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069話:トラップ発動

「マリー!」


「はい!」


 マリーとタイミングを合わせて目の前のオーガに切り込む。俺の剣は大きな棍棒によって防がれるが、その隙をついてマリーさんがオーガの右足にダメージを与えた。血が溢れ出る場所を手で抑え、咆哮によって俺達に威圧感を与えてくる。


「回復する隙なんてあげない!《ホーリーランス》」


 何本もの光の槍が創り出され一気にオーガに迫る。一、二、三本オーガは手に持った棍棒で防御する。一本だけがオーガに傷を与えた。


「《ホーリーランス》」


 ステラがさらに追撃を加えるとオーガがついに倒れた。死体はダンジョンに取り込まれ、魔石だけがその場に残った。ステラがその魔石を回収するのを確認してから奥へと進んだ。


 一本道が続いているところでカサカサと虫が地を這うような音が聞こえてきた。嫌な予感がしたので後ろを振り向くと30を超えるGのような姿をした魔物がいた!


「みんな走れ!」


 異常事態に俺は顔を真っ青にして叫ぶ。俺が大声を出した瞬間、魔物がステラに飛びかかった。ステラに襲いかかる魔物を真っ二つにする。ドロッとした体液を全身に浴びて嫌悪感を抱かない人はいるだろうか?いや、全員が嫌悪感を抱くだろう。


 しかし、そんなことを気にしていられる余裕はなかった。奥の方から次々と魔物が出てきて、もう50体を超えている。必死に魔物達から逃げようと走る。


「なんであんなに湧いてきているんだよ!」


「クイーンでも出たんじゃない!」


 答えたのはフィラスだった。


「クイーンってあれか!配下の魔物を産むやつか?」


「それ以外に説明出来ないでしょうが!」


 足が痛くなっても走り続ける。それでも魔物達は追ってくる。なんでこんな時に限ってセーフティーゾーンが見つからないんだ。


「あ」


 隣を走るマリーが間の抜けた声をあげた。俺は体が動かせなくなった。前を見るとステラとフィラスも止まっている。まるで時間を止められたかのように思える。だが現実だった。後ろからは魔物のフシューという声が聞こえてくる。


 次の瞬間、不思議な浮遊感とともに俺達は光雷のダンジョン第十六層から姿を消した。


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