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015話:ある男の夢

~???side~

 俺は死んだはずだ。それなのに俺は知りもしない場所に立っている。


 後ろから足音が聞こえてくる。振り返るとあの男がいた。俺は走って逃げ出す。男はものすごいスピードで走ってくる。そして俺の真後ろまで来て……そして通り抜けた。


 通り抜けた!つまり俺は死んで幽霊にでもなったのだろうか?あの男についていけばなにかをわかるかもしれない。そう思った俺は男の後をついていくことにした。


 男は城へと入って行った。ついていくと男は大きな門の前へとたどり着いた。男は門の前に立つ兵士へと声をかける。


「第七軍団軍団長のソニア・ジャスミンだ。火急の要件で魔王様にお会いしたい」


「少々お待ちください。いま御確認致します」


 そういって門番は男から紋章のようなものを受け取ると確認を取りに行った。少しして門番はでてきて紋章を返したあと、


「魔王様がお会いになられるそうです。どうぞお入りください」


 といって門を開いた。


 その奥には麗しい女性がいた。


「このような時間に申し訳ございません。申し上げたいことがございます」


 そういって男は片膝を床につけ、頭を下げた。


「第七軍団軍団長ソニア・ジャスミン。なぜここに参上したのかを述べよ」


「魔王様のお慈悲で帰郷させて頂いたのですが帰りましたところ村が壊滅しておりましたので御報告致します」


「それとこれとになんの関係がある」


「村にはディモルフォセカ王国の兵士がおりました。そいつらによると王国は《勇者召喚》と言う大魔術を発動しようとしているとのことです」


「どんなものだそれは?」


「真偽は分かりかねますがどうやら軍団長にも勝つことのできるであろう《勇者》なるものを何人も召喚するもののようです」


「ほう!」


「生け贄として三百名ほど既にさらわれたようでかなりの大魔術になると予想されます」


「これ以上被害者を出さないために第七軍団を動かしなさい。第七軍団からの動員数はあなたの采配で構いません。国境の警備を強化しなさい。計画書は私が通しておきます」


 そう言われてソニア・ジャスミンは部屋から出ていった


 それからの彼の行動力は凄まじかった。彼は防衛に必要な兵力を最低限残して残り全ての兵に的確に指示を出し国境の警備に当たらせたのだ。そのうえで自分だけで《勇者召喚》への妨害用大魔術を作成してみせたのだ。


 そして《勇者召喚》が発動された際に寿命の九割を犠牲にしてどうにか妨害用大魔術をかろうじて発動させて勇者と共に召喚されるはずだった一部の異世界人、つまり俺達二人を魔国地下のダンジョンに強制転送した。


 そして彼はそのダンジョンに一人で潜った。大魔術の副作用に苦しめられながらも襲ってくる魔物達を蹴散らした。血反吐を吐きながらもようやく俺達を見つけると、そこで彼は怒りを込めて叫んだ!


「ようやく見つけたぞ!異世界人ども!」


???はソニアという魔王軍の軍団長でした。


2019/04/20 一部表現を変更しました。

2019/04/27 一部表現を変更しました。

2019/05/19 一部表現を変更しました。

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