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第5話 神獣使い

ブクマ数が50を超えました…!ありがとうございます!

ドラゴンの首が落ちる。


「…えっ。」


いやいやいや。ドラゴンだよ?苦戦する系じゃないの?いくら神獣フェンリルでもドラゴン相手ならキツイはずじゃ…。


「な、なんだよそれ!!」


五十嵐が叫ぶ。俺も叫びたい気分です。


「そ、その狼みたいなのは何!?魔獣じゃないの!?」


クールな相川さんでさえテンパっている。クールじゃない俺はもっとテンパっている。


「い、一応俺の従魔って事になるはずだけど…」


暇そうにアクビをしているフェンリルを見る。


「【鑑定】」


【名前】ーーーー

【種族】神獣フェンリル

【性別】女

【年齢】319

【称号】ユウタの従魔・神獣

【レベル】1

【体力】25000

【魔力】6000

【攻撃力】8500

【防御力】5000

【敏捷性】10000

【スキル】鑑定・人化・念話・全属性操作・火属性耐性

【固有スキル】神獣覇気・神喰狼

【魔法】全属性魔法∞発

【状態異常】経験値増加停止



あ、メスなんだ…じゃなくて!ちょっと強すぎませんか!?神獣パネェっすよ!俺の何倍だよ…。従魔と俺が釣り合ってなさすぎる。しかもレベル1でこれ!?


ーーこれはプレイスタイルが決まったも同然だな。従魔で戦うテイマースタイルだ。


こんなけ従魔が強いなら俺が戦う間もないしな…。


『おい。』


誰かに呼ばれた。俺は振り返り五十嵐達を見る。


「何か呼んだ?」

「…は?よ、呼んでねぇよ…」


五十嵐、完璧にフェンリルにビビってるな…。

五十嵐はフェンリルを見ながら尻もちをついていた。相川さん、吉田さん、伊島も同じような体制だ。


『ワシじゃ。』


ふと隣を見るとフェンリルがいた。

もしかして…


「なぁ、今の声。フェンリルか?」

『そうじゃが?念話で喋っておる。』


念話…確かにスキル欄に書いてあったな。


「なぁフェンリル。名前の欄が無いんだけど名前無いのか?」

『いや。ワシはお主の従魔として召喚されたからの。今までの名前は前の主が付けた名。好きに呼ぶといいのじゃ。』


五十嵐達が怪訝な目で俺を見る。

あ、そっか。フェンリルは念話だけど俺は口に出してるからひとりごとしてるみたいに見えるんだ…。


ヤッベェ俺痛いやつじゃん。


「なぁ、念話じゃないと喋れないのか?」

『うむ。この状態ではな。人化すれば普通に喋れるのじゃ。』


人化か。まぁ年齢的にはババァだが人化すりゃお姉さんになるってとこかな。


「人化してくれないか?」

『うむ?仕方ないのぉ。』


隣にいたフェンリルがボンッと煙に包まれる。その煙の中からお姉さんがーー…出てこなかった。


そこにいたのは12歳くらいの銀髪少女が座っていた。銀髪と言うだけでも日本人の俺からすれば衝撃なのだが、そんなことが気にならないほどの特徴があった。


その銀髪頭には犬のような、狼のような耳が生え、腰からはフサフサの尻尾が覗いている。そして一番の衝撃。


ーーすっぽんぽんだった。


「だ、誰…」


聞くまでもなくフェンリルなのだが聞かずにはいられなかった。想像していたものとは別物すぎて。


「お主の従魔じゃが?」


まぁ想像通りの返事が返ってきた。でしょうね!と言いたくなるのを抑え、学生服を脱ぎ未だすっぽんぽんのフェンリルに着せる。


「…名前だっけ?」


とりあえず話を無理やりにでも変えないと俺の理性が持たなさそうだ。

300歳超えのロリはある意味チートだぞ…。


「…ポチとか。」


尻尾とか犬みたいだからポチ…。


「お主、それは無いのじゃ。」


ギロリと睨まれる。ポチは流石に無かったか…。


「フェンルルっ…噛んだ。フェンリルの名前むずいな。」


んんん…名前かぁ。あ、フェンルルから取ってルルってのはどーだろう。噛んだのが名前になるのは嫌かな?


「…ルルってのはどうだ?」


恐る恐る聞いてみた。無言が続く。

やっぱダメかぁ…。


「……うむ。ルルか。気に入ったのじゃ。」


お、お気に召したようで何よりです。


「お主の名前はユウタでいいのか?」

「あ、あぁ。」


何か見た目ロリッ子に名前呼びされるとちょっと犯罪臭が…。ふぅ。とりあえず落ち着け俺。ルルに大切な話をしなきゃならんだろう…!


「る、ルル。召喚して悪いが俺はルルをちゃんと使ってやれるほど強くないんだ。ステータスも超低い。」

「うむ。知っているのじゃ。」


し、知られてたぁ!なに、決心して言ったのに知ってたのかよ!くっそ!

俺は目の端に涙を浮かべて拳を握り締める。恥ずかしいぃ!!


「じゃがユウタ。その辺の異世界人よりステータスは上じゃぞ?」


…?なに言ってんだよ。俺のステータスは平均以下どころか超低いんだぞ…。


もしかしてルルを召喚したことで少しだけステータス上がってるのか?あまり期待しないでおこう。


「はぁ…ステータスオープン。」


【名前】ワタベ・ユウタ

【種族】人間

【性別】男

【年齢】17

【職業】****

【称号】神獣使い

【レベル】1

【体力】12650(150+12500)

【魔力】3200(200+3000)

【攻撃力】4612(62+4250+300)

【防御力】2803(53+2500+250)

【敏捷性】5127(127+5000)

【スキル】鑑定・偽装・全属性操作・火属性耐性・神獣使い

【固有スキル】ポイントガチャ

【魔法】火球19発・水球20発

【従魔】ルル/レベル1



っはぁあ!?上がってるってか跳ね上がってるっ!なんで!?

よく見ると称号、従魔という欄が増えていた。


称号?なんだこれ。神獣使い?ルルを召喚したからか?


【神獣使い】

召喚した従魔が神獣だった場合取得できる称号。


スキル:その神獣のステータス半分が召喚者に共有される。スキルはランダムで二つ。従える神獣が複数いる場合、一体しか共有することができない。



チート称号じゃねえか…!今のステータスだとその辺のやつには負けないくらいだぞ!?何か出来ないこととか書いてるけど一体しかいない俺には関係無いぞ…?


あ、スキル欄にも神獣使いがあった。



もしかして俺の能力って中々チートじゃないか…?

誤字脱字、矛盾点などがございましたらご報告ください!


次の更新は明日です!



ストックが消えていく……

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