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フィンスターメル  作者: 月野こめヲ
ソラ編
4/28

【ep4】風島の課題

私は魔法使いの魔法商店で生計をたててるメル

でもある日魔法剣フォレアを手に入れてから

わりと色々とおこりはじめた


魔法剣を街で盗まれかけたり

極めつけは、親友のミシェルに魔法学園の課題を

一緒にやってほしいなんて頼まれてしまった


「ね?いいでしょ?メル」

「よくないよ~私は風島にはいい思い出がないよ~」

「フォレアくん?がいればあの時のようにはならない」


あの時というのは数年前の話、風島に風魔法の種のなる

風の花があるからミシェルと一緒に採取しにいった

結果、当時未確認の竜巻型の巨大な魔法生物に襲われ

二人とも大怪我して数ヵ月はベッドの上だったのだ


「課題は風の花の採取よ、成功者がここ数年いないから大量に入荷できるわよ!」

「風魔法は浮島の移動にも重宝されるから…」

「そう絶対に売れるわ」


自信満々でミシェルは儲ける額も計算し

机に計画の絵を魔法で描いた

あれから彼女も学校で修行し創造力もあがっている

風を操る魔法を特に学修してきた

すごく自信に満ち溢れた目をしている


心配そうにしている私を見て

ミシェルは小さく溜め息をついて

家の出口に向かっていき扉をあけながら

振りむいていった


「とりあえず、明日風見の小屋で待ってるから」


待ち合わせ場所だけ告げてミシェルは家を出ていった

私はミシェルの残した計画の内容を見て

悩む、儲けられる額が一年は食べていけるものだった

私の好きなスイーツ雲キャンディも食べ放題だろう…


「フォレア…手伝ってくれる?」

「まぁ君には世話になっているしな」


私は少しためらいつつ意を決して

夜通しで明日の準備にとりかかった



吹き抜ける風が風見の小屋の風車を回す

今日はいつもより多く回っている

風見の小屋は風島の前に造られた風で動かない浮島

この島が風島を繋ぎ止めてどこかへいかないようにある程度の範囲で固定している、それも誰かの魔法だ


「メル、貴女なら来てくれるって思ってたわ」

「ふふふ…分け前はしっかりもらうからね」

「にしても重装備ね、防御魔法具盛りすぎでしょ!」

「怖いもーーーん!!店のなけなしの一級品よ!」


魔力防御リングかさねがけに、防風の指輪

防壁魔法瓶…一級品とはいったが

倉庫から取り出してきた過去に自分でつくった

まだつかえそうなもの程度ではある


「ホウキの準備はいい?風をよんでうまくのらないとたどり着けないからね!」

「う、うん!」


風島は風が暴風のように吹くようになってしまった

それも風島に住み着いた竜巻型魔法生物ギラの仕業だ

風が吹き荒れる中、私とミシェルはホウキにのり

島の周りを風に煽られながら風島を目指し飛ぶ


「ひぇぇっ!昔より風つよすぎるぅー!」

「大丈夫よ、私の後ろについてメル!」

「げっ!ミシェル!風の刃!!きてる!!」


視認できる程の風の塊だ、何個もいくつか飛んでくる

ミシェルがすれすれで軌道を魔法で反らし

私たちの服の裾を掠めていく、ひとつは

私に当たったが防御魔法リング何個が壊れて耐えた


「ひぇぇ!準備してよかったぁ!」

「一個さばけなかったごめん、さぁ出るよ!目!メル一気に上昇して!」

「ホウキぃおねがぁぁぁあい!」


目。吹き荒れる風が無くなる地点そこまでいけば

風島へ上陸できる、私たちは上空へと一気にかけあがる

目に到着、吹き荒れる暴風の音は急にシンーとなる

ただその目もすぐにとじる、風島の着地点へ息もつかないままそのままホウキで不時着するようにのりこんだ

私の反応は少し遅かったのでミシェルが紐でつないでひっぱってくれた


「あーーいたた…な、なんとかついたわね」

「ありがとミシェル…わ、わぁみてよ!ミシェル!」

「驚いた…島の端なのにこんなに風の花が…」


外の暴風のわりに、風の花はゆらゆら揺れている程度

花の色はさまざまで、着地点では黄色が主体だった

数年前にみた時より綺麗な光景だった


「でもここの花はまだ満開じゃないわね」

「うん、奥探してみようよ」

「出来ればギラに見つからないように慎重にいくわよ」

「もしもの時はフォレアお願いね」

「あぁ─わかった」


風島は巨大な浮島だ、ただ複数の浮き島が

集まってできた島、木々が生い茂る島もあれば

洞窟が出来ていたり、水すら流れていることもある

私たちはまず洞窟が出来ている島の穴に入っていった


「メル、ちょっとまってなにか聞こえる」


先頭をきっていたミシェルが私を止める

そっと壁の端から覗いてみたらなにやら見覚えのある

魔法使いたちが、なにかと戦っていた


「あの人たち─!?本泥棒の」

「ロータス、シャンク、アム、あの三ばかも課題挑戦してたのね…」

「あれ、戦ってるのもしかして…!ギラ?!」

「いえ小さい…たぶん幼虫よ」

「幼虫とかいるのあれ!?」


三人と戦っていたのは魔法生物ギラより一回り小さい

竜巻をまとった虫のような生物、もしかしてギラは

この島で子供をつくったのか、魔法生物も増えるのか…


「ミシェルどうする?助ける?」

「うーっ…いえ迂回して他ルートをいきま…」


ミシェルの顔がこわばった、私も何かと思い

ゆっくりと背後をふりかえる

気のせいか虫が口をあけるようなぎちぎちとした音と

なにか気持ち悪い汁が私の肩にふれた


「「き゛ゃあーーーーっ!」」


そこにいたのはギラの幼虫、あっちより

ちょっとでかいの五匹ぐらい

何をかくそう、そもそも私はいや、ミシェルも

虫が大、大嫌いだった!だから昔もなにもできず


最悪!準備はしてても想定とちがうー!

風島の課題は前途多難かも~ぉぉっ!?


つづく

読んでくださり有難うございます!

ばんばんかけて楽しいです

どんどんすすめていきたいですー!

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