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侯爵令嬢に婚約破棄を告げて国外追放した結果

作者: 箱崎裕治

6月の学園の卒業記念パーティーの始まる寸前に舞台に上がったクルス王子が婚約者のクレア・マクダエル侯爵令嬢を舞台前に呼び出しました。

「クレアよ、アルス王国の王子である私の婚約者でありながら夏の社交を一切放置して領地で遊びほうける貴様など許せん」

「私は別に遊んでなど居ません。豊作の祈りをして回って居るために社交をしている暇が無いだけです」

我がマクダエル侯爵家の領地は不毛な大地な為に3歳の頃から今は亡き母に話して豊作の祈りのお陰でアルス王国の必須な量以上の豊作が続く為に今では他国に麦を売却するくらいに麦が余って他の領地が麦の作付けをやめた程です。

「貴様の祈りで豊作が続くなどありえぬわ。社交を放置する様な妻はいらぬ。婚約破棄の上に国外追放をするので3日以内にアルス王国から出ていけば命だけは許してやる」

「分かりました。婚約破棄と国外追放を受け入れます」

そう言うと会場を後にするとクルス王子と側近たちが慌てますが我が家の馬車で帰宅をします。

その頃クルス王子は私の義妹のカトレアを新たな婚約者にすると発表すると同時に子供が出来た事を発表してパーティーを始めさせます。

帰宅すると家族が誰も居ないのを良いことに家を出る準備をします。

マクダエル家直系の血筋でないと開けられない宝物庫に納められている家宝を全てアイテムボックスに収納した後に私物も収納するとクレア商会に向かいます。

そして商会長を任せているウィルに各部門に王室御用達の看板を返上して速やかに全部門をメルキア帝国に移設させる様に命じます。

その後は銀行に向かいマクダエル家の貯蓄を私の口座に振り込みます。

銀行はメルキア帝国資本の為にクルス王子と言えど手は出せないのでマクダエル家の貯蓄は無くなりました。

そして帰宅すると領地の地下資源の豊富な地へ転移して大地の勇者の力で資源を採掘しつくします。

その後は愛馬に跨りメルキア帝国を目指します。

今は亡き母にしか告げて居ませんが私は前世の記憶と能力を持ったまま転生した人間であり、前世は

異世界召喚された大地の勇者で魔王を倒して元の世界に帰って死ぬまで生活した女性だと言う事です。

持っている能力は無限大のアイテムボックスと大地を操作する能力です。

マクダエル家から産出する金や銀に宝石は鉱山を掘るのでは無く私が大地を操作して産出していた物で今日で採掘しつくしました。

またマクダエル領は麦の国内需要の2倍を生産する土地ですがこれは3歳になって力を操れる様になった私が不毛な大地を操作して毎年豊かな大地にしていたからです。

そして今年の収穫した麦は全て私のアイテムボックスの中です。

これにより、マクダエル家は資産が無い上に今後も今迄の様に豊富な税金が手に入らない事になりました。

アルス王国が気づいた頃には私はメルキア帝国で祖父母の力を借りて爵位と領地を買い取り開発を進めていますし、クレア商会はメルキア帝国に本拠地を移しています。

その為にアルス王国は今年度の麦の生産量が必要量の1割しか無く、備蓄の麦を放出しても足りないのでメルキア帝国を通してクレア商会から高値で買い集めて何とか需要を満たしました。

しかし翌年には鉱物のインゴットを扱っていたクレア商会が無くなった為に鉱物は不足した上にマクダエル家の領地で麦が全く発芽すらしないために国内の需要が満たせず、豊富な税金を収めていたクレア商会が無くなった為に国外から輸入もできずに飢饉になってしまい国が崩壊してしまい、王家は勿論貴族も飢えた民に殺害されてメルキア帝国の一部になりました。

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― 新着の感想 ―
民のことは丸無視なのですね…
文章の合間に句読点がないので読み辛いです。
安売りで商店街潰す敵対的買収みたいに意図もなく、純粋な善意であったなら 先を読もうとしない強者に振り回される世界ってことで今後の帝国も明るいとは言えないかな。 また、マクダエル領の農民について、 「…
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