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評価は人それぞれ、神それぞれ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

嫌なら近付かなければ良いんですよ。

わざわざ土俵に上がり込んで、喧嘩売るから叱られるんですよ。

神様の度量に着いて、大なり小なり言われているけれども、そこのところは割と人間と変わらない。気に入った者は『神様なりの』愛情を向けるし、不興を買ったら『神様なりの』やり方で報復をする。人間には人間なりの、神様には神様なりの規則が法則があって行動してる。

ただ一つ、何もされたくないのならば、近寄るな。とは何時も思っている。


――だって彼処に祀られているのはさ〜。

――行きたくなーい。怖そうだもん。

そんな声が何処からとも無く聞こえてくる。怯えや恐れ、それから嘲りだった。

その言葉を聞く度に私は何時もこう思う。『好きに思い、好きに嫌えば良いよ。けれども二度と私の敷居を跨ぐなよ。跨いだ上で嘲るようならば、礼儀知らずなお前達に罰を与えよう』と。

巷では随分と落ち着いた。と話されているが、人間というのは、此方も現役である事をどうやらお忘れであられる様だ。ここいらで一つ……。

「あの、梅香の君。お久しぶりです」

呪詛を溜めて吐き出そうとした時、一人の少女が私の前に立っていた。彼女はまだあどけない瞳を上に向けて、屈託なく笑う。だから此方も何でもない顔で笑う。

「一週間ぶり?」

「はい。会いたくなったので。月がとても綺麗だったので。霧雲から覗く月光が綺麗だったので」

「そう。……そう」

うりうりと髪を撫でて、頬を撫でて、可愛がると、猫のように鼻を上に向けた。可愛いと思う。

「君から見て、私はどう見えているだろうか? 優しい? それとも残酷?」

「懐の広い優しい方ですよ。好き嫌いも激しいですけれど。でも皆そうだと思いますよ。好きだから許せる。懐に入れたから目を瞑ろう。どうでも良いから許さない。そんなの、誰にだってありますよ。その評価は人によって変わります」

そうだとも。勿論そうだとも。私は私の事を優しいと称してくれる人々が、優しいと思ってくれれば良い。それ以外は皆心底どうでも良い。

「有難う」

「誰が何と言おうとも、優しい方ですよ」

神様は心が狭い というお話を耳にしたので。

でもね、これかなり人によると思います。神様によると思います。


その人との関係性、どれだけ好きか、どれくらいの親密度の相手ならば、どれだけ許せるか、なんて人によると思います。

友人の愚痴は付き合えるけど、見ず知らずのご老人の話は付き合ってらんない。というのと同じように。


だから懐の大きさなんて、その人その人によって激しく変わるよ。興味無い奴助ける程、人間も神様も優しくないよ。

と感想を述べて置こうと思います。


そんでもって、日本の神様は八百万。経歴に結構バラつきがあります。

生まれもお育ちも神様。人から神様になった。等々。

嫌いなら嫌いで良いのですよ。

ただわさわざ境内で『此処の神様大嫌いで〜』とか喧嘩を売るような真似をしたら、祟られても文句は言えないよね?

とは思っておいた方が宜しいかと。


これは個人の意見ですが、常識的に考えて、『これやったら絶対嫌だし、怒るよね?』と思うことしなければ、神様、祟り神、あんまり差はありません。

ただ愛情の向け方、其れが裏返った時の跳ね返り、それが激しいのは後者だと思ってます。

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