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フィンスターメル  作者: 月野こめヲ
ソラ編
12/28

【ep12】ソラのお引っ越し

火蛇島の件が片付いたらリリルの正体が

このソラのはるか下層にある魔界のイビルーズだって

マジル先生やミシェルにばれてしまった


それで帝国に、リリルが追われていたから

正体を隠してたのに先生がいうには

帝国が追ってるのは別のイビルーズだって!?


「これは帝国のデータだが、決定的に違うだろ」

「名称不明、悪魔の翼を持つ、顔を隠している少年ですって…」

「少年!?アタシは女のこだよ!?」

「え、じゃあ帝国側の勘違いなの?」


とはいえ深くフードをかぶり顔を隠していたし

気付かれなくても仕方ないのかも

リリルは椅子にどかっと座り項垂れた

私とミシェルは顔を合わせ、困り顔でみあった


「とはいえ、イビルーズはこのソラの全貌を明かすのに重要な存在に代わりはないぞ」

「イビルーズ自体に価値はあるわけですね」

「リリルちゃんが、知ってることとか、貢献してくれるというなら俺が帝国の知り合い通じて君を追われる身から解放はしてやれるよ」


リリルは項垂れたまま、少し考えているようだった

マジル先生はメガレオスから掘り出した

魔光石を取り出し私のほうもみていった


「魔光石のことも俺は聞きたいし、それにメルちゃんの闇の魔法剣についても気になるし帝国で一度情報を集めてどうするかきめてもいいと思うなぁ」

「で、でも急に実験台にされたり!解剖されたり!?」

「そんなんされねぇよぉ~俺が引率するから大丈夫」

「…マジル先生って何者ですか?」

「んー帝国についたら教えてやるよ」


とりあえずフォレア含め4人で1日ゆっくり考えてくれ

といわれ、マジル先生は場を外れ研究室にいった

暫く沈黙がつづく、私もミシェルも取り敢えずリリルの向かいのソファーに座る


「リリル、あなたがいくなら私もついてくわ」

「私達色々と知る必要がありそうだもんね」

「我の情報もリリルの情報も帝国ならあるかもな」

「あぁアタシ、いくよ帝国、自由の身になりたいし」


私達は向かい合って笑いあった

そう魔光石のことフォレアのことイビルーズのこと

このソラを探求することに繋がるとわかった


私は忘れていた気持ちを思い出し始めていた

色々とあるけど、ワクワクしている

この世界を知ることを、私の創造する心が求めている


「ねぇ、ミシェル」

「何?」

「私もやっぱり、フィンスターになりたい!」

「めるちゃーん、いいじゃん!やりなよ」

「ふーん、じゃあこれで友達からライバルね!」

「あはは、うん!」


さあ、いざ帝国といっても帝国はさすがに遠いので

自分の家島を移動させて行くことにした

拠点はあったほうがいいしね

マジル先生とは帝国で待ち合わせることにした


「ここもおさらばか…」


リリルをつれて魔女村の島から飛び立つ

振り向きながらリリルは誰にも聞こえないぐらいに

小さくつぶやいた



まだ明るいソラの中、一時休業していた

私の魔法商店に帰宅した

ドアをあけるやいなや私はソファーに飛び込む

リリルとミシェルは来客用の椅子に座った


「あー久々に家に帰って来た~」

「メルちゃんち、ちょっと3人だと狭くない?」

「そうねぇー私は私の部屋欲しいわ」

「帝国遠いからなぁ~7日間はかかるしねぇ~」


私の魔法商店の島の自宅は確かに私1人用なので

ちょっと3人だと狭い。水場も一つだし。


「メル、判ってるでしょ。私達は魔法使い」

「うん、ないものは創るんだね、私達の家を」

「なんならアタシたちも店やるかー?」

「いいわねぇそれ!」


設計図を広げ、それぞれの希望や案を書き込んでいく

あぁ、なにかを創るのは楽しいものだ

それも皆で造り上げるのはもっともっとたのしい


「共用場所は、皆で料理もできるようにしましょう」

「アタシんとこは草木の部屋にするよ」

「水場は大きくして~みんなで入ろ~」


思い思い描いていく、大体形になった

全体像は三角形の島だ、三角の部屋を4つ創る形にした


「よしこれで!資材の調達しにいきましょ」

「学園の島はまだ移動してないし、そこで買おうよ」

「アタシは留守にして創れるとこ創るよ」

「そだね、まだちょっと出にくいしね」


それぞれの分担をきめリリルを家に置いて

学園ミザールの島にミシェルとほうきで向かう

学園はすぐ上だ


「そういえば、ミシェル。学業はどうするの?」

「遠隔用の分身をおいているから授業にでる時はそれに精神だけ入ってやってるわよ」

「そ、そんな、魔法具があるんだ…凄い」

「学園内限定よ、学園の魔力と繋がる必要があるから」

「へぇ~」


そうこういう内に学園の町についた

相変わらず賑わっている、学生に交じり商業人や

旅の魔法使いなどたくさんいる


「メルは、食糧とか集めておいて、私は学園でとるものとってくるわ」

「わかった、じゃあまた後でね~」


町の入り口で別れ、私は食糧が揃う市場を目指す

その途中、噴水広場でなにやら賑やかな音楽が聞こえた

人々特に子供たちがその場所へ集まっていた


「なんだろー見ていこ!」


人が集まっている合間をぬって、ちょっとだけ見えたが

4人ぐらいの集まりで大道芸をしているようだった

薄めの布で舞う女性とピエロの格好をした人や

巨体の男性と小柄な男性が交互に素早く動き

息のあった魔法で美麗に見せていた


魔法を使ったイリュージョンといったところか

物珍しい使い方に観客も声をあげる


「魔法は創造とはよくいったものだなぁ、こんな使い方もあるんだ。商売として検討の余地あり…だね」

「我はあまり好かないな、あのような薄い布で…」

「え?なにフォレア?」

「いやメル、買い物にいくべきではないか?」

「あっうんそだね」


私がその場を離れようとした時

急に周囲の歓声があがる私は驚いて振り替えったら

ピエロの格好をした人が目の前にいた

どうやら瞬間移動を魅せたらしい


ピエロは軽く私に会釈をすると、私に手を繋いで

ほしいようなジェスチャーをした

たぶん私ごと瞬間移動するのだろう

私に観客たちの目線が集まる


「ま、まぁ少しなら…?」


手をおくと本当に一瞬で噴水広場の中央に

私ごと移動した、観客の歓声がまたあがる

私は照れてれしながらとりあえず、戻ろうとしたが


「ねぇ、君、剣を忘れているよ」

「あっえっ、あっ、どうも…」


ピエロがフォレアを手渡してくれた

私のポッシェに収まっていたものをいつのまに…?

とりあえず壇上をあとにし観客の拍手をあびながら

その場を離れた、ちょっと不思議な体験だった


「…まだそこに眠ってるんだね」


ピエロの呟きは、私は歓声でまったく聞こえなかった



買い物をすませ家に戻るとほぼ完成していた

見覚えのある二人もいた、たしかシャンクとロータス

どうやらミシェルが手伝わせる為連れてきたみたいだ


「あーっ、あなたたちはあの時の」

「お前、メルっていうんだな…ギラんときは世話になったよ、あのときはすまなかった」

「私達はギラ討伐祭の時に貴女に声をかけれなかったんですよ。なんか恥ずかしくて」

「あはは、いいよー」


シャンクは顔をそらした、どうもまだ恥ずかしいようだ

ロータスとは、会釈してミシェルたちのもとへ


「メル、買い物ありがとう」

「あとは共用スペースだね、私も手伝うよ!」


設計図を元に皆で家を創りなおす

結果的に夜まで作業に費やしたが

納得のいくものができあがった!

シャンクとロータスにはお礼の品を渡して

学業に戻ってもらった


新製の家を見ながら私達は満足げだった


「出来上がりだね!」

「うん、いいかんじ。これなら旅も大丈夫ね」

「メルちゃん、名前でもつけるか?」


もうカトレア商店ではない

店は他の地域でも続けるけどもう三人のお店だ


「うん─名前は‘’ブルーム商店‘’にしよう!」

「いいじゃない、早そうだし」

「あぁ、それでアタシも文句ないよ」


三人でニコニコ笑いあいながら

ブルーム商店の完成を祝い、宴をしながら

帝国へ向けて出発だ!

きっとこれがフィンスターへの第一歩!


つづく


読んでいただきありがとうございます!

三人の家ブルームができました!

商売はしつつ、いろんな所へメルはいき

世界をしっていくかんじになります!

ちょっと文字数多くてすみません

次回もはやくかきたいですー

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