011話:迫られる決断
2019/04/30 六本目
今日は外伝含めて6話投稿しました。
~勇者side~
ダンジョンからの帰還を果たした僕達は再び王の間へと呼ばれていた。
「勇者達よ、君達の決断を聞こう」
王様が話を始める。
「この国の戦士となって我々と共に悪しき魔族と戦って貰えるのか」
「それとも冒険者として国家の後ろ盾はないが市民のためにこの世界で生きていくのか」
「その決断を聞こう」
彼は姿勢を少し崩して話を続ける。
「とは言うものの一人一人にこの場で答えを聞くのはその意思を尊重できないかもしれない。今から渡す用紙にどうしたいのかを記入してくれ。提出期限は太陽が沈むまでとする」
僕達は側近の方に用紙を受け取りその場所を後にした。僕は悩んでいた。そんな時に部屋のドアを叩く音がした。
「よう!」
康介だった。
「どうかしたのか?」
「飯食いにいこうぜ。良いところを教えて貰ったんだ」
彼についていくことにする。城下町の一角にあるカフェへと連れてこられた。
「あの話、受けようと思っているんだ」
康介が切り出してきた。
「僕もそうしようと思っている」
「そうか、それは良かった。出来ればこれからも一緒のパーティーでやりたいんだよ」
「僕としてもありがたいよ」
「ほら、俺達が国に協力して戦うことになればきっと魔国との戦争にも駆り出されると思う。その時にお前がいてくれると安心できるんだ」
「よろしく頼むよ、相棒」
「おうよ、勇者様」
そして僕達は国の特殊部隊として雇われることになったのだ。クラスみんなが38人全員、国へと雇われることを選び、勇者部隊が結成され活躍していくことになった。召喚された僕達全員がランク4以上なのが大々的に発表されて一躍僕達は救国の勇者として知られることになった。
今回で勇者側視点はいったん終了です。
2019/05/19 一部表現を変更しました。




