ずかしくなって、大和の肩に顔を押し付ける。出来れば、今の顔を見られたく無い、、、。

「、、、1年間会えなかった分、たくさん愛して」

「、、、良いの?」

と、言いながら、、、大和は僕を押し倒した、、、。




沢山の作品の中から選んで頂き、最後まで読んで下さってありがとうございます。二人がいつまでも幸せでいられます様に!

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