【ep3】三人の魔法使い
街島の一区画のひとけのないベンチに座り
図書館からかりてきた魔法剣に関する本を
ぱらぱら探してよむ魔法商売やさんのメル
「うーん、そもそも闇の魔法剣自体の項目がない!」
「我は珍しいみたいだな…」
「ねぇー?火とか水とか風とかはあるけどなぁ」
フォレアと名乗る剣は今は偽装魔法で
首飾りに化けているのでメルの胸元でゆらゆら
揺れながら彼女と話をしているが
その声はメルにしか聞こえていなかった
「独り言だけど…あのこ
魔法剣なんてレアなもの持ってるんですかね?」
「ばか!魔法剣に関する本をあのマジル先生から
借りてったんだぜ!」
「魔法剣あれば今月の課題に有利かもぉ~♪」
その様子を三人の生徒が建物の影から
隠れこっそりみていた
図書館から目立ってしまっていたメルを
変だと思いおいかけてきていたのだった
僧侶のようなおかっぱ金髪少年ロータス
赤髪さかだてドラキュラ的衣装の少年シャンク
茶髪ツインテの背が低い少女アム
三人は一斉に飛び出しメルの前にたちふさがった
「え?なになになに?」
驚くメルをよそに、シャンクがダンっと
足を地面でならすと同時に全員を囲む石の壁が現れた
「ここじゃみない顔だが~?あんた魔法剣をもってるのか!?あるならそれをよこしてもらおーか!」
「言うことは聞いた方がいいですよ、怪我しますから」
「魔法剣くださーい♡」
「なんなのぉ!?」
メルは驚きあとずさる、胸元の首飾りを握りしめ
逃走を考えるが石の壁は完全に塞がっていた
「剣なんてもってないよ!ほら!」
ばささと荷物を全部だす
大体メルが自作した魔法アイテムが地面にちらばる
ロータスは即座に、鑑定魔法を発動した
「驚きました、ほんとに価値がない」
「むむむむっ!むかぁ!」
「おねーちゃん隠してないではやくださない、と!」
アムがメルの首もとに傘のような形をした
杖をつきつけて魔法をぶつけようとした瞬間だった
その場にいる全員が闇の中に包まれ石壁は
なにかに斬られたように瞬時に崩壊
つきつけられた杖は真っ二つになった
「「「なにーーー!?」」」
「ふぉ、フォレア!?」
「さぁ逃げるぞメル」
首飾りに、ひきずられるような形のまま
その場を飛び去ることにメルは成功した
呆然とする三人のもとに騒ぎを聞き付けて人々が
三人もとにかくその場を逃げるように去った
「あはははっ!なにあれ闇!?闇魔法だよねー!?」
「やっべーな!すげぇぞあれ!ほしぃーー!」
「あんなのあったら課題は余裕どころか…試練もいけるんじゃないですか」
「ん?だれかいるぞ!?」
そんな三人の前に立ちはだかる一人の少女
黒の髪を靡かせ、既に魔法陣を伴う魔法が準備されていたそれは竜巻の魔法─
「石壁がみえたからきてみたら、やっぱりあんたら
3バカトリオか!」
「げぇーー!?ミシェル!?」
サイクロンと叫ばれた魔法の風が三人をとらえ
大回転させ目を回し見事に気絶させた
「はぁ、馬鹿はこれだから…てかさっき別で飛んでったの…メルかしら?なんで街に…」
三人を風魔法で運びながらミシェルは学校に戻っていった
~
カランカラン─
自宅の鐘の音をならしながら帰宅
もってきた本を机にばらまく
「ふぇー飛んだ目に遭ったよ、なんなのー」
「我はやはり相当レアなものらしいな」
「ねぇーなんか狙われちゃった、気を付けなきゃ」
首飾りにしていた、フォレアを首からはずして魔法剣の姿に戻しとりあえず一息
「闇の魔法ほんとにすごいねぇ強すぎ!
守ってくれてありがとね!フォレア!」
「それほどでもない」
「ありゃーもしかして照れてるー?ふふふ」
「そっかあれは闇の魔法の力だったのねぇー」
「わぁっ!?」
家の奥から急に声がしてびびってそのへんのものを
ばたばたしてしまう、奥から来たのは
私の友達のミシェルだった
「みみみ、ミシェル!?え?なんで!?てか鍵!?」
「あぁ、ごめん合鍵つくってて」
「えぇえ!?」
「てかメル~この前の刺島から
なーんか隠してると思ったらーなによそれ」
「あいやこれは」
「どうやってレブロンを倒したのかも謎だったし
先生に聞いたら魔法剣の本借りてったっていうし」
「えへへー」
「洗いざらい全部教えなさい!!」
なんかミシェルが凄い怖かったので全部話した
フォレアのこと、魔法剣に記憶がないから調べようとしたこと、今日の街での出来事─
「なるほどあの3バカに狙われたのも納得したわ」
「あの三人知ってるの」
「知ってるも何も、学校の成績悪くて有名」
「けっこうすごい魔法つかってたけどなぁ」
お茶を飲みながらミシェルと借りてきた本を
読みながら談義していた
ミシェルが街で買ってきたお茶菓子のクッキーも
ひろげてなんかちょっとたのしい
「学校の次の試験があるの、風島の課題」
「あっ、もしかして」
「そっしってるでしょ?メルが嫌いなとこだから」
「風島の魔法生物思い出したくないよぉ」
「だから私は考えた─」
ミシェルはお茶を一気に飲み干し立ち上がりいう
「その風島の課題、私と一緒にやらない?メル!」
私の驚きの声が家の中に響く
あぁ、もしかして、しばらく魔法商店はお休みかな?
つづく
読んでいただきありがとうございます!
ちょくちょくかいていこうとおもいます!
前書きかいたほうがいいのかなぁあらすじですかね?




