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フィンスターメル  作者: 月野こめヲ
ソラ編
7/28

【ep7】帝都の魔法使い

風島でギラを倒して、予定よりは少ないけども

風魔法のもと、風の花を入荷して販売しはじめました

風の花入荷の看板バルーンも風魔法で浮かせて

今日も元気に魔法商店カトレアの開店だ!


「いらっしゃいませー!風の花入荷しました!」

「……だーれもこないわね」


今回は売れるはずと友人のミシェルを店の手伝いに

呼んだのだが、ミシェルは机に顎をついてだれている

私はからまわった元気の捌け口に悩みながら

笑顔のまま、硬直して同じようにだれる


「なんで~!?あんなに討伐祭でも目立ったのに~!」

「はっ…!すべてわかったわ!メル!」

「えっ!なに?」

「帰っていいかしら?」

「だめぇ!来るから!お客さん!来るから!」


カランカラン─

店の入り口の鐘の音がなる

二人は驚いてドアの先をみた

模様の入ったマントに身を包んだ女性がいた

なぜか顔はフードで隠している

短めの銀の髪が特徴的な人だった


「いらっしゃいませー!」


私はいままでの中でも最高の笑顔でいった

ミシェルも立ち上がったが、なにか少しだけ表情が固い

お客様は笑顔で迎えてほしい!


「店員さんか?バルーンにあった風の花はある?」

「はい!最近入荷しました!」

「ちょうどよかった…飛行島の魔力がきれてて

魔力切れで困ってたんだ」

「それはそれは!では束でお売りしますよ~」


飛行島とは各地を旅するものが好んで使う

長距離移動する際に使う浮島で移動速度が早いものだ

お客様はメルが思うより更に買い足し

気前よく支払いもしてくれ

少しだけ店内を見回してから、そのまま退店した

その後わりと轟音をならし、飛んでいった


「ねぇねぇミシェル~うれたー♪」

「はいはい、良かったわね」

「…なにかご不満でもあるのかなぁー?」

「ないわよ、驚いてるだけ、だって見て外」


バルーンにつられたのか、先ほどのお客のおかげか

何人かがホウキで店に向かってきていた


「わぁこれは今日は忙しいぞー!ミシェルよろしく!」

「まぁ課題クリアのお礼くらいにはね、がんばるわ」


その日は風の花を求めて数名のお客様がきて

ここ最近いや、はじめてカトレア店は繁盛した



夜も更けて店終いしようとバルーンを回収する

そのうちの一つが何故か割られていたが

まぁお客さんがぶつかったんだろう


「お疲れ様ミシェル~ありがとうね」

「ふぅ慣れないことは疲れるわね、今日は泊めて」

「ベッド一つしかないけど」

「そんなの魔法で創造するわよ」


そういうとミシェルは杖をだし

ちょっと豪勢なベッドを魔法でだした

ライスマンと呼ばれる謎のキャラクター

ぬいぐるみ付きで…好きなんだろか?


「水場、借りるわよ~」

「どうぞー」


ミシェルが身体を洗ってる間に

鼻歌まじりで私は今日の売り上げを計上したり

晩御飯をつくったりしていた


「メル、楽しそうだな」

「うん~♪毎日こうならいいのに」


店内の内側に隠してる魔法剣フォレアと話す

万が一にでも見られて売り物だと思われたらまずいしね

日中は黙って隠れてもらってる


「メル、日中は言えなかったが…

今日最初にきた客だが、かなりの手練れだ」

「えっ?そうなの?」

「やっぱりー?フォレア君さすがね」


奥から水浴びを済ませ髪を乾かしながら

ミシェルが会話につづく

私はそんな2人の話を聞きながら料理を机においた

トロトロ雲シチューだ

とろけるトロトロ雲をまぜた私の得意料理


「久々ねこのシチュー、美味しいわよね」

「うん…で?最初のお客さんがなんかすごい人なの?」


ちょっと暑いので口ではふはふしながら食べる

ミシェルは口にいれながら、はにかみこのトロトロが

たまらないみたいな顔をした、わかる


「たぶんあの人、帝都の魔法使い」

「帝都ってあのフィンスターも所属してるって

噂の島の?」

「ええ、グランダム帝国の島の所属だわ」

「そのような者が魔力切れ…相当な戦いのあとか?」


私はちょっとだけドキドキしながら話をきいて

シチューを、たべる手を止めた

スプーンをおいてミシェルは少し険しい顔をした


「学園があるとはいえ、この辺りのソラは島は少ないし、帝国が動くほどのことがあるとは考えにくいわ」

「もしかしてフォレアを探してるとか!?」

「それは考えにくい、我のことも気付いていたし」

「え、そなの?」


どぉん!!!─


急に遠くで大きな音がした数秒後に家全体が

揺れるような衝撃がはしった

轟音で家が傾きかけたが、家の雲がささえてくれた

私とミシェルは家の外にでる


上空で稲光のようなものが光ったかとおもうと

煙まみれになり怪我をおった悪魔のような少女が

翼を生やし高速でこちらに向かってきた


「災いの主!お前がいないと─!破壊が目覚める!」

「へ?」


それだけいって悪魔の少女は直ぐに逃げていった

そう追われていたのだ。逃げてすぐ話してた帝国の人が続けざまにこちらにきた


「店員さんたち、あれに何もされてないか?」

「あっはい大丈夫です」


手には杖ではなく大きな槍

悪魔の少女が逃げた方角をみてから

あっけにとられる私たちをみてフードをおろし

鮮やかな銀の髪、銀の瞳でこちらをみた


「失礼、名を名乗ってなかったね…

グランダム帝国所属特級魔法使い

セリア・マーブルだ」


セリアと名乗った帝国の魔法使い

それに追われていた悪魔の少女がいってた

災いの主って?なにかわけわかんない大きなことに

巻き込まれていくそんな感じかした一夜だった─


つづく

みていただき有難うございますー!

なんだかすこし大きな事態になりそうな!?

次回も宜しくお願いします!

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