表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約7年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

魔族と人間のハーフな息子

作者:花火屋
ある日、冒険者と呼ばれる男が広く広大な草原を歩いていた。
彼は1つの仕事を終え軽い足取りで依頼されていた街へと向かう途中。

眩しい太陽を手で遮りながら上を見上げると何かが見えてくる。

(ん?魔物か?ドラゴン?)

それにしては小さい黒い影、それが人の姿だと分かるのは、それから数秒の後。

(嘘だろっ)

男は着地点を割り出すと走り出した。
死んでいるかもしれないが生きている可能性だってあるのだから。

別に助ける義理はない。
放っておけばいいのだが男には、それが出来なかった。
なんたって腕はたつが度が過ぎるほどのお人好しなのだから。

(汝は我と共にあり風の精霊よ・・・)

いつもの魔法を詠唱するように頭の中で声を出すと草原の周りの風がザワついてくる。

<ザザザザザザッ>

風が男の周りに纏わりつくように渦を巻くと足取りが軽くなり走る速度を上げる。
連続的に魔法を詠唱していくと今度は風が巻き起こり上空へと噴き上げていき人と見られる影の落ちる速度が多少は、ゆっくりとなる。

(まだ足りないか)

いくらなんでも落ちてくる速度に対しての幾分遅くなったとしても、まだまだ落ちる速度の方が早い。
それでも強力な魔力を使ってしまえば人であれば死んでしまう。

(風の精霊よ・・・)

もっと落ちる速度をおとすために男は詠唱を続ける。
何度も何度も魔法が切れるまで。

着地点へと着いた男は残った魔力で己が創りだした彼しか使えない魔法を使う。

(震えろ大地よ・・・)

手のひらを地面へと当て地面数メートルが振動を始めると土が砂へと変わり細かく動いて行くと周り全体がフワフワとした大地へと変わったのだ。

(耐えろよ)

落ちてきた人を抱えると砂の中へと沈んで行くが優しく優しく衝撃を与えないように手で抱えたのである。

(多分、大丈夫だと思うが・・・)

そこで男は砂の中で魔力が枯れたことによる影響で気を失った。

次に気付いたとき抱えていたのは黒い髪で少し褐色の肌をした少女。
身に付けていた服は、そこらで見たことがないほど豪華な白いゴシック調の服に可憐な顔立ちをした少女。
~第一章~1
2017/08/20 21:00
~第一章~2
2017/08/27 00:23
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ