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失恋から立ち直ろうと奮闘する女の子のお話  作者: amai


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2 ピアスを開けました

「私、ピアス開ける!」


友人にそう宣言してから一週間が経った。

正直なところピアスなんて興味ないし、耳に穴開けるなんて痛そうだし……

ちょっと迷い始めていたけど言い出した以上、後には引けない。

私は大きく深呼吸して覚悟を決めた。よし!




──そして今、私は友人と病院の前にいる。


覚悟は決めたものの……自分で開ける勇気はなかった。

友人には付き添いで来てもらったのに、とんでもないことを言い出した。


「私も一緒に開けるよ!」


は!? 今なんて言った!? 一緒に開けるって言った!?


予防接種もダメなくせに無理しちゃって。

私は友人のその気持ちだけで嬉しかった。

……だから付き添いだけでいいからね。


私は友人と一緒に病院のドアを開けた。


いざ、出陣!




まず受付に向かった。

友人に座って待っててと言うと「私も開けるんだから受付しなきゃ」とすっかりやる気だ。

えーっだから本当にいいってば。

「ほら。さっさと行くよ」とグイグイ引っ張られて一緒に受付を済ませてしまった。

本当に……大丈夫……かなあ。


あまり混んでいなかったのですぐに名前を呼ばれ診察室に入った。

ちなみに友人の方が先だった。


最初に麻酔をした。

耳に麻酔なんて初めてだ。この時点で結構痛い。この後大丈夫だろうか。

お医者様はなんの躊躇もなく一瞬で終了。

めでたくファーストピアス装着だ。麻酔の方がよっぽど痛かった。


無事に終わったので待合室に行くと先に診察室に入ったはずの友人がいない。

あれ?


看護師さんに「お連れの方ですよね」と言われついて行くと友人がベッドに寝ていた。

貧血を起こしてしまったらしい。

……。

ほら。

言わんこっちゃない。


「ごめーん」と、はにかむ友人を見てなんだか泣きそうになった。

本当にありがとう。




友人は宝だ。一生大事にする。

そう思った日だった──




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