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010話:血と現実

2019/04/30 五本目


~勇者side~

 治療院に行くとそこには血だらけのクラスメイト達が横たわっていた。


 幸い治癒魔法によって血は止められているようだが、腕が握り潰されている人、足が叩き潰されている人もいる。オークとの戦闘で傷ついたようだ。風上さんは急いでみんなのところに向かい治癒魔法をかける。


「《ハイヒール》《ハイヒール》《ハイヒール》」


 僕は滅菌処理に光属性の魔法を使う。


「《ディスインフェクション》」


 僕にできるのはそれだけで、後は必死にハイヒールをかけ続ける風上さんのことを見ていることだけだった。


 治癒魔法の使いすぎで倒れてしまった彼女をベッドへと運んだ。夕方になってようやく風上さんが目を覚ます。


「私は……」


「治癒魔法の使いすぎで倒れたんだよ」


「頭が痛くなって、でも怪我を治してあげなくちゃと思って……」


 彼女の話を聞いておく。


「そうだ!クラスのみんなは?」


「大丈夫、風上さんの治癒魔法で回復したよ」


 巫女の職業の回復能力は素晴らしく、死者は一人も出なかった。何人かは心に傷を負い一度休養を取るそうだが・・・仕方がないだろう。


「良かった」


 彼女は胸を撫で下ろした。


「ずっとついてくれていたの?」


「ただ運んできただけだよ」


「それでも、ありがとう」


 彼女は笑みを浮かべる。恥ずかしく感じて窓の外に目を向ける。


 綺麗な夕陽が僕達を照らしてくれていた。


2019/05/07 一部表現を変更しました。

2019/05/19 一部表現を変更しました。

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