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〈世界の終焉ティータイム〉 神徒、れもんてぃー片手に多世界めぐり  作者: かんちゃそ(神無月茶祖)
第1章 邂逅 バグっちゃったよ世界!後悔するのでクールなもふもふガールと仕事する!
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第1話 遭難 調査は大層難航中

今、多くの世界が闇に覆われようとしている。


それは破壊ではない。

侵略でもない。


世界は、運命に従って崩れていく。


抗う者は現れる。

だが、運命は変えられない――














 どうもどうも、神徒の玲亭れてと申します。

突然だけど君、今僕がどこにいるのかわかるかな〜?

…そうそうその通り、君の予想通りだったかもしれない雪山です!

いやぁ、正解してるかは知らないけどお見事だね!パチパチパチ

っていうかクイズしてる暇ないんだけどね、なんで僕は突然こんなことを…。

第一、僕は誰に話しかけてるんだ…。


 いや、そんなこと言ってる場合じゃなかったか。

まずは状況を整理しよう…。

一つ目に、まず世界に異常が起きている…サムイ…可能性があるから、

第一世界のここに…サムイ…

…。

……。

って寒ッム!!寒すぎ!

前言撤回!

情報なんて整理している場合じゃないし、できるわけないね!

凄い吹雪で視界が真っ白だよ……どこ行ったらいいんだろ……。

まあ、どこに行っても雪、雪、雪で助からなさそうなんだけどさ……。

もはや手足の感覚なくて普通に命の危機感じてるし……。

あまりの寒さに、お腹が痛くてぐーぐー悲鳴を上げてる!!

……多分ここ、人が来ちゃいけないところだ!

なんで……なんでここに!?

どっかの番組みたいにダーツで転移先決めなけりゃよかった!

止めてくれたみんなのいうことを聞いていれば…。

はあ、まあ今言ってもしょうがないか☆

いやけど、それでも世界の創造主がその世界に殺されるって洒落にならないよ!

足の感覚はないし、どこを見ても雪しかない気がするけど、

とはいえ、歩かなきゃ始まらないし……。

と思って一歩踏み出した瞬間、

「って、うわっと」

突然、突風、そして、転倒。

なにここ風速何メートルなの……。

いやぁ〜雪に埋もれて力が出ない……というか今どっちが上なんだろ?

口に雪入ってきてるし……もしかして頭から突っ込んでたり……本格的にまずいかも☆

……ん?

息が荒いのに、息ができない。

あれ、これどういう状況?

今思えば手足だけじゃなくて、下半身、腕全体の感覚もない。

さっきまで猛烈に痛かった腹痛も何故かあまり感じない。

寒いのはわかる。

けど、自分のどこが一体寒いのかがわからない…。

それに、耳までおかしくなってきた。

さっきまで脳に直接叩き込まれるように鳴っていた吹雪の音は遠くて、

最早ぼやけてしか聞こえない。

今聞こえるのは、自分の鼓動と息の音だけ。

そして、それが本当にその音なのかもわからない。

...今度は、なんだか少し、眠くなってきたかもしれない……。

いや、絶対眠っちゃ…いけない……やつ……って……。

……。

………。

…………。




……温かい……。

しかも、ふかふかで、もふもふ……。

さっきまで極寒地獄にいたはずなんだけどな……ここは極楽?天国?

意識がはっきりしてくるにつれて、あの地獄から生還できたんだぁ、

という実感がじわじわ湧いてくる。

いくら死なないだろうとは思っていたとて、それは可能性でしかないしなぁ…。

今度からはちゃんとみんなに声をかけておこう。

ゆっくり目を開けると、初めましての天井が目に入った。

木目のある、低い天井。

あっ、あれ顔みたいな木目だな。

うーん……まあ見た感じ、ちょっと古めの山小屋、ってところかな?

暖炉ではパチパチと火が燃えている。

部屋の中も意外と小綺麗にされていて……。

……ってことは、

人が住んでるってことだよね?

きっと、その人が助けてくれたのかも。

本当に感謝だね、後でお礼をたっぷりさせてもらいたいなぁ。

っていうかその人すごいなぁ...周りに小屋なんて見えなかったし、

あの吹雪の中で僕を運んできたなんて…。

絶対にただものじゃないね。


 しばらくベッドに横になって部屋を観察していたけど、暇になってきた。

疲れすぎて起き上がる気力もないしね。

それでまあ、とりあえず、することもないので顔みたいな木目に

「こんにちは〜?」

と声をかけてみた。

そうすると、なぜかドアの方から

「……こんにちは……」

と小さな声で返事が返ってきた。

そっちかぁ。

声の方向を見ると、ドアがギィィと音を立てながら開いた。

ドアの先に現れたのは茶色のもふもふっ娘!!ワーカワイイ!!

綺麗なマロン色だけど、少しぼさっとしているロングヘア。

もふもふで大きな尻尾と耳。

(こっちは髪と違って手入れがされている感じがするなぁ…)

そして碧色の瞳が、じっとこちらに向けられている。

尻尾は微動だにしてないけど、耳はこっちを伺うように、

少しだけピクピク動いてる…。

なるほどなるほど…完全に、警戒されちゃってるなぁ…。

まあいいや、何をするにしてもコミュニケーションが大事!

とりあえず話してみよう!

「やあやあ、君が助けてくれたのかい?ありがとう!」

「……うん……」

「僕は玲亭れてっていうんだけど、君の名前は?」

「私は…シノ…」

「シノ…良い名前だね!」

返事はあったけど、彼女は一歩だけ足を引いた。

尻尾も下がった。

精神的にも引かれた気がする。

……まあ、そりゃそうか。普通ここに人は来ないだろうし…。

それに僕が初対面の人に取る態度おかしいし…。

第一、ここは普通の人間じゃ住めるような土地じゃない。

耳と尻尾があるから獣人《ケモノビト》なんだろうけど、

こんな激しい吹雪の吹き荒れる極寒の雪山じゃ、

獣人でも生き残るのはかなり厳しいはず。

この娘が特別な種族なのか、

それとも別に何か事情があるのか……。

どっちにしろ、こんなところに一人で住んでいる時点で、

何かしら訳ありなのは間違いなさそうだねぇ…。

まあいっか、死にかけなのを拾ってくれたし、

警戒しているだけで敵意はなさそうだし…。

何よりこんな美少女と出会えて超ラッキー!!ってことで!

眠いので寝ます!おやすみ!

「改めて、今日は助けてくれて本当にありがとう!もう少しだけベッド借りるね!おやすみなさい!」

「うん…えっ…また、寝るの…?」

「…」

「何この人…(困惑)」






皆さんどうも初めまして。

神無月茶祖(かんなづき ちゃそ)…

略してかんちゃそ、と申します。

本作は僕が人生で初めて執筆する作品です。

暖かい目で見守ってくださると大変嬉しいです。

毎週金曜日更新を目指しています。

どうかこれからよろしくお願い致します!


あっもし変な点がありました、全てれてのせいにしてください...。

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