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第26話【悪役令嬢の嫉妬】

 フォーエンツオラン家。


「なななんですって〜」と金切り声直前の声を上げたのはこの家の令嬢エリタス・フォーエンツオラン。

 一方そのうろたえぶりに動じることも無く、微動だにしない彼女の専属メイド、ルゥン。

「なんで、なんでなんで〝無双さん〟がエリゼの家なんかに行ってるの⁉ あそこ幽霊屋敷の噂が立ってるのにっ」とエリタスは収まらない。


「無双さんは異世界人ですから。噂話に疎いんでしょう」ルゥンは言った。


「女奴隷を連れてるんでしょ? 奴隷はなにか言わないわけ?」


「さて、奴隷がご主人様に何かを言える立場なのかどうか、」


「〝意見〟しろなんて言ってない! 〝事情〟よ! 事情の説明っ!」


「エーデルワイス家が貧乏だというのは我々の中では有名な話しでも、奴隷たちの間ではさて、どうでしょうか? そういう上々(うえうえ)の事情には疎いのでは?」


「当てにならないわね、奴隷は」


「当てにするのは無茶振りというものです。それに普通女奴隷の役割はご主人様への性奉仕を中心としたあらゆる身の回りの世話が役目ですからね」


「ふぅん」

「なにか?」

「なんかヘンね。そういうの〝キライ〟じゃなかったっけ? 複数の女が一人の男にかしずくの」

「ええキライです」

「だけどそれほど怒ってなさそうなのはなぜ?」

「無双さんは女奴隷たちといっしょに草刈りをしていましたし、横一列に並んでいっしょに食事をしていましたから」

「はあっ⁉ エリゼの家の草刈り⁉」

「そうそう、食事の方についてはエリゼ様もご一緒でした」

「あの女が? 本当なのっ⁉」

「はい。ずっと見てましたが、本当です。ただ、いったい何の目的でこういうことをしているのかさっぱり解りませんでした。でもなぜだか微笑ましい」

「微笑ましいですってぇ〜〜〜」

「見て率直にそう思ったまでのことです」

「じゃあわたしはどーすればいいのっ!」

「行きますか? お隣さんに、」

「なんでわたしが自ら行くのよ!」

「エリタスお嬢様が行くわけありません。このルゥンを使わして頂ければ」

「わたしの専属メイドになってる人間が行くってのはわたしが行くのと同じなのっ‼」

「それでは今は待つほかありません」

「ただ待っていて何か手遅れになったりしないでしょうね?」

「それは隣家に住み着いてしまうという意味でしょうか? 今現在執事やメイドや料理人さえ雇えない〝家〟が居候を二十五人も置き続けられるとは思えません」

「だけどうち一人は無双さんでしょ? 無双さんに魔物を狩らせて〝その金で〟ってことは?」

「理屈の上では成り立ちますが、エリゼ嬢のご性格からして残った女奴隷二十四人を屋敷の中に置けるのかどうか。女奴隷などメイドとしてまず役に立ちそうもありませんし、何より〝不潔〟を蛇蝎の如く嫌うお方です」

「そうよね……、あの潔癖症は……。待っていれば必ず〝あの無双〟はわたしを頼るしか無くなるのよね?」

「だと思います。あれだけ女奴隷を買ったのなら手元にきんはほとんど無いはずです。じきお金に困ることになるでしょう。()()()()()()()()()()()()()()

「あなたをそのままギルドへ潜り込ませていた甲斐があったというわけね」

「はい。必要なのは〝確度の高い情報〟ですから」

 続きは『カクヨム』で連載中です。

お急ぎの方は『無双転生者と24人の女奴隷たち。そこへ悪役令嬢が突っ込んだ!』で検索してみて下さい!

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