シンデレラとラプンツェルの呪塔奇譚
シエラは継母にいじめられる少女。ある日、継母が冷たい目で言った。「舞踏会に行きたければ、呪われた森の塔から星の髪飾りを持ってきなさい。できなきゃ、死ね」 シエラは震えたけど、舞踏会に行きたくて森へ向かった。森は真っ暗で、木々がうごめいてる。遠くから「助けて…助けて…」って声が何度も聞こえて、シエラの心臓がバクバクした。塔に近づくと、地面が揺れて、木の枝がシエラの服を引っ張った。まるで森が生きてるみたいだ。シエラの足元から黒い影が這い上がってきて、耳元で囁いた。「来るな…来るな…」 シエラは叫びそうになった。「うそ、影が喋るって…私、影踏み遊びじゃないよ!?」 シエラは自分にツッコミを入れて、なんとか塔にたどり着いた。塔のてっぺんから長い髪が下りてきて、誰かが叫んだ。「早く! 髪を登って!」
シエラが髪を登ると、ルナって少女がいた。ルナは目をギラギラさせて言った。「あんた、誰!? ここ、呪われた塔なのよ! 早く逃げて!」 塔の中は壁がドクドク動いて、時間がおかしい。ルナの髪が勝手にうごめき、シエラの首に絡みついてきた。ルナが叫んだ。「ごめん! 呪いのせいなの!」 シエラは首を振ってなんとか逃れた。「髪が動くって…美容院、行った方がいいよ!?」 ルナがキレた。「呪われてるって言ってるでしょ!」 一瞬の笑いで緊張が解けたけど、すぐに怖い幽霊が現れた。目は真っ黒で、顔が歪むように震え、声が塔中に響いた。「星の髪飾りを渡せ…さもないと、永遠にここから出られない…」 シエラとルナは凍りついた。魔女の気配が塔全体を包み、壁が締め付けるように縮んできた。
魔女はシエラの継母が魂を売って呼んだ怖い幽霊だった。星の髪飾りは呪いの元で、シエラが取ると呪いが完成して、2人は永遠に塔に閉じ込められる。塔がガタガタ揺れて、壁が崩れ始めた。魔女が追いかけてきて、ルナの髪を操った。髪がシエラを締め付ける。魔女の声が響いた。「逃がさない…ここで朽ち果てなさい…」 シエラは息ができなくて、目の前が真っ暗になった。「髪で締められるって…私、アクセサリーじゃないよ!?」 ルナが必死に叫んだ。「呪いのせいだから! ごめんってば!」 一瞬の笑いで息を吹き返したシエラは、ルナの手を握った。「ルナ、私が守る! 一緒に逃げよう!」 でも、魔女が近づいてきて、塔の天井が落ちてきた。魔女の顔が目の前に迫り、黒い霧が溢れ出して、シエラの体を包み込んだ。シエラは叫んだ。「やめて…やめて…!」
ルナが叫びながらシエラを引っ張った。「シエラ、しっかりして! 私がなんとかする!」 シエラはルナの声で我に返った。「ルナ…ありがとう…でも、私、霧に飲まれたら幽霊になっちゃう!?」 ルナがキレた。「そんな呪いじゃないよ! しっかりして!」 2人は笑い合ったけど、すぐに魔女が再び襲いかかってきた。黒い霧が2人を飲み込み、塔が崩れ落ちる音が響いた。2人は絶体絶命だ。シエラは最後の力を振り絞ってルナの髪を切った。魔女の支配が断たれ、星の髪飾りを壊すと、魔女が叫びながら消えた。塔が崩れて、2人はギリギリ脱出した。
森の中で、魔女の囁きがまだ聞こえた。「また会おうね…必ず…」 シエラとルナは震えたけど、ルナが笑顔で言った。「シエラ、助けてくれてありがとう」 シエラも笑った。「やっと自由だ! でも、髪飾り持って帰らないと…」 ルナがキレた。「呪い終わったよ! 継母に謝れって言うの!?」 2人は笑い合った。忘れられない冒険になったEND