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市バスに乗って・・・

作者: kami10enpitu

ふいに出来た休みには

市バスに乗ってどこまで行けるのだろうと

行った事のない場所を探して

路線図とにらめっこ

乗った事のない路線は

1時間に1本という事さえあるけれど

時に片手で数えられる乗客の一人になって

曖昧な目的地に向かって初めての街を行く

誰かが押した降車ボタンの音が

穏やかな空気を揺らし

車窓からの景色がゆっくりと流れて行く

春の景色は花の色でカラフルで

ついこの間まで桜が人々を魅了していたはずなのに

いつの間にか街路の躑躅が満開で

こぼれる雪のような白い花

緑を増す葉に映える赤い花

たどり着いた公園の

花が終わった梅の木にたわわに付いた青い梅

水辺の菖蒲はまだ咲く時を待っている

時の移ろいと共に

季節の移ろいを花は自覚して

そう どんな花も時がくればいつか咲く


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