第11話 家族
お久しぶりです!約二週間ぶりの更新となりました。待たせてすみませんでした!
今回の話は主人公、青山 直樹の家族の様子が少し分かります!
是非楽しんでいって読んで下さい!
家に着いた僕は、自分の部屋に入るなりスムーズな流れで机に横にカバンを置き、コンビニで買ってきた飲み物とスナック菓子を机の上に置くと同時に左手でリモコンを操作し、部屋に設置されたテレビを点けて、椅子に座った。
「よし、完璧だ!」
これでアニメを見る体制は出来た。
僕にとってアニメ、 漫画は酸素だ。例え、彼女が出来たとしても、これだけは譲れない。
アニメを見る体制の出来た僕を動かすことは何人たりともできないぞ!ハハハ
(こんな姿を先輩に見られたら確実に失望され振られるだろうなぁ)
僕にとってオタク活動は生きていくうえで必要な要素だ。
アニメや漫画を取り上げられたら生きていける気がしないし、三日間アニメを見れない環境に置かれたら、発狂すると思う。
しかし、初めて出来た彼女に失望されるのはやだ。
でも、このまま、ずっとばれないという自信もない。
本当に手詰まり状態だ。・・・・・まぁ、良いか、とりあえずこんなこと気にするのは止めよう。
僕が先輩に気づかれないように、細心の注意を払って行動すれば良いだけだし、今のところバレる気配もないし、気にするだけ無駄なんだから、考えるのを止めよう。
そんなことを気にするくらいなら、目の前のアニメ鑑賞に全神経を注いで観ることとしよう。
結局、二時間の間集中してアニメを観るあまり完全に時間を忘れていた。
既に時刻は八時半になっていたので、夕食を食べるためにリビングに降りた。
リビングに降りると、テレビを観ている母親がいた。
「母さん。夕飯何?」
「テーブルの上に置いてあるものよ」
母親に言われてテーブルの上に目を向けると、アジの開きに味噌汁、それにサラダが置いてあった。我家の夕食ながら、何て質素なメニューなんだろうか。
まぁ部屋で少しお菓子を食べたから、油っこいものが出てきても食べきれる自信がなかったので、僕としてありがたい限りだ。
「母さんも柚希も食べ終わった後はあんただけだから、早く食べちゃいなさい」
「父さんは?」
「残業で遅くなりそうだがら今夜は要らないってさ」
「最近残業多いね」
「まぁ父さんも忙しいのよ。察しなさい」
「そうするよ」
こんなことを言ってはいるが、基本的に周りに興味を持たない僕は、自分の父親が何の仕事をしているのかすら知らないので、察しなさいと、言われても察することなど出来るはずがない、が、ここは流れで察することが出来てる風を装うことにした。
ちなみに柚希というのは僕の二つ下の妹で今は中学二年の女子中学生だ。
しかし、普段家の中であまり話さないし、食事も我が家では、基本的に遅くなりすぎない程度に好きなタイミングで食べるので、家族全員で食べることなど中々無いので、最近じゃあ、家の中なのに顔を会わす回数も少なくなっている気がする。
まぁ、元々柚希はオタクである僕のことを嫌悪している感じなので、仕方ないとは少し淋しくも思う。
先輩も僕がオタクであることを知ったら、妹のように僕のことを嫌悪するのだろうか?それとも……
駄目駄目、そんなことを考えるのはやめようとさっき決めたばかりではないか。
そう思い僕はは顔を軽くふり、そんな考えを忘れることにし、夕食を食べるため、席に座った。
「ご馳走さまでした」
夕食を食べ終わると、すぐに自室に戻った。
ベッドの上に寝っころがり、一息ついてると、
♪~♪~
机の上に置いておいたスマホがなった。
その音楽はメールが届いたときように設定しておいた音楽のため、メールが届いたんだと、すぐに分かったが、誰からのメールなのかが全く見当がつかなかった。
自慢ではないが、暗黒時代を過ごしてきた中学時代はそんなに友達も多くなかったし、高校に入ってからなど、1度も連絡を取っていないため、今さらメールをしてくるなど思いもしなかった。
僕はスマホを取り、メールを確認すると、
(えっ?)
それは意外人物であり、今の僕の悩みの人でもある。白川先輩からだった。
読んでくれてありがとうございました。
どうでしたか?今回の話は楽しめてもらえたでしょうか?
これからも皆様に楽しんで読んでもらえるように頑張りますので、これからもよろしくお願いします!
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