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第34話 精神論!?

危ない、昼寝(?)してたら、こんな時間に…。おそるべし休日。

「空気を読むのじゃ」


ルルに呆れた顔でそう言われる。


「だって出た!って騒いでるけど、もう倒した後なんだからいいかなぁって」


「お前本当に何も知らないんだな…」


ギルマスも呆れ顔になる。なぜだ。なんで皆そんな顔するの!


「王種が出たってことはな。また別の王種も近々発生するって事なんだよ。」


えっ、それはマズイんじゃね!?


「わかったか?だから全然安心してられねえ。むしろこれからが本番っつっても過言じゃねえぞ。」


いきなりすぎて俺の脳が置いていかれそうになるが、ハイスペックな脳が頑張って処理してくれた。これで全て理解できたぞ。


「なるほど分かった。つまりあれか。ヤバイって事だな。」


「多分この顔、あんまりピンと来てないのじゃ。」


まぁ確かにピンとは来てないさ。だって王種倒せたしあのレベルなら倒せる。しかも次に来る頃には俺のステータスも上がってるはずだしな。


「なぁ。ゴブリンってのは最弱の位置ってのは知ってるよな?」


俺の考えを読んだのか、ギルマスがそう聞いてくる。


「えと、ゴブリンとかスライムが最弱なんですよね?」


「そうだ。その最弱の王種でAランクモンスターだ。何が言いたいかわかるか?」


ふむ。ゴブリンは最弱。ゴブリンの王はAランク。ふむふむ…。ん?待てよ?


「ゴブリンより強いモンスターの王種だとどうなるんだ?」


「…察しつかねえか?例を出すならオークの王種はSランクだ。どうだ分かったか?王種のヤバさが。」


大いに分かった。極端に言えばドラゴンの王種がいたとしたら化け物って事だろ。


「いや、めちゃくちゃやべえじゃねえか!」


やっと事の重大さがハッキリとわかってきた。


「前回、2体目の王種が出現したのは1体目から1週間後。それまでに対策を取らなくちゃいけねえ。」


対策?何かしらできる対策があるのか!助かった、めちゃくちゃ強いのが出てきたら足が生まれたての子鹿の様になる所だった。


「Sランク冒険者を全国から集めるんだ。」


うんうん。強い戦力は必要だな!


「それから?」


「以上だが。強いて言うなら覚悟を決めろって事くらいだな。」


覚悟て……。


精神論かよ!!!!何の対策にもならないからなソレ!


誤字脱字がありましたらご報告ください。


次の更新は明日…で…す。

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