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コスプレハンマーズっ!【設定資料】

作者: フィーカス

【あらすじ】

 天性の堅物として、女にほとんど興味を持たずに生きてきた黒岩鉄男は、友人にだまされて借りたギャルゲーをやっていると、見たこともない荒野に飛ばされてしまった。

 そこで見たのは、セーラー服姿で巨大なハンマーを持ち、ドラゴンと対峙している美少女。

 身体不相応なハンマーでドラゴンに立ち向かう少女姿に鉄男は見とれていたが、ドラゴンの攻撃を受けて少女、ピンチ。

 思わず「何とか勝ってほしい」と願った鉄男は、少女に向かって両手を向けると、手のひらから謎の光が少女に向かって飛び出した。

 それを受けると、少女に力がみなぎり、ドラゴンを一撃で葬ることができた。

 この出会いから、鉄男と少女の冒険は始まる。


【登場人物】(名前はすべて適当)

・黒岩鉄男(くろいわてつお)

 日本の男子高校生。

 勉強にスポーツにと親に言われるまま励んできたが、女性に興味が持てず、遊ぶことをあまり知らずに過ごしていた。

 ゲームは本当に息抜き程度にしかやらない。また、努力することは惜しまないが、勉強もスポーツも、やってきた割には「そこそこ」の成績しかなく、努力することに疑問を抱いている。


特殊能力:ブーストチャージ/マイナーダウン

 ハンマー娘に力を与える能力。「こうなってほしい」という、鉄男の願いが生み出す光。

 筋力増強(攻撃力増加)、スピードアップ、防御力アップなど、効果は様々。

 また、応用して対戦相手に当てることで、能力を低下させることができる。

 ただし、使用限度キャパシティーがあり、何回も使うと疲労が蓄積し、最終的には使えなくなってしまう。そうなった場合、休憩が必要。

 キャパシティーは鍛えることで増やすことができる。


・セーラ

 文字通りセーラー服を着たハンマー娘。

 小柄ながらも大きくて重いハンマーを振り回し、対戦相手を一撃必殺で沈める。

 攻撃力の高いハンマー娘の中でも攻撃力に特化しており、まさに「触れると即死」。

 ただし、スピード面や防御面に難があり、遅い相手でないと攻撃が当たらないのが難点。


武器:ウェイトハンマー

 大きくて重い、攻撃特化のハンマー。

 力がある者でないと持てないが、破壊力は抜群。


特殊能力:パワーアタッカー

 ただでさえ高い攻撃力を、力を溜めることによりさらに上げる。防御力の高い相手に有効。

 力を溜めるための時間がかかるため、スキができやすい。


・メイド

 メイド服を着たハンマー娘。

 素早く物事を済ませることを信条としており、とにかく素早い。

 武器も素早さに合わせて軽量化されており、高速で振り下ろすことで真空波のようなものを放ち、攻撃する。

 攻撃力も防御力も高くないが、とにかく当たらない。

 相手の攻撃をかわしつつ、遠距離からちまちまと攻撃を当て、弱ったところで大技でとどめを刺す戦法が得意。

 ちなみにご主人様は募集中。


武器:フェザーハンマー

 長くて軽く、頭の小さなハンマー。

 振り下ろすことで真空波が撃てる。


特殊能力:エアスラッシャー

 真空波を打つためのハンマーの振りを大振りにすることで、より大きく強力な真空波を放つ。

 風の力により物理的な防御力をほとんど無視するため、不足している攻撃力を補うことができる。

 攻撃時や溜めの時に攻撃ができず隙ができるが、移動しながらでもできるのがポイント。

 ただし、物理攻撃ではなく特殊攻撃に当たるため、風の影響を受けない装備だったり、魔力的な攻撃を防ぐ装備だったりすると効果がない。


・ナース

 女性看護師のコスプレをしたハンマー娘。

 その服は魔力が込められた特殊な繊維でできており、着衣者の自然治癒力を高める効果がある。

 おかげで耐久性は随一で、生半可な攻撃では倒れず、すぐに回復してしまう。

 その耐久力を活かし、地道に攻撃を当てていく戦法が得意。


武器:癒しのハンマー

 治療用のハンマー。大きいことは大きいが、基本的に殴るためのものではないので、破壊力は小さい。


特殊能力:キュアエイド

 コスプレ服で回復しきれない大ダメージを受けた際に、「癒しのハンマー」により一気に回復することができる能力。

 回復中は攻撃も回避もできず隙が産まれるが、代わりに防御力が大幅に上がり、ほとんどの攻撃を受け付けない。

 なお、自分自身だけでなく、他の対象も取れるが、けがの具合により治療にかかる時間が異なる。また、病気に対しては膨大な時間が必要。使用回数も限られる。


・ポリス

 女性警官のコスプレをしたハンマー娘。

 規律に厳しく、違反するとすぐにホイッスルを鳴らしてくる。

 迅速な行動がモットーのため、比較的素早い。また、防御力も高めで、ダメージを与えにくい。

 全体的なパラメータを見ると、特化している他のハンマー娘に見劣りするが、恐ろしいのは特殊能力。


武器:ケイ=ボウ

 頭がハンマー型になった巨大な警棒。身分を証明するもののため、攻撃力は高くない。

 ちなみに某アニメに出てくる槍とはまったく関係ない。


特殊能力:パニッシュメント・クリミナル

 裁きの鉄槌。対象に対し、能力制限、行動力制限を行う。

 具体的には、動きが遅くなったり、特殊能力が使えなくなったり、特化能力が著しく低下したり、動けなくなったりする。

 ただ、コントロールがあまりうまくいってないらしく、実際には何が起こるかわからない。

 また、使用制限が大きく、肉体的な負担も大きい。


・ミコ

 神社の巫女のコスプレをしているハンマー娘。

 神の加護のせいか、やたら運がよい。そのため、なかなか攻撃が当たらず、かわしたと思った攻撃が当たっている。

 運に頼っているために全体的なステータスは低め。


武器:シャカーキー・ハンマー

 神の加護が付加されている、榊でできたハンマー。

 使い手の運によって攻撃力が左右され、思わぬ大ダメージを受けることも。


特殊能力:カミサマダイス

 人の運勢を占う能力。大吉~大凶までの6段階あり、それにより今日の運勢が決定する。

 大吉であれば運よく攻撃が当たったりかわせたりするが、大凶だと思ったような攻撃ができなくなる。

 自分の都合がいい運勢にするには、もともとの運勢が大きくかかわってくるため、ばくちでやろうとすると思ったような結果が出ない。


【世界観とか】

 ほとんどが荒地や森林の、都市開発が進んでない世界。

 火や水道といった、生活に必要な文化はあるものの、電気やガスといった便利なものは存在しない。

 モンスターとも呼べる巨大な生物が存在しているが、人間を襲うことはあまりなく、共生関係にある。

 ただ、最近そのモンスターたちが暴れ出し、村人たちはその討伐に手を焼いている。

 その中で、鉱山で使っていた「ハンマー」を武器として使えるように改良し、その使い手たちにコスプレさせることで、能力を開花させる試みが行われていた。


【コスプレについて】

 コスプレの衣装は、ほとんどが特殊な製法で作られており、中には魔力を編み込んだ繊維で作られた物もある。

 存在するコスプレは、この世界に職業として存在するもの。つまり、メイドやナース、警察といったものも存在する。

 コスプレ衣装は、着用者によって、性能が左右される。適性がない者が着用しても、ただの服にしかならない。


【ハンマーについて】

 もともとこの世界では鉱山での鉱石発掘が盛んだったため、その時に用いられていたハンマーが、戦闘用(モンスター討伐用)に改良された。

 ほかにも狩猟用として槍や弓矢といった武器は存在したが、討伐用として改造するには適当でなかった模様。


【適当プロット】

・プロローグ~セーラとの出会い

 男子高校生の黒岩鉄男は、勉強にスポーツにと真面目に取り組んでいたが、遊ぶことをあまり知らず、繰り返すだけの毎日に退屈していた。

 努力はしたが、勉強もスポーツも成績が伸びず、努力することに対して疑問を抱いていた。

 そんな時、友達から「たまにはゲームでもしろ」と言われ、一本のゲームを渡される。

 あまり興味はなかったが、友達のせっかくの誘いをむげにすることができず、家に帰ってプレイすることに。

 が、借りたゲームはギャルゲー。女性に興味を持てなかった鉄男はまじめにゲームをする気がなく、嫌われるような選択ばかりしていた。

 すると、ゲームクリア目前で目の前が真っ暗になり、鉄男は意識を失った。


 気が付くと、周りは荒れ果てた荒野、そこで巨大なハンマーを持った、セーラー服の少女が、どこかで見たことあるようなドラゴンと対峙していた。

 彼女の戦いっぷりに見とれていたが、思わぬドラゴンの反撃を受け、美少女がピンチに。

 鉄男は思わず「力になりたい」と願い、気が付かないうちに両手のひらを少女の方に向けると、手のひらから光がはなたれ、少女に向かっていった。

 光に包まれた少女は、あふれる力に戸惑いながら、ドラゴンをハンマーで一撃で仕留めた。


・VSメイド

 なんだかよくわからんがお前のおかげで助かった、と、お礼をしたいからとセーラは鉄男を村へと案内した。

 鉄男はその村の長老に、自分が異世界から来たことと、よくわからないが変な光が出たことを話した。

 すると、長老が言うには、「この世界に危機が訪れた時、光を放つ異世界のものが力を貸してくれるだろう」という、どこかで聞いたような言い伝えを教えてくれる。

 セーラを助けてもらったお礼と、帰るところがないということで、鉄男はセーラの村で手伝いをしながら暮らすことに。


 翌日、長老の話を聞いていたハンマー娘のメイドが、鉄男を奪うためにセーラに対戦を申し込んできた。

 メイドの素早い攻撃をかわせず、セーラの攻撃が当たらない一方的な試合。

 かなりのダメージを受け、メイドはとどめとばかりに大技のチャージに入る。

 それを受け、セーラも最後の攻撃とばかりに攻撃しに行くが、メイドはかわす自信があるとばかりにかわそうとしない。

 そこで鉄男は、「もう少しスピードがあれば……」と願い、手のひらをセーラに向け、光を与える。

 すると、光を受けたセーラは、メイド並のスピードとなった。

 チャージのせいで反応が遅れたメイドは、セーラの一撃を受けることとなった。


・VSナース

 倒されたメイドは、「兄なら何かわかるかもしれない」と、鉄男を自分の家に招待した。

 メイドの兄は、鉄男に様々な検証をさせ、「攻撃力増強」「素早さ増強」などの効果があること、「願うこと」でハンマー娘に力を与えることができること、使用制限があることなどを説明した。

 また、可能性として、「訓練することで、キャパシティーを増やすことができるかもしれない」と指摘し、特訓することを提案した。訓練施設は、メイド兄が作ったもので、「メイドの特訓用なのに使ってくれなかった」と嘆いていた。

 せっかくなので鉄男はメイド兄の指導の下、キャパシティーを増やすために体力をつける特訓を行った。

 ある日、一人で特訓をしていると、施設の器械からうっかり手を放し、鉄男は怪我を負ってしまった。

 誰も助けがいない中、意識を失う鉄男。気が付いて起き上がると、怪我がすっかり治っていた。

 目の前にはナース服の少女。どうやら治療してくれたらしい。

 しかし、その様子を見るや否や、セーラがナースに攻撃開始。施設が荒らされてしまう。

 鉄男はなんとかセーラの説得を試みるが、聞く耳持たず、攻撃を続ける。

 だが、攻撃を受けても、ナースは回復能力で回復するため、埒が明かない。

 次第に疲労が蓄積したセーラに、ナースが攻撃を仕掛ける。

 が、ここでメイドが仲裁に入り、なんとか誤解を解くことができた。


・VSポリス

 ナースは、「最近モンスターが人間を襲うようになったのは、誰かがモンスターを操っているせいだ」という情報を手に入れていた。

 その実態を調べるべく、鉄男たちは南の森へと向かった。

 襲いかかってくる獣たちを倒しながら進むと、途中で警官の格好をした少女が立ちふさがった。

 彼女、ポリスは「お前たちがモンスター騒動の原因か!」とホイッスルを吹きながら、その先に進ませるのを拒む。

 無理やり進もうとするも、ポリスの特殊能力で身動きが取れず、撤退を余儀なくされた。

 メイド兄にポリスのことを話すと、鉄男に「ブースト能力を応用できるかもしれない」と再び特訓をさせられる。


 しばらく特訓後、ポリスと再戦。ポリスは素早く能力を使おうとするが、鉄男がポリスに向かって光を放つと、ポリスの動きが鈍くなる。

 その隙に、セーラ、メイドの集中攻撃で、ポリスを先頭不能においやった。

 ポリスが守っていた先には、モンスターのたまり場があり、彼女はここを守っていたのだった。


・VSミコ

 巡回していたポリスの話によると、どうやら奥にある神社が怪しいということが分かった。

 鉄男たちがそこに向かうと、通りがかりに集落があった。

 どうも見た目が、セーラたちというより鉄男たちに似ているのが気にかかったが、とにかく神社を目指す。

 そこには巫女服の少女が祈祷をしていた。

 話を聞こうとするが、巫女服の少女ミコは、「お前たちは災いをもたらす」という言いがかりを付け、戦闘開始。

 メイドの先制攻撃、セーラの一撃必殺、ポリスの特殊能力を駆使するも、どういうわけかまったくミコにヒットしない。

 ミコの攻撃を受け、ナースの回復でなんとか立て直すが、まったく攻撃がヒットしないことに疑問を持つ。

 仕方なく撤退し、作戦を練り直すことにした。


 メイド兄とポリスの調査により、どうやらミコは非常に高い運の持ち主であり、攻撃を当てることが非常に困難であることが分かった。

 不意打ちや連携作戦を組もうと考えたが、「それでも多分何らかの原因で当たらない」という結論にたどり着いた。

 そこで、村の祈祷師に運勢を占ってもらい、もっとも自分たちが運がよい日を選んで再戦することに。ちなみにここでの「占い」は、非常に信頼度が高いとのこと。


 再戦当日、変な作戦を立てるよりも真正面から挑んだ方がいいだろうということで、直接神社に乗り込むことに。

 相変わらずの運の良さで攻撃が当たらないが、最初戦った時にやたらとあった邪魔が入らない。

 隙を見計らって鉄男がマイナーダウンをミコにぶち当て、セーラの一撃が決まる。

 だが、ミコは最後の手段として、特殊能力で運勢を変更しようとした。

 かたずをのんで見守っていたが、結果は「凶」。神社が崩れて自滅する形となった。


・VSラスボス前のなんか強敵

 ミコの話によると、最近異世界の住人が大量に召喚されるということがあったらしい。

 その目的が、エネルギーの供給。つまり、鉄男がやっていたことを大量の人間にやらせようということらしい。

 限界があることを知っている鉄男は、「下手をすれば大量に死者が出るかもしれない」と感じ、召喚された人間を助けることを決意。

 一旦村に戻り、異世界人(地球人)救出作戦を練るが、中の様子がさっぱりわからない。

 ミコの話を聞き、ポリスに偵察をさせ、ある程度建物の大きさを把握。それまで鉄男たちは施設で訓練。

 出入りの様子を見ると、ガーゴイルみたいな二足歩行モンスターのほかは異世界人ばかりだった。

 万全の準備を行い、その建物に突入することにした。


 幾多のガーゴイル型モンスターを薙ぎ払いながら、途中囚われていた異世界人を解放、救出すると、途中でなんか強そうな男(キャラ名未定)が戦いを挑んだ。

 だがなかなか攻撃が当たらず、当たったとしても大したダメージが与えられない。

 鉄男は必死に強化や弱体化を試みるが、なかなか効果が上がらず、セーラ、メイド、ポリス、ナースがダウン。

 運よく倒れなかったミコが特殊能力で運勢を占うと、鉄男に対して「中吉」が。しかし使える手段がなく、即席で覚えた能力「リープアウト」で離脱するしかなかった。


 ひとまず傷ついたセーラたちを休ませた後、メイド兄に突然現れた変な奴について鉄男は報告した。

 今までのハンマー娘と違って特化したところはないものの、全体的に強く、まとめてかかっても歯が立たなかったということで、メイド兄もいろいろ考える。

 結果、「じゃあ鉄男が戦えば?」となり、混乱してしまう。「今まで鍛えたのは何のためだね?」と、コスプレ(執事服しかなかった)も準備して、ハンマー娘たちの回復を待った。


 移動能力により建物の入口に移動し、中を進むと、再びなんか強そうな男が立ちふさがる。

 ひとまずハンマー娘たちが連携しながら攻撃するが、やっぱり勝てそうにない。

 だが、男は鉄男がブースト能力を使わないのを不審に思い、鉄男に注意を向ける。

 若干隙を突かれて攻撃を当てるが、それでもセーラ、メイド、ポリスをダウンに追い込む。

 それを見た鉄男、ナースが回復を行っている間に、ちゃっかりコスプレに着替えて自分自身にブーストをかけていた。訓練の結果、自分自身の強化も可能となっていたのだ。

 鉄男はセーラが使っていたハンマー、ウェイトハンマーを軽々持ち上げると、男に向かって戦いを挑んだ。

 まるで扱い慣れたかのようにハンマーを振り、男は回避するのに必死。距離を取ると、今度は真空波での攻撃で男は吹っ飛んだ。

 とどめのダイレクトアタックを決め、動けなくなった男に、異世界人を使ってやっていたことを吐かせた。

 すると、この世界を、異世界人のブースト能力により支配しようとしている奴のせいらしい。モンスターが暴れていたのも、そいつのせい。

 鉄男たちはナースによるハンマー娘の回復を待ち、最終決戦に挑んだ。


・VSラスボス

 建物の最上階に行くと、変な装置を付けた魔王っぽい男が現れた。

 どうやらそいつが、異世界人の力を吸い取って世界を支配しようとしているらしい。

 万全な軍人コスプレに、異星人の力を吸い取る装置。チートっぽいラスボスにコスプレ娘たちは挑むが、当てても当ててもダメージが通らない。

 それどころか、ボスの攻撃一発でひん死状態になる始末。

 ミコの最終兵器チートサイコロを使うが、あろうことか鉄男に対して大凶。やることなすこと裏目に出て一気にピンチになってしまった。

 ナースの回復でなんとかハンマー娘たちは復活したが、鉄男だけは何故か回復できず。どうも、執事コスプレが回復を拒んでいた(魔力系統を遮断する生地でできていた)らしい。

 再び戦闘にかかったが、セーラの攻撃は通じないわ何故かメイドは攻撃外しまくるわ、ポリスの特殊は効かないわで手の打ちようがなくなる。

 絶望する鉄男たちに、ラスボスはとどめと言わんばかりにエネルギーを集中。もうだめかと思っていたその時、何故か出力低下していてボスびっくり。

 駆けつけていたメイド兄が、異世界人からブースト能力を搾取する装置を止めていたのだった。

 さらに「だがこの程度でも十分だ」と思ってラスボスキャノン(仮必殺技)を放つが、今度はさっき戦った強そうな男が止めに入る。

 攻撃手段を奪われたラスボスに、ミコが味方全体にチートダイスを使い、見事大吉。

 ナースが回復を使うと、鉄男の服が中途半端にビリビリに破れていたため回復可能に。

 メイドが散々殴りつけ、ミコのダイスで大凶になったラスボスは、最後にセーラの渾身の一撃で完全に機能停止したのだった。


・ラスボスの動機

 ラスボスは、もとはモンスターたちのリーダーで、人間たちとは別の領域でモンスターたちを統制していた。

 しかし、ある人間が異世界のゲートを開いたことで、モンスターのリーダーは「モンスターたちを守りたい」という希望が肥大化し、いつの間にかモンスターに人々を襲わせるようになっていった。

 どうやらそのやってきた異世界人というのは科学者で、人間の持つポテンシャルエネルギーとやらを調査しており、それが具現化したのがこの世界だったようだ。

 この世界で魔力的なことができるのは、人間のポテンシャルエネルギーを利用しているからだとか。

 鉄男以外さっぱりな話に、メイド兄が不敵に笑う。こうなったのもお前のせいかよ。

 しかしメイド兄は結局メイドを守るために、自らの研究を破壊。モンスターのリーダーも野生に返されることになった。


 こうして、コスプレハンマー娘たちの戦いは終わった。異世界人たちはメイド兄の作ったゲート呪文(?)により、地球に返されることに。

 鉄男も戻ることになったが、セーラたちハンマー娘が引き留めようとする。

 だが、ゲート呪文で使うエネルギーは残り少なく、今回帰らなければ二度と帰れなくなるだろうとのこと。

 別れを惜しみながらも、鉄男は地球へと戻ることになった。


【その他】

・物語が単調なので、息抜き回が欲しい。

・四天王とかいた方がいいかもしれない

・黒幕は長老とかの方がいいかもしれない。

・ラスボス影薄すぎ。もう少し悪さしてもいいんじゃね?

・ハンマー娘たちは鉄男にデレる。

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