【ep11】岩鱗黒炎蛇メガレオス
その巨大な岩蛇は長く
火蛇島の渦巻く炎を取り込んでいく
岩の鱗は黒く、炎を纏い燃え盛る、炎も黒く染まる
蛇はその顔を二本の炎で角を形成した
長い舌をなめまわすようにふりまわす
あまりの大きさと轟音に魔女村の島でも騒ぎになった
魔女村に来ているみなが火蛇島をみて騒いでいた
分校からもその様子は伺えた
「あぁーありゃミシェルたちが、やらかしたか…はぁ」
「マジル先生、あれメガレオスじゃん!」
溜め息をつくこの学校の先生マジル
その隣には傘を武器にもつ小さな少女がいた
学園の生徒の1人アムだ
評価点がたりずここに補修授業できていた
「アム、たぶんアレのメテオが降り注ぐから村を
守るの手伝いなさい。おまえの物理的破壊力がいる」
「補修キャンセルしてくれたらいーよ!」
「はぁ、わかった。とにかくいくぞ」
二人はざわついている村まで走ってむかう
岩鱗黒炎蛇メガレオスの
咆哮がソラに響いた、それと同時に魔女村までも
岩が降り注いできていた
~
「あわわわ!火の岩がばんばんとんでくるぅー!」
「避けるのが…精一杯っ!ねっ!」
「どうするミシェルちゃん!!」
メガレオスが放つ火炎の岩は絶え間なく
こちらを狙い続ける、攻撃する間もない
防御回避が精いっぱいだった
「残りの創造力も少ないけど
なんとか私とリリルの混合魔法で道をつくる!
あとはフォレアくんに頼るしか!」
「うん!そうしよう!」
岩石を避けながらリリルとミシェルは風、土、炎、雷の属性をおりまぜる、私はフォレアを構えながら
岩石を避け、空を駆けメガレオスへと向かう
向かってきているのがわかったのか舌をのばし
こちらを捕らえようとしてきた
それを雷のような炎が迸り、はたきおとした
「ありがとう!ミシェル!」
「メル!まだ!前見て!!」
メガレオスの複数の炎を纏う尾が
私達全員をねらって振り下ろされていた
「メルちゃん、アタシたちに構わずまっすぐいって!」
ミシェルが手伝い、リリルの混合魔法、土と風で
竜巻の外は岩で防御し、中を疾走する
メガレオスの眼中、目の前まできた!
「フォレア!」
「切断せよ─斬空剣っ!!」
フォレアの放った闇魔法による轟音が鳴り響く
あたりには闇の粒子が飛び散る
リリルもミシェルも私も倒したと思い、創造力切れで
頭がフラフラになりかけている
いまさら気付いたが、フォレアを使うとしっかり私の
創造力が使われるらしい
「倒した…?」
「メル…、だめだ何かに力を阻まれた」
「えっ!?」
目の前にはメガレオスの頭部の岩石が砕けてはいたが
その中にはどす黒く光を全て吸収したような石があった
「これ!?魔光石!?」
「我の闇魔法を吸収している…」
周囲に浮いていた闇の粒子がその石に集まると
メガレオスの破損した頭部が瞬時に回復し
また炎をまとった、メガレオスの叫び声で空気が震える
ふらふらだった私達はその衝撃に耐えれず
ふらふらしながら島の地におりその場にたおれこんだ
「もう…だめかも~こんなの無理…」
「め、目が回るわ…魔法使いすぎた…」
「もう寝たい」
メガレオスは岩石をいくつか固めて巨大な岩塊にした
それを私達の上空から落とそうとしている
血の気が引いた、死を覚悟するものだった
あんなのくらったらぺちゃんこだ
巨大な岩石は無慈悲に私達にむけておとされた
「や、やだよ!だれか…!助けて…!」
が消えてなくなった
正確には無数の小さな物体が岩を全て粉々に砕いた
「はぁ~間に合った、と」
「細かいのはアムにおまかせ~!」
「ま、マジル先生、それにアムちゃん!」
マジル先生が私達の前にいつのまにかいた
あとアムちゃんも、傘型の杖を開き細かく降り注ぐ石を
全て的確に魔法弾で消していた
「研究対象だから生かしてたけどよぉ~生徒が危険じゃ仕方ない、とりあえず一回消滅しとけメガレオス」
そういうとマジル先生は瞬時に魔法陣を描いた
水の泡が、どこからともなく発生し集まっていく
ありえないほどの水量がメガレオスの頭上に現れた
その水は雷を纏う、メガレオスもそれにむかい攻撃をしかけるが全て貫通するだけだった
「轟け、ライジング・レイニードル」
豪雨いやもはや滝といわんばかりの水の刺がメガレオスを突き刺し続け纏っていた黒炎を消し去り再生の間もなく、メガレオスの体は粉々にくだけ散った
私は朦朧とする頭でその様子を見て安堵して
そのまま目を閉じた
~
小鳥の声が聞こえる、爽やかな目覚めーじゃない
「うぅーまだ頭がズキズキするぅ!」
「フォレア君の創造力の消費量凄いみたいねぇ…」
「すまない」
「そ、そんな謝ることじゃないよ!」
目が覚めたらミシェルと私はベッドの上だった
どうやら分校内の休憩室だった
マジル先生が連れてきてくれたんだろう
「あ、あれ?リリルは?」
「マジル先生がなにか連れていったわ、話があるとか」
「えっ!?私達もいこ!ミシェル!」
「ちょ、ちょっとなにそんな慌てて!」
マジル先生もしかしてリリルの正体に気付いたんじゃ
私は焦ってミシェルの手を引き、職務室に急いだ
「マジル先生!リリルは!あの!」
「あぁおはようメルちゃん、君は知ってたんだな?」
「あっ…リリル、なにその黒い翼…」
そこには紋様も顕にしイビルーズ特有の翼もだしてしまっている魔法の鎖で縛られているリリルと
マジル先生がいた
ミシェルは唖然としていた、空気が固まる
「さぁて、まさかお尋ね者のイビルーズさんがこんなところにいるなんてなぁ。どうしたもんか…」
「あ、あのリリルは悪い人じゃないです!いままでずっとこのソラで孤独で!故郷に帰りたいだけなの!」
「メル…あんた知ってて黙ってたの?」
「ご、ごめんミシェル…」
ミシェルと顔を合わせられない、怒ってる…よね
私もそれ以上言葉をだせなかった
「二人が険悪にならんでもいーだろ、落ち着けよ~。
この娘、魔光石妙に食いついて見てたからなぁかまかけたらビンゴだっただけだ」
「先生!でもその娘は帝国が追ってる存在で!魔界カースからきたイビルーズですよ!」
「そりゃ判ってる。んで調べたんだが…」
マジル先生はリリルの拘束をといて
なにやら資料を広げていった
「帝国が追いたいイビルーズと、リリルちゃん違うっぽいんだよなぁ~」
「え?」「うん?」「はぁ?」
私達三人とも、素っ頓狂な声をあげた
違うってどういうこと~?
つづく
読んで頂きありがとうございます!
大人の魔法使いは基本的に結構強い感じです
読み仮名がうてるの知らなかったので
なんか使ってみてます、いー機能ですねこれ。
次回もお楽しみに!




