表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/82

第69話【血族?】

 ルゥンさんは——、確か〝ほとんど身より〟が無かったはず——。

 それでも秘密とやらの共有者の中に入っているなら、僕も入ってもいいということか。

 つまりこれは、どう考えても〝エリタスサマ絡み〟。


 ここでの〝答え〟は一択しかない。

「加えていただけるのでしたら、ぜひ」

 〝父君〟は肯く。肯くが話しはここで〝終わり〟ではない。

「これは君が買った〝女奴隷〟にも口外してはならん。いいね?」


 ラムネさんにもか、ちょっとキツいな。


「これを聞いちゃったらもう裏切れなくなるからね」と、隣でエリタスサマが見透かしたように怖いことを言う。

 あの〝母君〟はどうだろう? と思いさりげなく視線を移動させれば、こっちをまったく見ていない。しかし『こんな者に秘密を教えるのですか?』と異議も唱えない。つまり暗黙の了承か……


「こちらにお世話になっている以上、僕はその〝求め〟を承諾します」

 そう言うと〝父君〟は「ふむ、」と言って顎に手をやる。

 ——なんかマズいこと言っちゃたのか?


「——それは私の期待した答えとは少し違うな。私としては〝()()()()()()()()〟というのが最上の答えだったのだが」

「すっ、すみません」

 しかし〝父君〟は顔に笑みを浮かべ、

「いや、構わん。今は〝そうした私の思い〟を伝えられたことをヨシとしよう」と言った。


 走り続ける馬車の中からまったく音が消えたような錯覚に陥っている。再び〝父君〟が語り出す。

「ここでは複雑な背景は一切言わない。言うのは事実だけだ。エリタスは私たち夫婦の実子ではない。()()()()()()


 ??? ?

 ? け? けつぞく? それって〝親戚筋〟ってことなの⁉ エリタスサマが、この異世界の名家と?

 〝父君〟は喋り続ける。

「——傍目には異世界から養女をとり跡取りにしたようにしか見えないが、実は血族だ。この『()()()()()()()』は、くれぐれも()()()()()()だ。外に漏れると我が家にとって甚だ面倒なことになる」


 どう考えてもこの〝父君〟、嘘や冗談を言っているという顔に見えない。

「と、ということは『異世界から養女を迎え跡取りにした』と言われるままにしていい、ってことでしょうか?」


「もちろんだ。そうした悪意ある評判に腹立たしさを感じなくもないが、そうした感情は封印することにしている。それはよくよくエリタスにも言い含めてある」


「し、かし、どうして? 僕にそれを言う意味はいったい?……」


「黙っていたらエリタスが君に隠し事をしていたことになるだろう。毎日顔を合わせていっしょに等族学校へ行く間柄だというのに、」


「……」


「これで後から君が真実を知ったなら、君のエリタスに対する信用度が下がるだろう。私としてはそれは『避けねばならん』と思ったまでのことだ」


「なるほど、」これ以外、気の利いたことばが口から出てこない。

 続きは『カクヨム』で連載中です。

お急ぎの方は『無双転生者と24人の女奴隷たち。そこへ悪役令嬢が突っ込んだ!』で検索してみて下さい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ