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第九話 初の合コン

第九話 初の合コン

 『焼き肉家族』に三人集まっていた。

良雄、佐々木、ゴルゴの三人だ。良雄が

「とりあえずこのメンバーで、ボクシング同好会『愛するボクシング同好会』を設立します、略して『愛ボク』」笑笑と言うと、佐々木が、

「ほんまに合コン出来るんか?!」

「当たり前やん、政経の子と幼馴染やねん。偶然配達中に会うた」

「へーええやん」とゴルゴは言う。

 ゴルゴは、クールだった。

時代遅れの角刈りと黒っぽいサンバーストのサングラスをかけて、どう見ても刑事かヤクザにしか見えなかった。大門軍団みたいな感じだった。佐々木が

「ボクシングの練習はすんのか?!」

「いや、俺は近くのジムに行くけど、全員行かなくてもいーんぢゃね?!、とりあえず何か関わったり、形だけでええやん。まー雑誌くらい読んどけよ、合コンの時ボロが出るぞ」

「おう、まーボクシングは嫌いぢゃないし、読んどくよ」と佐々木が言うと、

「おう、俺も空手やっていたから興味はある、練習行こうかなぁ〜」とゴルゴも言った。

 早速、良雄が、久美ちゃんに電話すると、今、友達と駅に居ると言う。

「え〜連れて来てや」と言うと「イイよ」と言う。

「やった、早速合コンや!!女の子来るで」と言うと、

「おう、流石頼りになるぅ」と、態度をガラット変えるのであった」ママが、

「奥のテーブルに行っていいよ」と言うので、ホンマの合コンスタイルになった。

 五分くらいで、女の子を二人連れて、久美ちゃんがやって来た。

「え〜焼肉奢ってくれるんですか?!」と、女の子二人が言うと、

「今日は、ゴルゴがいるから大丈夫」と、

 良雄と佐々木は言った。ゴルゴも、

「おう、任せとけと」と言ったが、ゴルゴはプロ専門のはずで、素人と話できるんかなぁ〜と、心配だったが、意外と受けていた。

 とりあえず、一旦落ち着いて、自己紹介をする事になった。まず良雄が、

「え〜東淀川大学『愛するボクシング同好会、略して『愛ボク』の、平野良雄です。え〜趣味はボクシング観戦と、弾き語りです」と言うと、女の子達は、

「え〜凄い、ミュージシャンなの?!」と言い出して、「今度聴かせて〜」とか言っていた。良雄は、

「後でカラオケ行く〜」と調子こき出したが、「今度ね〜」とか言われて、「ちっ」とかなったが、全然皆んなの雰囲気は良かった。続いて、久美子が自己紹介をした。

「女子政経大の、出口久美子です、良雄君とは、幼馴染で、警察の駐車場で二人で良く落書きしていました」とか言うと、皆んな

「へ〜」とかなって、女の子達は、良雄と幼馴染とは知らなかったらしい。

 それで、女の子のうちのひとりが、

「えっ、言ってた最果て島の初恋の人?!え〜そんなこかっこよくないやん」とか言い出し、良雄は、

「阿保か、てんめ〜想い出は三倍増しになんねん、三倍したら男前やろ〜」と言うと、「あっははは」と、皆んな意外にも大ウケしたのであった。

「ごめん冗談よ、私は、山上涼子、政経大の三年生で、久美子と同じスポーツ工学部で勉強しています。クラッシックバレエと、新しいダンスを研究しています。

 と言うと、ゴルゴが、

「お〜意外にもインテリなんやね、しかも肉体、いやスタイルバツクンやん」と、一言多そうやったけど、ギリギリセクハラは避けた。「ぢゃあ、あなたは?!」とゴルゴに言うと、ゴルゴは、

「同じく東淀川大の黒崎 強です」と言うと、皆んな「そのまんまやん」と言われ、

「趣味は株取引全般!!なんでもやるけど、FXより、中期とか、デイトレやってます」と言うと、皆んな「お〜」と言い、涼子ちゃんに、

「刑事さんも意外とインテリなのね」とか言われていた。

 そして、最後の女の子は、170cm超えの大柄だが、かなりの美人だった。少し皆んな緊張したが、

「私は、高橋慶子です。スポーツ工学部で、ストレスと運動の研究をしています。私もボクシングやってます」

 と言うと、佐々木が、「え〜顔殴られるのに〜」

「平気よ、久美子ほど強くないけど、私もプロ志望!!、出来れば重量級で行くわ」

 と言うと、佐々木が、

「こんな別嬪見た事がないのにぃ〜」と、最高の女好きの佐々木は言った。

 (こいつ、たぶん家に帰ってスグにシコるな!!)と、男子軍団はおもった。笑笑

「最後に佐々木、なんか言えよ」と良雄が言うと、

「佐々木一生(かずお)と言います。東大の一年で、良雄といつも競馬に行ってますが、最近、競艇にも行っています。一応ギターも弾けます」と言うと、皆んなから、

「東大ぢゃなくて、阿保の東淀川大学やろ」と言われて、「ギャグ頑張ったね」と言われていた。笑笑

 意外にも良い雰囲気で、合コンは進んでいた。

 それに意外にも、女の子達は競馬も競艇も興味があったのだ。元AKBの競艇アイドルもいるし、男も女も趣味が変わらなくなって来ている。ましてやボクシングを女子がやるなんて、一昔前では、考えられなかった事である。

 結構、皆んな、呑んで食べて、楽しい合コンは進んで行った。

 女の子達の門限は平日は早いらしいので、カラオケは週末に行こうという話になって初の合コンは、閉会した。

 最後に、駅まで女の子達を送り、また『焼き肉家族』戻って来て反省会が始まった。

「しかし、可愛いかったなぁ〜皆んな、粒揃いやん。良雄の彼女、あんな綺麗とは知らんかった。涼子ちゃんも慶子ちゃんも、美人で凄いわ」と二人が言うと、ママも、

「やっぱり、良雄くんは意外とモテるわね」と言ってくれて、ゴルゴも、

「いやぁ〜『愛ボク』に入って良かったわ〜 素人と話が出来る」言って、佐々木も更に、

「いやぁ〜良雄見直したわ」と言うと、ママが、「今回、だいぶお金を使ったわね〜」と言ったが、ゴルゴが全部払ってくれたのだ。

 今月ゴルゴの儲けは100万を超えていた。

 なので、

「今回ごちになるわ〜そのうちかえす」笑笑と良雄と佐々木は言って、解散になった。



 続く〜

 

 

 

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