交際1ヶ月目
「はぁ、、、あっ!」
昨日のルカとのやり取りを後悔しながら、診療所で使ったシーツを干していると、騎士団の人たちが歩いてくるのが目に入った
午前の訓練が終わって、食堂に向かっているところだろう
騎士団の施設は、診療所の隣の建物のため、食堂をはじめ診療所と共有の場所が多い
だから、騎士団の人たちと遭遇すること自体は珍しいことではないけど、今日はできるだけ避けていきたい
「おい、何コソコソしてんだよ。」
騎士団の人たちの視界に入らないように、シーツの影に隠れていたのに、よりにもよって1番見つかりたくなかった人に見つかってしまった
「うわっ!え、あ、、み、見ての通りシーツを干してただけですけど?」
「ふーん?てっきり俺に見つからないよう隠れてたのかと思ったけど」
「はい?な、んで私が貴方から隠れなきゃいけないんですか?」
「だよなー。彼氏から隠れる意味とかわからないもんな?ってか、これいつ終わんの?」
ルカはシーツを指差しながら、そう言った
「えっ、あ、、もうカゴ返すだけだけど」
ルカから発せられた彼氏という単語への、戸惑いを隠すように、私は急に投げかけらた質問に答えた
「へー。じゃあ午前の業務はこれで終わり?」
「え、あ、うん。まぁそうだね」
ルカの質問の意図が分からず、困惑しながらルカの顔を見るとルカは目を逸らした
「じゃあ、一緒に外に飯食いいこーぜ」
相変わらず目は合わさずに、ルカが言う
「は?なんで?」
「付き合ってる2人がご飯一緒に食べるのに、理由がいんの?ほら、早くカゴ戻しいくぞ」
「えっ、ちょっと待って、、!」
わたしに、断る隙を与えないようにカゴを持って歩き出したルカを追いかけた
いや、本当どうゆうこと??
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「ここでいいの?」
「あ、うん。ありがと。」
結局、最後までルカにカゴを運んでもらってしまって
ただ私はカゴを返す場所を案内するだけになってしまった
「ん。じゃあ飯行くかー。魚と肉どっちがいい?」
「さかな」
何を言ってもはぐらかされそうだし、もう大人しくついて行こうと決め、私はそう答えるとルカは少しびっくりした顔をして私の顔を見たあと
「魚な。じゃああそこにすっか。」
と言うと、歩き出した。




