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交際1ヶ月目 -2


「ねぇ、どこ向かっているの?」

どこかへ歩き出したルカに向かってそう声をかける


「おいしい魚が食べられるところ」

私を見ることなくルカは答える

どうやら詳しくは教えてくれないらしいので

諦めて私はルカについて行くことにした


---


「ん、ついたぞ」

仕事場から10分ほど歩いて着いた場所はいかにも

定食屋さんと言う感じの見た目をしたお店だった


基本的に仕事場にある食堂でお昼ご飯を済ませるので

こんなお店が近くにあるのは知らなかった


「いらっしゃいませ!何名様ですかー?」

お店に入ると店員さんが、元気のいい声と眩しい笑顔で出迎えてくれた

店内は、とても賑わっていて人気店だということが一目でわかった


「2人で」

ルカが答えると店員さんがルカに気付いたようで

さっきよりも親しげな口調で話し始めた


「ルカさんでしたか!女性と一緒なんて珍しいんで気づきませんでしたよ〜こちらへどうぞ!」

店員さんは私たちを席に案内すると、メニューが決まったら呼んでくださいと言って去っていった


「いいお店だね。よく来るの?」

店員さんの素敵な笑顔といい匂いにやられた私は、さっきまでの憂鬱な気持ちを忘れてルカに話しかけた


「まぁなー。魚系だったらここら辺がオススメ」

ルカが私にメニューを見せながら教えてくれる


「うーん。じゃあ海鮮定食で。」

「はいよ。」

私の注文を聞いたルカが店員さんを呼んで私の分も頼んでくれた

その慣れた様子を見て本当に常連なんだということがわかった


「お待たせしましたー。海鮮定食と竜田揚げ定食ですー!」


「わ、美味しそう、、、」

注文後すぐに運ばれてきた料理をみて私は思わず声を出してしまった


「だろ?」

得意げな顔してルカが食べ始める

普段だったらイラついているその顔も、この素晴らしい海鮮たちに免じて許してあげよう


そんなことを考えながら、私も海鮮を食べ始めると


「あ、だし巻き食べるか?好きだっただろ?」

急にルカが竜田揚げ定食についていた、だし巻きのお皿を私に差し出した


「え、いいの?」

私が頼んだ海鮮定食には、ついていなかったから、思わずそう言ってしまった


「ん、あげる。」

なぜかルカが嬉しそうに、私のおぼんへお皿をおいた


「あ、ありがと、、。

 さ、さすがルカ。やっぱ女の喜ぶことわかってる〜ここもよく女の人ときてたの?」

ルカのあまり見たことのない反応に戸惑ってしまい、思わずそう口走ってしまった


「はぁ?さっき店員さんも言ってただろ。女つれてきたことなんかねぇーよ。ってか騎士団のやつらとでさえ、ここはほとんど来ないし」

ルカはさっきとは真逆の、ムッとした表情でそう言った


「そ、そうなんだ、てっきりこんな美味しいから色んな人に紹介してるのかなって思ってさ。」


「美味しいから、あんま人に教えたくねぇんだよ。

 、、、まぁお前とは来たいなと思ってたから教えたけどな。」


「へ?」

ルカのその言葉にどう反応して良いかわからず、

戸惑った反応をしてしまった。



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