006話:ギルド
今日は勇者側の外伝も投稿します。
2019/04/30 一本目
「ここがギルドだよ」
ムクゲンさんが紹介した建物に入る。
昼間から酒を飲んだ男たちがところどころに座っている。どうやらギルドは酒場も兼用しているようだ。
彼に連れられて受付へと進む。
「彼らの冒険者登録をお願いしたい」
「では、身元保証人の方はこの用紙に、冒険者になる方はこちらの用紙に氏名などを記入してください」
そう言われて受け取った用紙に幾つかの項目を記入していく。異世界語理解のおかげで読み書きが出来るようになっているのは不思議な感覚だがあって良かった。そうして記入を終えた俺達は用紙を受付嬢に渡す。
「確認できました。では冒険者になられる方々はこの水晶に手を当ててください」
言われた通りにする。
「ではギルドカードを発券してくるので少しの間お持ちください」
そう言って受付嬢は奥へと向かった。
「助かりました」
「いやいや、構わないよ。もちろん問題なんかは起こさないでね」
「それはもちろん」
「冒険者はいざこざが多いらしいから気をつけてね」
「善処します」
「頼むよぉ」
そんなことを話している間に受付嬢が戻ってきた。
「どうぞ」
ギルドカードを渡してくれる。どうやらギルドカードには名前、そして冒険者ランクが記載されているようだ。受付嬢が冊子を手渡してくる。
「ギルドカードの使い方、冒険者としてのマナー、昇格の仕方と一般常識など冒険者として恥を書かないようにまとめておいたガイドです。必ず目を通しておいてください」
「わかりました」
「あと、ギルドカードの再発行には金貨1枚が必要になりますのでくれぐれも気をつけてください」
「はい」
「ついでにこれはこの街のおすすめスポットのまとめです」
受付嬢から立花さんには別の冊子も渡されていた。
「じゃあ戻ろうか。きっと査定も終わっているよ」
そうして俺達はついに魔国での身分証明書を手に入れたのだった。
2019/05/19 一部表現を変更しました。




