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忘れてほしくない。

いつも家に誰かしらいる。

風呂も入るし、飯も食ってる。

家族なのでは?



 高1で知り合った友人が我家に入り浸る。

ちょっとは気を使ってるんでしょかね?

バイト帰りに、いつもお菓子を買って来るんですよ。

「食べて〜」言って。

でも私が手付ける前に、ガバッと開けて食べてる。

それウチの土産ちゃうんか?


 彼女、スナック菓子をバラバラこぼすから、わたしが掃除機で吸う。

 「いくつなったら、こぼさんと食べれるんや?」毎回私が言うもんやから、「お母さんみたいやな。」と彼女は笑ってます。


 多分、私のお話を読んで頂いてる、優しいお方は察しが付いてると思いますが、彼女も母子友でございます。

 この子は家が複雑過ぎて、帰りたくない言いますから、じゃ泊まってけ言ってから3ヶ月です。

もう扶養家族じゃん。


 彼女少しチャランポランな所がある。いや、かなりかな。お金にルーズだし、彼氏も良く変わる。

「日替わり定食やな。」言ったら、愛はあるからやて。

おまえ体大事にせえよ。ですよ。


 で、私達は高2なんですが、暫くぶりに顔見せに来てね、「あたし自主退学なってもうた〜」言い出すから、

ハァ?ですよね。


 「何悪い事したんや?ちゃんと話してみ!」ってビックリして詰めたんですよね。そしたら彼女がね

 

 「お母さんみたいや、こんぺいがお母さんやったら良いのに…」って笑うからさ、、アホやな。


 話聞くと、家にも帰らんし、遊び歩いて学校も行ってないと、彼女の母親が思ってたらしくて、

お金の無駄やから自主退学にしたそうな。


 彼女ね、チャランポランのアホやけどね、学校はちゃんと来てましたよ。

家が嫌いなだけで、学校は好きやったから、

徹夜で遊んで寝んと学校来るから、ずっと寝てたけどね。


 中学って義務教育で、全くの非力でしょ。

毎日苦しいって泣いても、何も変わらん。

それが高校なると少しだけ、何とかなる事が増えるし、心が救われたりする訳でね。


 「修学旅行行きたかったな〜楽しみやったのに」言ったのが最後で、それから会うことは無くなりました。


 でも忘れた頃に電話が来る。

ホンマには忘れて欲しくないんでしょうね。

今どこに住んでて、仕事はこれしてるって報告が来るぐらい。


 風の噂で彼氏について行き、東京に居る話を聞きましたが、連絡も途絶えて早6年。

私も、本当に忘れるとこまで来てたんですよ。

でも来たんですよ、連絡が。


 「こんぺい元気してる〜?アタシ元気やで」

「阿呆が!!」私怒鳴ってましたよね。

オマエは!何で心配かけるんや!バカタレが!って

開口一番怒鳴りましたから。


 高校の時はね、友達沢山いる内の一人やと思ってたんですよ。でも、どうやらお互いちゃうかったらしいです。


 これを境にうん十年〜なりますが、一生の友達になりました。

見た目も、生活も、何もかも変化しましたが、

私達はあの日のまま、何も変わらんのです。


 

友達は何でも買ってくれます。

世話になってるからだと思います。

お菓子とかレポ用紙とか、ちょっとしたもんですよ?笑

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